2008年05月25日

『ふたかた』

今月創刊された新ライトノベルレーベル「一迅社文庫」。
その第一陣に、「あの」わかつきひかるさんの新作があると聞いては、買わないわけにはいきません。

というわけで、忙しい中でもついつい読んでしまいましたよ『ふたかた』。
「事故死したはずの美少女・瑞希が学校に登校!? と思いきや、それは双子の弟である高志が、取り憑いた瑞希によって女装させられた姿で――」
という具合の女装少年モノなんですが……いや、カラー口絵から吹きましたねえ。
なにせ「こんな可愛い子が女の子のはずがない!!」ですもん(笑)
言っちゃった! 言っちゃったよこのフレーズをっ!
まあ文末は変えてるんですけど、まさかストレートにこれを使ってくるとは(^^;
タイトルもイラストも良い感じですし、これはアピール度高いかも。

本編もかなり面白かったです。
高志が意識のない隙に姉が勝手に女装してしまい、慌てふためくことになったり。乖離性同一性障害扱いされてしまったり。その情報すら、伝言ゲーム化した連絡網によって正しく伝わらず、全校生徒にきゃいきゃい騒がれるハメになってしまったり。
この辺のドタバタ具合が実に楽しくて……『AKUMAで少女』と比べても、かなり上手いんじゃなかろうかっ!?
仕上がれば可愛くなるんですけど、女装の過程では結構てこずってる描写なんかは、流石女性作家といったところですかね。
こういうのは貴重なんで面白いと思いましたよ。
パッドのくだりはゾクゾクしましたねえ。大堀さんGJです(^^

一般層の反応が気になったので見てみますと――
「今日もだらだら、読書日記」
目に留まったのが、「高志の裸を見たときの瑞希の、アレに対する反応が壮絶でしたよね。いろんな意味で」などの、リアル志向な描写への反応。
ああ、そうか……普通の人はこう反応するんだ……
わたしは軽く笑いながら読んでたところですからね。メンタルの差が出てますなあ。
でも、大筋は納得です。確かに、主に男性ライトノベル読者はこういう感想になるかと。
(追記:上記のブログの著者は女性の方です。しかし、そうであるからこそ、一般男性はわたしの感性なぞよりもそちらを参考にした方が良いと思われます(^^;)

ところで、この作品、TV(トランスヴェスタイト)という言葉が出てくるんですよね。
この用語、ラノベ業界で使われるのは初めてじゃないでしょうか。
TS界では、意図的に女装モノをTS作品と同列に扱うことがあるんですが、まあそれはアリだと思います。
わたし自身、どちらも好んで読みますしね。
ただ、ラノベ界などでは無自覚にいっしょくたにされてることがありまして……
「異性装もTSと一緒だよね!」と本気で考えられてるとしたら、それはちょっとどうよ、と思うところはあったわけです。
明らかな違いがあるわけでして……まあ、その辺の拘りは省略しますが。
(同人創作分野では、女装少年系の方たちは純TS系の人間に比べて相当頑張っていらっしゃいますし、勝手にこっちに吸収するような扱いをされてしまうと、微妙に後ろめたいといいますかー)
今回、異性装を指す用語が登場したことに、ちょっとホっとしてしまったのでした(^^;
posted by nekome at 10:55| Comment(4) | TrackBack(1) | 女装関連

2008年04月16日

ようやく「女装パラダイス」in TGC

よ〜やく『学校へ行こう!MAX』で女装パラダイスin「東京ガールズコレクション」の映像が放送されましたよ。番組改変期を挟んだとはいえ、いくらなんでも引っ張りすぎじゃないのかTBS……
開催されたのひと月前よ? もう旬の話題じゃないですってばさ。

ともかく、ちゃんと観させていただきました。
あ、なんとなく書くタイミングを逃してましたけど、後から選ばれた3人、竹内力君、岩田樹君、日高亮平君については、特に異論なしです。わたしが推してた子は落ちちゃいましたが……
亮平君は特に可愛い顔してましたから、選ばれると思ってましたしねー。
あとの二人は身長があるから、モデルっぽいことやらせるのに向いてるかな、とも思いましたし。

