終わるの? 本当にこの1冊で綺麗に終われるの?と不安だったものですから、裏表紙に「中学生編ここに完結!」の文字を見て心の底から安心しましたよ!
あえて連載追ってなかったんで、高校生編のことは知らなかったんですよね(twitterでちらっと目にした気はする)。
これで晴れやかな気分で読むことができます。
もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』7巻(ヤングガンガンコミックス)
意外にも初めてだという、小西さんの宮野家訪問。数の姉である環依とは同人活動で繋がりがあるのでごく自然な訪問ではあるのですが、その輪に入るためには、数はアマネにならなければいけません。
女装を済ませ、怪しまれないよう一旦外に出ようとする数――アマネですが、自室を出たところでばったり母親に遭遇してしまいます。
アマネはその瞬間こそなんとかやり過ごして外に出ましたが、息子の不在を知り、アマネの正体に勘付いてしまった母親は数の部屋を捜索。アマネの服を見つけてしまい――
試しに自分で着てみます(爆)
何やってるんですか奥さん!
まだまだ現役でいけますね奥さん!
――って、そうじゃなくて。
ちょっと悪ふざけもありましたが、母君は先ほど会った「少女」が息子であると確信していました。これまでで最も深刻な周囲バレの危機となってしまいます。
環依を問い詰める母。しかし環依はアマネが築いてきたものを守るために、一歩も譲りません。
娘の必死さと、友達の輪の中で笑顔を浮かべる息子を見た母は――
姉といい母といい、数、良い家族に恵まれましたね。
中三の一学期最後の日には、上京してきた方向音痴娘、十河まさきが数とばったり再会。
数の女装を知っていて、押しも強いまさきは一気に距離を詰めてきます。
ていうか目の前で女装させるって、押しが強いとかいうレベルじゃないぞ。
そんな身勝手さに振り回せれてるせいか、まさきと話してる時のアマネって普段より感情露わにしてて可愛いんですよねえ。
しっかし、冬コマでは迷惑極まりない「お客様」として登場したこの娘が、まさかの恋愛参戦宣言とは……。
高校生編の存在を知らなければ「こんなタイミングで!?」と驚くところですね。
ism.54「集え! みんなの夏コマで!!」とism55.「叶え! みんなの“のぞみ”」は中学生編最後のヤマ場。
夏コマ当日、家の用事やらトラブルやらで出発の遅れていた数=アマネ、小西さん、東峰さん、六徳さんらが閉会の迫る会場へと向かう。
徐々に合流を果たしていく中、彼らの脳裏に浮かび、語られていくのが『おまかせ☆てんてる』第一期の最終回。
これが本当に泣ける内容で! 絶妙な挿入で!
課題を抱えたまま、それでもお互い良い方向へ向かいたい数=アマネと小西さんとの関係。
「おま☆てん」をきっかけに結び付いた仲間たち。
「おま☆てん」最終回のメッセージ。
それらが見事に融合していて、胸がいっぱいになりました。
ああ、自分本当にこの作品好きだったんだなあ。
卒業式の後に掲載されていたのは、春休み特別編。
エスカレーター式のため、また同じ学校で過ごすことになるみんなの、高校生活を意識しつつも平穏な日々が描かれます。
アマネと小西さんも二人で、これまでとこれからに思いを馳せています。
この二人の関係で不安だったのが、偽りを抱えた関係だということ。
「数くんと小西さん」の関係も、「アマネとのぞみん」の関係も、両方とも良好に推移しているのですが、「アマネとのぞみん」の関係は数の嘘の上に成り立っている。
楽しい時間を守るための嘘が、致命的な亀裂を生むかもしれないという不安。
しかし、この時匂わされた事実は――――っっ?
