2009年04月12日

全国のワナビに捧ぐ『俺の妹がこんなに可愛いわけがないB』

 作業が詰まったところで、気分を切り替えようと読んでみたのですが――今までで一番面白かったっ!!

 伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがないB』(電撃文庫)

 1巻発売時には「タイトルと表紙絵の時点で勝ち組すぎる」「自分が読まなくても勝手に売れるだろう(応援すれば売れるというわけでもないですけど)」と思い、一旦スルー。
 しかし内容も充分に面白いという話が伝わり、さらにラノベサイト以外でも爆発的に話題が広まったことから、慌てて買いに走ったものでした。
 ほら、周りが楽しそうに話してると、輪に入りたくなるじゃないですか。

 で、実際に面白かったからこそ、1・2巻ともに、買ってすぐに読み、今回もすぐに手をつけたわけなんですが――
 うん、これまでで最大の満足感。
 今まで僅かに引っ掛かっていた部分も、ストンと落ち着いた感じですし。

 特に第四章は、大いに楽しめました!
 劇中にライトノベル編集部を登場させたため、出版前はかなり揉めたという話ですが……そんなにギリギリな内容、かなあ?
 名刺の使い分けや「拾い上げ」は普通に想定の範囲内ですし。
 「拾い上げ」については、関係者が明言する前から、幾人かの作家さんがデビューする経緯を見て、「そんな感じのものがあるんだろうな」と思ってました。
 ボツにされた箇所を聞かないことには断言できませんが、電撃文庫編集部が思っている以上に「表に出しても良い話」は多いんじゃないかな……なんて。
 まあ、実際にボツにされた「ムカつく編集者の例」(かーずさんのインタビュー記事後編参照)なんかは、採用するデメリットの方が大きいかもしれませんが(^^;

 編集さんのダメ出しの内容も、容赦がないのは確かだけれども、特に酷いとは思いませんでした。そりゃ、あれくらいは言われるよねえ……と。
 いや、実際に言われたらキツいと思いますよ?
 でもこういう光景は見せといて正解だと思います。
 
 また、それら編集部の内実以上に、黒猫と京介の心中の吐露には心を揺り動かされました。
 
 ほら、わたし、凡人ですから。
 自分に創作者としての才能はないと思ってますから。
 まあ、プロの作家になりたいと思ったことすらありませんから、黒猫など、ワナビの人たちほどの苦悩を味わったことがあるわけではありません。
 (そんな人間がなんで同人活動をやっているのかといえば、このジャンルが好きだからです。少しでも盛り上がってほしいからです。先人への恩もありますしね。わたしが上手かろうが下手だろうが関係ないのです)
 それでも一応、一太郎を起動してうんうん唸っている人間としては――理想的な文章表現を見た時に、羨望や嫉妬という感情に襲われることはあるわけです。読書を中断して頭を抱えてしまうこともあります。
 だから、いくらか方向性が違うとはいえ、黒猫の言葉は無視できない。

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2009年03月23日

百合度は上がる一方『乙女革命アヤメの!2』

 まったく同じ美しい顔が二つ並んでるってのは、絵になるもんですねえ。
 願わくばその絵に入りたい。

 志茂文彦『乙女革命アヤメの!2』(MF文庫J)

 目覚めると見知らぬ美少女になっていることに気付いた、記憶喪失の主人公。自分が誰なのか――男だったのか女だったのかすらわからない彼女の現在の容姿は、何故か花時雨学院のアイドルにして、学院の支配を目論む腹黒少女・佳代花姫子に瓜二つ。
 姫子によって「アヤメ」という名前を与えられた主人公は、彼女の影武者としていいように利用されるのですが……
 はい、1巻感想はこちら

 そして2巻を読み、わかった事実はといえば――
 殆どないね!(笑)
 TSかどうかは今回も不明のままです。
 姫子に言わせれば「たぶん以前も10代の女の子だっただろう」。
 アヤメの方は「もしかしたら男だったかもしれない」。
 当人たちはこのぐらいの意識です。
 真実を知っているらしい謎の少女も出てくるのですが、なんと情報公開を先送りすると宣言されてしまいました。
 ……待てよ。もしかして本が売れれば売れるほど先送りになるんじゃあ<嫌な指摘をするな