さて本番。
やはり児玉健太郎君は、他の子と一味違いますよね〜。表情といい動きといい、凄い余裕っぷり(^^;
というかこの子、カメラが自分に向いてない時にも女の子っぽい立ち方してますもんね。やっぱ普段からああいう感じなんでしょうなあ。……学校でどうしてるのか、凄く見てみたいデスヨ?
あと、なんで身体の線があんなに自然なのか。
女装の失敗例に「不自然なほどの巨乳にする」というものがあるそうですけど、健太郎君はその点も、全然問題なし。あれ、スタッフじゃなくて本人がサイズ決めてるって言われても驚けませんね。
あー……ハグしたいなあ(爆)

スタジオではわかり難かったですけど、亮平君は背も小さめで、さらに可愛い印象。大きめの口に、濃い目の口紅がよく似合います。
歩き方がぎこちないのも愛嬌ということで。健太郎君のが普通じゃないんです(笑)
樹君は、やはり笑顔になった時にその魅力を発揮しますね。

う〜ん、待たされ過ぎたことと、「一大イベントへの参加」自体が目玉だったためか、特に目新しい驚きなどはありませんでしたね。
(だから、池野透大君には着物以外も着せろというに…… 本人嫌になっちゃいませんかね)
本物のモデルさんたちのリアクションにしても、どこまで素なのか疑問ですし。

まあ、あらためて健太郎君の恐ろしさを思い知ったということで(^^


ところで、「女装パラダイス」&出演者名1人でググると、このブログが1ページ目に来ちゃうんですよね(汗)
どうりで、検索経由で来る方が絶えないわけだ……
そして、他の記事を見てドン引きするんでしょうなあ(笑)
posted by nekome at 20:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 女装関連

2008年04月07日

『しゅごキャラ!』第25話

昨日の朝の放送(愛知の場合)で、とうとうアニメ版『しゅごキャラ!』にも爆弾投下っ。

ガーディアンの一員で、クイーンズチェア。
おしとやかな喋り方に、いかにも女の子らしい服装、日本舞踊まで習っているという、まさに「大和撫子」な藤咲なでしこさん。
彼女の描かれ方には、序盤のうちから引っ掛かるところがあったんですよね〜。
なにしろ、普段はあれだけしとやかな言動なのに、なりたい自分の現れである「しゅごキャラ」の力を引き出す「キャラチェンジ」を使った途端、薙刀振り回して「おんどりゃあああああ!!」ですからねえ。
こ、この猛々しい姿が「なりたい自分」? な、何故……と(^^;
しかも、普通に考えると、しゅごキャラが普段から猛々しくないとおかしいんですが、なでしこさんの「手鞠」はしゅごキャラのくせに猫を被っているんです。
この捻れは何……?と思っていたのですよ。

まあそんな話をしたところ、原作を読んでいる人間から「理由はあるけど、ネタバレ度高し。放送されるまで待つべし」と教えられましてね、あえて原作を一切読まずにこの日を迎えたわけですっ。
だいたい予想はついていたのですが……

はい、予想通り! なでしこさん、実は男の子でしたねっ!!
うはああああ、あんなに可愛くて、女の子そのものな振る舞いで、あんなイベントとかもあったのにっ。
今まで観てきたシーンを「実は男の子」というフィルターをかけて観ると、悶えたくなること必至ですよっ(^^;
女装して過ごしてきた理由が「女形を務める藤咲家の男子は、一定の年齢になるまで女として育てられるから」と聞き、ああ、あの日舞はそこに繋がるのかと納得。いや実際に可能かどうかじゃなくてね、作中の描かれ方に納得したのです。