そ、そう来た、かっ。あの場面で……なるほど……。
高校生編『フダンシフル』、たいへん楽しみになってまいりましたっ!! って、もう連載始まってるから読めるんですよねっ。
〜過去記事リンク〜
『フダンシズム−腐男子主義−』2巻
『フダンシズム−腐男子主義−』3巻
まつもとぶちょうのなかでなにかがふっきれた!『フダンシズム−腐男子主義−』4巻
二重生活の真骨頂! 充実の文化祭『フダンシズム−腐男子主義−』5巻
腐女子として振舞うのは「好きだから」『フダンシズム−腐男子主義−』6巻
2010年11月23日
2010年07月20日
血と泥に塗れたリアルな魔法少女『アンチ・マジカル〜魔法少女禁止法〜』
劇薬注意!!
とんでもない作品と出会ってしまいました……。
伊藤ヒロ『アンチ・マジカル〜魔法少女禁止法〜』(一迅社文庫)
あらすじは裏表紙から引用。
「『魔法少女禁止法』制定から10年。
一切の魔法少女活動が禁止された世界で、
引退を拒否して非合法のまま活動を続ける魔法少女がいた――。
気弱で女の子みたいな所のある少年・佐倉真壱は、
彼女に助けられたことがきっかけで女装魔法少女となり、
元魔法少女を狙って起こる事件を追いかけることに……。」
ここまで読んだだけだと、「ああ、元々可愛い男の子が女装魔法少女に変身する、よくあるコメディねはいはい」思ってしまうかもしれません。
ていうかわたしがそう思いました。それでもなんとなく買いました。
けれど、本当に注目するべきだったのは「女装魔法少女」じゃない。
「非合法」の三文字だったんですよ……。
多くの魔法少女チームの乱立・活躍により、人類を狙う怪物が全滅した世界。
魔法少女たちの超人的な力は、一般人から恐怖の対象となっています。
「魔法少女禁止法」の施行により、魔法少女に変身し、あるいは魔法を使って人間を攻撃した場合、一般人よりも厳しく罰せられます。
そんな社会において、信念を曲げずに犯罪者と戦う魔法少女が描かれるわけですから――
パロディではありつつも、徹底的にシリアスで、ハードな物語となっています。
あまりにも生々しい描写・出来事が多いので、事前知識があってもぎょっとしてしまうかもしれません。
しかし……間違いなく面白い。
気軽に手を出すのはやめておいた方が良いと思いますが(多分ドン引きする)、以上の情報を得てもなお気になるようなら、是非読んでいただきたいところです。
――続刊絶対必要ですし!
ところで、作者の伊藤ヒロさん、BLACK CYCでシナリオ書かれていた方だそうですね。
担当された作品をプレイしたことはありませんが、ブランド名だけで納得のいくものがありました(^^;
続きを読む
とんでもない作品と出会ってしまいました……。
伊藤ヒロ『アンチ・マジカル〜魔法少女禁止法〜』(一迅社文庫)
あらすじは裏表紙から引用。
「『魔法少女禁止法』制定から10年。
一切の魔法少女活動が禁止された世界で、
引退を拒否して非合法のまま活動を続ける魔法少女がいた――。
気弱で女の子みたいな所のある少年・佐倉真壱は、
彼女に助けられたことがきっかけで女装魔法少女となり、
元魔法少女を狙って起こる事件を追いかけることに……。」
ここまで読んだだけだと、「ああ、元々可愛い男の子が女装魔法少女に変身する、よくあるコメディねはいはい」思ってしまうかもしれません。
ていうかわたしがそう思いました。それでもなんとなく買いました。
けれど、本当に注目するべきだったのは「女装魔法少女」じゃない。
「非合法」の三文字だったんですよ……。
多くの魔法少女チームの乱立・活躍により、人類を狙う怪物が全滅した世界。
魔法少女たちの超人的な力は、一般人から恐怖の対象となっています。
「魔法少女禁止法」の施行により、魔法少女に変身し、あるいは魔法を使って人間を攻撃した場合、一般人よりも厳しく罰せられます。
そんな社会において、信念を曲げずに犯罪者と戦う魔法少女が描かれるわけですから――
パロディではありつつも、徹底的にシリアスで、ハードな物語となっています。
あまりにも生々しい描写・出来事が多いので、事前知識があってもぎょっとしてしまうかもしれません。
しかし……間違いなく面白い。
気軽に手を出すのはやめておいた方が良いと思いますが(多分ドン引きする)、以上の情報を得てもなお気になるようなら、是非読んでいただきたいところです。
――続刊絶対必要ですし!