 まあ、一応望みは(薄いながらも)あるということで、カテゴリ移動は保留ですね。
 しかし元男だったら妬ましくもあります。
 とても心地良さそうな環境じゃないですか。あんな美少女と瓜二つになったうえに、いつも近くにいてしょっちゅうベタベタできるなんて。
 ……普段のアレな発言も本心ですけど、わたしは百合属性もあるんですよぉ。
 ああ、ベッドで姫子に優しく抱かれたり、たっぷり啼かされたりしてみたいですねえ。
 (↑姫子にお仕置きされそうな紛らわしい表現)

 アヤメの謎も学院の謎も殆ど明かされない中、今回動きがあったのは主に人間関係周りですね。
 「春日アヤメ」として堂々と学院に通えるようになったことから、姫子以外との関わり合いもぐっと増えています。新キャラが登場したり、以前脇役だった子がメインに乗り出してきたりで。
 わたしの一番のお気に入りは、お約束なツンデレツインテール(ただしデレ度高め)な蜂須賀樹里亜さんです。まあ、わたしはツン度9割なキャラとかが好きだったりするんですが、こうもわかりやすい可愛らしさを振り撒かれれば、頬も揺るみます。どんだけ姫子ラヴなんだと。
 けどこの娘、姫子とアヤメのすり替わりの被害を一番受けてるんじゃないだろうか(笑)

2009年03月11日

女子ラクロスで青春!『バガタウェイ』

 新カテゴリとして「その他読書日記」を設置しましたー。
 TS・女装モノ以外の漫画・小説の話題はここで書こうかと。
 いや、別にTS系以外の本の話題をしちゃいけないわけもなかったんですけど、やっぱ紛らわしいですし、かといって毎回断り入れるのもなー……とか考えてる間に
「『戦闘城砦マスラヲ』最終巻は本気で感動した! 早くも今年のベスト5確定だ! ていうか、ノリで書きながら細かい伏線まで全部回収するってどんな神業だよ!」
 とか
「『ベン・トー』3巻になっても、まだ馬鹿さと熱さと勢いが衰えないとは……凄い!」
 とか
「漫画版『春期限定いちごタルト事件 後編』の、小佐内さんの凶相は理想的っ!」
 とか書きそびれてきたもんで。カテゴリ用意しちゃえば書きやすくなるだろう、と。
 とゆーわけで、TS(&近隣妄想)とは関係ない本のことも断り抜きで書くので、記事カテゴリに注意されたしー。


 で、こんな前置きをしてでも記事を書きたくなったのは、古日向いろはさんの『バガタウェイ』(ブレイドコミックス)を読んだからだっ!

「俺達がやっているラクロスも普及し始めてまだ20年の若いスポーツだから 土台を作っている段階なんだ
 つまりキミと同じ 新しい世界に一歩踏みだした 青春を迎えたばかりなんだよ」

 という台詞には、ちょっとじんと来てしまった……。
 
 以前にも何度か名前出してますけど、わたしは佐々原史緒さんの『暴風ガールズファイト』(ファミ通文庫)が大好きな人間でして、それを読んで女子ラクロスに興味を持ったのです。
 しかし、「暴風」の売り上げが振るわず、続きが出ないことで、ラクロス分に飢えた日々が続きまして……
 うん、そりゃあね、ラノベでスポ根作品をヒットさせるのは非常に困難。ジャンプでもどんどん打ち切られる。しかもマイナースポーツとあっては、創作に挑戦してくれる人間はどれだけいるのよって話です。ええもう、作中にちょっと出てきただけで反応しますよ。

 となれば、オビに「地上最速の格闘球技…その名はラクロス!!!」と書かれた『バガタウェイ』の表紙に飛びつくのは当然っ!
 華麗にして苛烈な女子ラクロスを漫画で拝めるなんて、願ってもないことですからね。