そういえばタイミングの良いことに、土曜日に見た「メレンゲの気持ち」には16歳の女形、早乙女太一さんが登場していたんですよね。
もう顔立ちとか目の形なんかがすっごく綺麗なのは言うまでもないんですが、何より色鮮やかでぷるぷるな唇に目を奪われてしまいました。もう本当に美味しそうで(爆)

――話をしゅごキャラ!に戻しましょう(^^;
だいたい予想がついていたこともあって、実際の放送を観た時の衝撃はそれほどではありませんでした。
が、とにかく脚本や音楽のクオリティがとんでもなく高くてですね!
なんだあのレベルの高い会話シーン……
わたしの趣味云々は置いといても、今回もばっちり満足できる話でしたよ〜。
posted by nekome at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 女装関連

2008年03月25日

『SH@PPLE−しゃっぷる−@』は異性装

富士見ファンタジア文庫から今月発売された、竹岡葉月さんの『SH@PPLE−しゃっぷる−@』。帯に「ファンタジア文庫初!? ♂♀の入れ替わりラブコメスタート」なんて書いてあるもんですから、すわ精神の(肉体の、と言っても良いんですけど)入れ替わりモノかっ?!と思ったんですが、実際の内容は双子の女装&男装による学校交換。異性装モノでした。
……これ、「入れ替わり」って銘打って売るべきなんですかねえ。
「看板に偽りアリ」とまでは言えなくても、かなり紛らわしい気はします。
読み始めればすぐに異性装だとわかりますけど、表紙折り返しの、女装という言葉が書かれた「本当の」あらすじさえ嘘あらすじで隠されてるのはちょっとどうかなあ、と。勘違いして買ってしまった人はいないのでしょうか。
素直に女装&男装であることを表に出して売ってくれれば、別に文句はなかったんですが。
あ、作中で登場人物たちが「入れ替わり」という表現を使っていることには文句ありませんよー。引っ掛かってるのは、出版社がそういうラベリングをしてしまったことですから。変則的とはいえ、富士見ミステリー文庫からは『ぼくのご主人様!?』という入れ替わりモノが出ているのになあ。

小説の内容自体は、普通に面白かったです。
「制服の下にはシュミーズ着用」はかなりポイント高かったですしね(笑)
ええ、イラストまであるので実に強力。
以降、女装であることそのものの描写はさほど濃くはないのですが、擬似百合状態の発生とか、近づけそうで近づけないもどかしさなんかは、読んでいてニヤリとできますね。
双子が共に天然の人たらしで、立場交換によって人間関係に変化が生じているあたりなんかも、良く描けていたと思いますし。
ちょっと終盤駆け足でしたが、青春モノ&ラブコメとしては、充分に楽しめました。
posted by nekome at 19:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 女装関連

2008年03月05日

「女装パラダイス」のイチオシは

昨日そのコーナーがあったかどうかはチェックし損ねてしまったのですが、 「東京ガールズコレクション」への出場者はもう決まってるんですかねえ。

しばらく前に「学校へ行こう!MAX」で始まった、この女装男子高校生コーナー。思いの他お気に入りです。
わたしの場合、身近に洒落にならない容姿と体格の後輩男子がいたもので、目が肥えてまして。
始まる前はちと不安だったんですが……
いざ、スタジオに登場した子たちを見たら、レベル高いのなんの。ちゃんと良い素材選んでるじゃないですか。
まあ、メイクの力というものも実感させられますけど。

それで、コーナー出演者の中から6人が「東京ガールズコレクション」に出場するという話になってまして……
先週時点での出場確定者、池野透大君、児玉健太郎君、熊本雄太君の3人が選ばれたことには文句なしです。そりゃあこの3人は外せないでしょう。
まあ、熊本君の場合は髪型の維持が明暗を分けるかもしれませんけど。
健太郎君は声や動き方まで反則的に可愛らしい、というか君それは素だろう。
もう引き返しそうにないですよねこの子…… 引き返せないんじゃなくて、「引き返さない」。
池野君は着物縛りを食らっていますが、それはちょっと勿体無いんじゃないですかねえ。初回のインパクトが大きかったので仕方ないと思いますけど。何より困るのは、池野君の場合、男の子の(格好の)時の方が可愛いということなんですが(爆)