ところで、作者の伊藤ヒロさん、BLACK CYCでシナリオ書かれていた方だそうですね。
担当された作品をプレイしたことはありませんが、ブランド名だけで納得のいくものがありました(^^;
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2010年05月31日
腐女子として振舞うのは「好きだから」『フダンシズム−腐男子主義−』6巻
表紙は松本部長ときよきよの女装姿だと……。胸が熱くなるな。
男子中学生の白い太ももが眩しいです、ええ。
もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』6巻(ヤングガンガンコミックス)
サークル・ゴジャッペ+クラスメイトで「てんみこ本」を作ろうと張り切る数君(アマネさん)、原作の思わぬ展開で悩む小西さんに「男体化で!」と提案しています。成長したなあ……。
いや、「そこ感慨深く言うところじゃないよ!」とか野暮な突っ込みはナシですぜ。
初期の数君を見てください。「オタクらしく」「腐女子らしく」振舞うことに必死になるばかりで、自身の内から発する欲求や萌え心に基づく言動はなかったのですよ。
はっきり言って、小西さんと一緒にいるための演技の産物だったわけですよ、「腐女子・アマネ」という存在は。
しかし今の彼(彼女)は、腐女子(腐男子)として過ごす時間を心から楽しんでいます。
冬コマ(冬コミ)に紛れ込んでしまった一般人に、女装コスプレをしている男だとバレて理由を問われた時の「好きだから」という台詞には、心情面の変化を強く感じさせるものがありましたね。
それにしても、この作品のコマケ(コミケ)回の同人イベント愛にはぐっと来るものがありますよ!
コスプレをしている東峰さんたちと、前回の夏コマで撮影をしてくれたカメコさんの会話、
「あ…あのー 私達に会えるかわからないのに この量持ってきてくれたんですか?」
「なんとなく コマケだから 会えるんじゃないかと思っていたんですよ」
には正直涙ぐみました。
「会えるとは限らないじゃん」という野暮なツッコミはなし。
「会えるんじゃないかな」。こっから繋がる関係があったりするんですよ。その感覚を描いてくれることが嬉しかった。
スタートじゃなくてリスタートなこともあるんですよ。サークル入場した時に、数年会ってなかった学生時代の後輩と再会した時の衝撃といったら……。以降も連絡取ってますもんね。
かつては「自分が所属している(ということになっている)ジャンルの本だから」という理由で同人誌を買い漁っていた数君も、今や自分の感動に基づいて、新たに出会ったジャンルの本を買っていたりします。
この時の数君――女装しているのでアマネですが――の表情を見てくださいよ。
ドキドキしていたり恥らっていたり。初期の頃の硬質な表情とはまったく違います。
これは単なる描き方の違いなのか?
いや間違いなく、数君の内面の変化が表れているのでしょう。
「好き」という気持ち、自らの内なる熱に衝き動かされるようになった数君の表情は可愛く、輝いています。
そういった変化の表れなのか、「腐女子」としての言動を意識している時以外の、買い物に行ったりしている時の「アマネ」の反応の可愛さといったら……!
そして「アマネ」としての生活が充実する一方、皆が、何よりも小西さんが幸せである時間を守るために、自らフラグをへし折る数君の姿が切ない……。これ以上のルートは存在しないのか。
女装モノとしてもオタクものとしても、『フダンシズム』はどんどん面白くなっている。
今こそ多くの人に注目してほしい作品です。
……ところで、もうきよきよ(清川君)は小悪魔受けというか、悪魔だと思うんだ。
この淫売めえぇぇーーーーっ!
どこまで松本部長を誘惑すれば気が済むのよ!