 そして、内容は期待通りに素晴らしいものでした。
 表紙とオビの情報から抱いた印象は間違いではなかったっ。
 いやあ、元気少女とラクロスの相性が実に良いということを、あらためて実感しましたね。
 五十嵐千果しかり。空木雫しかり。あー団長も大事だよなあ。
 バカなぐらいの勢いを持って走り回る少女達の姿は、とっても魅力的です。

 また、一長一短な各々の能力を補いあう、チーム競技としての描写も良い。
 特にロク先輩の気配りとか。運動の苦手だった人間としては、こういうのってなんだか嬉しくなります。

 それにしても……バランス良い漫画ですね〜。
 マイナースポーツ作品の常として、ルールやテクニックの説明が必須ってのがあるじゃないですか。サッカー漫画でオフサイドの説明なんて要りませんけど、ラクロスならフリー・スペース・トゥ・ゴールの説明が要る。けどその辺も、漫画としての魅力を失わないように巧く組み込んであります。

 あとバランスといえば、主人公の能力とかもですね。
 スポーツ漫画で、主人公が「初心者らしからぬ初心者」なことはよくあります。パシリを高速でこなすために、人並み外れた駿足になってたりとか。アキバまで片道45km、毎週ママチャリで通ってたことで高回転走登が得意になってたりとか。
 こういう設定は、主人公の魅力を高めたり、物語のテンポを良くする効果があります。才能のカケラもないドシロートが人並みになるまでをじっくり描いてたら、連載続けられませんしね。けど、やりすぎると読者は醒めてしまうわけで、さじ加減は悩ましいところかもしれません。
 で、『バガタウェイ』の主人公・空木雫も、やはり初心者らしからぬ才能を見せるのですが……そのことに対する作中での処理が、なかなか上手かったんじゃないかなあと思うのです。
 特に「やられたな」と思ったのが143ページ。こんな風にオチをつけてくれるとは、いやあナイスです(^^)


 わたしはラクロスをやっていたわけではないので、実際の競技者がどういう感想を抱くのかまではわかりません。
 しかし、『暴風ガールズファイト』のように創作物からラクロスに引き寄せられた人間になら、必ず満足いただけるはず! 勿論、ラクロスを知らない人にも!
 自信を持ってオススメします。

 ……とりあえず、大手サイト管理人さん二人に買わせることには成功したので、売り上げにはそれなりの影響を及ぼせるはず(ニタリ)
 この調子で応援しますぞお〜。

 あと、『バガタウェイ』を読んだ後に『暴風ガールズファイト』に入るのもアリだと思いますぞー。頭の中にビジュアルイメージがあれば、一層楽しめるはず!

2009年02月11日

ロボ娘にされたいかー! おー!

 擬体モノのTSも好きなんですよ〜。
 事故で身体が使い物にならなくなったとかで、機械の(当然女性型の)身体にされちゃうようなお話です。
 記憶を電子脳にインストールする場合とか、脳を移植する場合とか、多少の違いはあると思いますけど。
 
 で、普通の人間には出来ないようなことが出来たりとか、その一方で、人間らしい生活がある程度奪われてしまったりとか。
 布団ではなく専用の機器に接続された状態で寝なければいけなかったりとか。
 普通の食事は摂れなかったりとか。
 記憶なり発声機能なりにロックがかけられて、一部の発言を制限されてしまったりとか。
 凄く機械的な状態報告が、口から勝手に流れてしまったりとか。
 身体のコントロール権を、他人にある程度握られて、不本意な行動を取らされてしまったりとか。
 口調を強制的に変換されてしまったりとか。
 一時的に感情や人格設定を弄られてしまったりとか。
 そういう方法で無理矢理屈服させられて、性的な奉仕を強要されたりとか。
 しかも頑丈なのをいいことに、乱暴に扱われてしまったりとか。
 されてみたいと思いませんか! ねえ?