残り3枠――もう決まっているかもしれませんが――わたしのイチオシは酒井龍君。
「渋谷にいそう!」と言われていたあの子です。
酒井君は素質あると思うのですよ〜。というか、恵まれている。
顔の輪郭がふっくらしていて、自然に女の子らしく見えますし。ちょっと喋っただけでしたけど、あの声質。少しトレーニングすれば、充分誤魔化しのきくレベルになるんじゃないかと思います。
本人にその気がない場合は、是非周りの人に血迷ってもらいたい(笑)
「ちょっと努力すれば、周りを欺ける」ということに気付かせられれば……そのことに快感を覚えてもらえれば……
また1人、走るべきレールを……ふっふっふ。
posted by nekome at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 女装関連

2008年02月29日

性別は「秀吉」

「今月11冊読んだのに、積読数が一つも減っていない。何故だっ!?」
「11冊買ってるからさ」

そんな2月末。相変わらずな月末。
あ、上の冊数はラノベだけです。漫画は当然別カウントでー。
本当に読んでる人は、ラノベ限定でもこの程度じゃないですけどね……(汗)

ちなみに昨日読んでいたのは、井上堅二『バカとテストと召喚獣3.5』(ファミ通文庫)。
カ、カラー口絵で秀吉の寝起き姿は反則だよ葉賀ユイさん。あなた、これ以上何人を惑わせようというのか……!
ああ、秀吉というのはこの小説中で何度も女装させられている少年「木下秀吉」のことです。
女装OKなTSサイトでも話題に上ることがないのは、女装(orTS)メインの作品ではなく、主人公でもないからなんですかねえ。凄く魅力的なのに。

「名前がよりによって木下秀吉」「爺言葉で喋る」という萎え要素を持ちながら、それを補ってあまりある魅力を持った萌えキャラと化しているのが秀吉なのです。
まず外見が可愛いのは言うまでもない。小柄な体格に、肩まで伸びた髪。双子の姉に瓜二つという、制服を着替えたら女生徒と区別のつかない容貌。
ことあるごとに女装させられ、2巻のカラー口絵では破壊力抜群のミニスカチャイナドレス姿を披露。わたしを即座に購入へと走らせました(^^;
3巻における浴衣姿の挿絵も、理性が飛びかねない色気です。
また声色もかなり自由に変えることができ、演劇部仕込みの演技力もあることから、必要があれば完璧に女生徒として振る舞うこともできます。別のクラスを陥れるため、姉の姿をして「静かになさい、この薄汚い豚ども!」と挑発している姿は、直に見たいぐらいゾクゾクしたもんです。

躊躇無く女装するとはいえ、メンタルは間違いなく男性。なのですが、周りの扱いはどんどん美少女に対するそれに変わっていきます。
もはや秀吉が男性に見えない者たちからは「秀吉は第3の性『秀吉』なのだ」という名言(?)まで生まれる始末。
「ワシは男じゃぞ?!」と主張しても誰一人聞き入れてくれず、男子更衣室には入れず、半裸を見せれば鼻血を噴かれ、ついには合宿所の入浴場所も個室風呂を指定されてしまいます。
血迷っているのは登場人物だけではありません。『このライトノベルがすごい!2008』において、木下秀吉は男子部門堂々の4位!のみならず、女子部門堂々の41位!でもあるのです(笑)

これほどの逸材。女装キャラ好きの人間が放っておくのは勿体無い。
是非一度、その萌えキャラっぷりを味わってみませんか(^^
あ、『バカとテストと召喚獣』のまっとうな紹介はこのあたりに任せます、ええ。
そこの管理人様もかなり毒されているので、こんなイラストも存在したりしますが。

……初っ端から女装モノの話題というのは、肩透かし感もあるかなあ。
ま、そういうタイミングだったということで。
posted by nekome at 21:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 女装関連
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