 ――え? 「誰かがそういう目に遭っているのを見ている方が楽しい」?
 残念だよ諸君。


 ……まあそんな具合に、「ロボこにされて、ある程度人権蹂躙されてみたい」というアレな願望を抱いているわたしに、変た――友人が一冊の漫画を薦めてくれました。
 中島零『ぴことぴけ』(ガムコミックス)
 (良いのかっ?! こんな文脈で紹介してっ)
 この作品はTSではないんですけどね。でも「ロボこにされた人間」の描き方が、もう素ン晴らしかったのですよ〜っ!
 ものすっっごくツボでした。電車の中でなければ、声上げて転げまわるぐらいに(^^;
 「機械の身体」の利点と制約とか。
 「人間の可愛い女の子」に限りなく近い容姿でありながら、やっぱり機械らしいパーツが意図的に付けられているところとか。
 個人的には、あの瞳! ヒトらしからぬあの瞳!
 ゾクゾクきちゃいました。
 ああ、あんな身体にされたいなあ……。

 『ぴことぴけ』の主人公、ぴこ(元・鏑木璃子)は結構大事にされてますんで、わたしの妄想後半みたいな非道いことにはなりませんけどね。
 設定がしっかりしているものだから、普通に読んで楽しむだけでなく、妄想の土台としても、あまりにも理想的な漫画なのでした。

 いや、うん、素直に読んでくださって良いんですからね。素直に読んでくださって。変態の妄言はお気になさらずに。

2008年11月27日

『乙女革命アヤメの!』

 志茂文彦『乙女革命アヤメの!』(MF文庫J)

 腹黒い女の子は好きですか?
 わたしは大好きです!
 ……が、それは置いといて。
 なんと、1巻の最後まで読み終わっても、TSかどうかわかりませんでしたーーーーっ!(爆)

 主人公が目を覚ますと、自分が制服を着た超絶な美少女になっていることに気付きます。
 目の前にあった窓にはメッセージが(以下括弧内引用)。
「これはね、あなたへの罰!
 あなたはかつて、人の心をもてあそび、あなたを愛した人を利用し、裏切り、大勢の優しい人を傷つけたの。
 ここはあなたの煉獄ってわけ。罪を償い、赦されるまでは、そのままでいなくちゃダメよ。」
 こんなことを言われるのは男じゃないかなあ……と思いながら読み始めたのですが、いかんせん記憶を奪われている主人公。当人も、自分がかつて男であったか女であったかすらわからないのです。読者には確信できようはずがありません。
 女の子の前で服を脱ぐのを恥ずかしがったり、体育前の着替えにどぎまぎしたりしてますから、生まれついての女ではないんじゃないか、とも思ってしまうのですがー。
 
 あ、主人公が放り込まれたのは全寮制のお嬢様学校です。百合ん百合んです。実に男性読者好みな、ふぁんたじーな女子校です。
 甘甘空間追体験にはもってこいです。
 主人公が元男か女かはわかりませんが、「きっと元男なんだ」と思って読めば幸せでしょう(笑)
 「可愛い女の子になって女子校で「ごきげんよう、お姉様」とか言ってみたい」と思ってる貴方は、是非とも主人公と替わりたくなることうけあい。

 なんというか、とことん「汚いものがない」作品世界でして、本気でいかがわしいシーンなんかはありません。ないんですが、淫靡です。思わずにやけるソフトな淫靡。
 姫子(主人公と同じ容姿の、学園のアイドル。ただし腹黒)に虐められるのは快感になりそうです。というか、そんな酷いことはしてませんし。
 主人公は否定的でしたけど、姫子みたいに美しくて才能溢れる人にたぶらかされるのって、それはそれで幸せなんじゃないですかねえ。
 騙されるのも権利っす。わたしだって夢見させてほしいですよぅ。

 ……とまあ、ついつい桃色空間に浸りたくなる作品でした。
 しかし、終盤を読んだ印象だと、主人公はもしかして……。いやいや、ここは実際に読んで判断してもらいましょう。
 そして、2巻も買ってみるしかないんでしょうなあっ! 思いっきり続いてるもんなあっ!(汗)

2008年08月05日

地獄への道は、ふらんの善意で(略)

 木々津克久さんの『フランケン・ふらん』(チャンピオンREDコミックス)。
 TSには1巻で掠ってる程度なのですが、中毒的なまでに好きな漫画なので、カテゴリ「日記」で書いてしまおうと思ったり。
 これの2巻が出るのは随分楽しみに待ったものですよ。異形好きな人たちの噂を聞いて1巻を買ってから、何度読み返したか知れませんしね。
(そうえいば、石山さんもこの漫画が大好きでしたね)

 1巻裏表紙の、イモムシ少女や歩く生首を見て惹かれたら買い。逆に、ここで引いてしまったら全力で回避を推奨。
 グロ耐性の低い人には到底薦められません。……まあ、個人的には、そんなにグロいとは思ってないんですけどね。笑わせることを前提に描いているせいか、気持ち悪さを感じませんもの。わたしは近所で評判のケーキを食べながら2巻読んでました(^^;
 小説にたとえるなら、ホラー&ハードSF作家の小林泰三作品が好きな人には向いてるんじゃないかと。
 「Ep.7/HOLD ME TIGHT」なんかは話の運びも含めて小林泰三ファン向けだと思うんですが、どうですかね。わたしはもう、この回が大好きで。

 TS目的で買うと(多くの人は)痛い目を見ると思いますが、もし買ったのなら絶対にカバー下のオマケ漫画まで読むこと。
 爆笑必至です。

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2008年03月17日

『チキタ★GUGU』完結

TONOさんの『チキタ★GUGU』(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス・朝日ソノラマ)、8巻で無事完結。
じんと来る話だったなあ……
朝日ソノラマ消滅の報を聞いた時には一瞬不安になりましたが、人気作ということもあってか「最後まで出す」と保証されていて、ホッとしたもんです。

人喰い妖怪の間に伝わる「不味い人間は、100年育てると美味になる」という噂
これを実践しようとする妖怪ラー・ラム・デラルと、その飼育対象となった「不味い人間」の少年チキタ・グーグー。
この二人(?)を中心とした不思議な雰囲気の物語、好きだったんですよねえ。
主人公の少年が食物連鎖の頂点から転げ落ちてることもあって、生死に絡んだ面白い遣り取りが見られますし。
潰した蜜柑を指して「この子の絶叫が、聞こえた?」は名言。

ちなみに、人喰い妖怪のラーは変幻自在で、若い娘の姿やら美青年やら子供やらクマやらに化けられるんですが、別にそこがTS魂を刺激したとかいうことはないです(^^;

TONOさんの作品で目を引くトランス要素といったら、むしろ異性装キャラの多さでしょうね。
『チキタ★GUGU』においても、主人公に敵意を抱いている青年が美しい女装姿で登場。他に男装キャラもいますし、『カルバニア物語』(Charaコミックス)の主役は男装の麗人。脇役の小さな男の子も女装させられることがあり、これがまた似合っています。
何と言っても魅力的なのは、『博士の魚たち+薫さんの帰郷』(ソノラマコミック文庫)に収録されている、とある短編――ネタバレになるので題名は伏せますが――に登場する女装美少年ですね! 確かにbefore←→afterの顔立ちは同じなのですが、演技をしていることもあって印象のギャップが大きく、かつ女装状態が可愛らしいったらないので、何度でも眺めたくなります(^^

あと、人外がちょくちょく登場するのも嬉しかったり。

それらの趣味的な要素を抜きにしても、TONOさんの作品は凄く魅力的なんですけどね。
一見いいかげんそうな世界観なのに、人間の描き方は丁寧で、ちょっと考えさせられたり、ブラックな展開が隠れていたりします。
ただ問題なのが、掲載誌がことごとくマイナーということで……
特にオススメな王室コメディ『カルバニア物語』にしても、BL誌で連載されているので、男性の多くは見たこともないでしょうなあ。小さい書店では単行本の入荷数も少なく、逆に濃い書店では別のフロアに隔離されてしまいます。
わたしなんぞは、BL誌掲載作品にも傑作があることを知っているので(そもそも抵抗がないので)、そういうコーナーにも平気で足を運ぶんですが、そうでない人の方が多いでしょう。漫画を熱心に読む男性でもTONO作品に出会う機会がなかなかないことを思うと……
ああ、なんて勿体無い。
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