〜関連リンク〜
「恋する女装腐男子は、妖精と出逢った。 『フダンシズム-腐男子主義-』6巻」(漫画脳)
男子中学生の白い太ももが眩しいです、ええ。
もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』6巻(ヤングガンガンコミックス)
サークル・ゴジャッペ+クラスメイトで「てんみこ本」を作ろうと張り切る数君(アマネさん)、原作の思わぬ展開で悩む小西さんに「男体化で!」と提案しています。成長したなあ……。
いや、「そこ感慨深く言うところじゃないよ!」とか野暮な突っ込みはナシですぜ。
初期の数君を見てください。「オタクらしく」「腐女子らしく」振舞うことに必死になるばかりで、自身の内から発する欲求や萌え心に基づく言動はなかったのですよ。
はっきり言って、小西さんと一緒にいるための演技の産物だったわけですよ、「腐女子・アマネ」という存在は。
しかし今の彼(彼女)は、腐女子(腐男子)として過ごす時間を心から楽しんでいます。
冬コマ(冬コミ)に紛れ込んでしまった一般人に、女装コスプレをしている男だとバレて理由を問われた時の「好きだから」という台詞には、心情面の変化を強く感じさせるものがありましたね。
それにしても、この作品のコマケ(コミケ)回の同人イベント愛にはぐっと来るものがありますよ!
コスプレをしている東峰さんたちと、前回の夏コマで撮影をしてくれたカメコさんの会話、
「あ…あのー 私達に会えるかわからないのに この量持ってきてくれたんですか?」
「なんとなく コマケだから 会えるんじゃないかと思っていたんですよ」
には正直涙ぐみました。
「会えるとは限らないじゃん」という野暮なツッコミはなし。
「会えるんじゃないかな」。こっから繋がる関係があったりするんですよ。その感覚を描いてくれることが嬉しかった。
スタートじゃなくてリスタートなこともあるんですよ。サークル入場した時に、数年会ってなかった学生時代の後輩と再会した時の衝撃といったら……。以降も連絡取ってますもんね。
かつては「自分が所属している(ということになっている)ジャンルの本だから」という理由で同人誌を買い漁っていた数君も、今や自分の感動に基づいて、新たに出会ったジャンルの本を買っていたりします。
この時の数君――女装しているのでアマネですが――の表情を見てくださいよ。
ドキドキしていたり恥らっていたり。初期の頃の硬質な表情とはまったく違います。
これは単なる描き方の違いなのか?
いや間違いなく、数君の内面の変化が表れているのでしょう。
「好き」という気持ち、自らの内なる熱に衝き動かされるようになった数君の表情は可愛く、輝いています。
そういった変化の表れなのか、「腐女子」としての言動を意識している時以外の、買い物に行ったりしている時の「アマネ」の反応の可愛さといったら……!
そして「アマネ」としての生活が充実する一方、皆が、何よりも小西さんが幸せである時間を守るために、自らフラグをへし折る数君の姿が切ない……。これ以上のルートは存在しないのか。
女装モノとしてもオタクものとしても、『フダンシズム』はどんどん面白くなっている。
今こそ多くの人に注目してほしい作品です。
……ところで、もうきよきよ(清川君)は小悪魔受けというか、悪魔だと思うんだ。
この淫売めえぇぇーーーーっ!
どこまで松本部長を誘惑すれば気が済むのよ!
〜関連リンク〜
「恋する女装腐男子は、妖精と出逢った。 『フダンシズム-腐男子主義-』6巻」(漫画脳)
2010年03月22日
藍川自重して! 理性がもたない!『プラナス・ガール』2巻
くたくたになって帰ってきた土曜の夜に読んだんですが、ご飯食べながらひとつ目の話を読んだだけで元気になれるとは!
松本トモキ『プラナス・ガール』2巻(ガンガンコミックスJOKER)
収録1話目である第5話「乙女のギ・モ・ン?」から最高潮に盛り上がってしまった!
藍川絆の下半身の秘密が、ひとつ明かされてしまうとはっ。
いやあ、うん、それは確かに珍しい。恥ずかしくて女子には言えないのも当然。
ていうか、ますます全身くまなく触って調べたくなるじゃないか……。
「全身見て確かめたいとか?」なんて言ったら危険だよ! わたしは本当に見ようとしちゃうよ!
第6話ではまさかの朝チュンから――って、いやまあ、ベタな冗談なのはわかってますが。
けど! 何度も言うけど冗談でもわたしのベッドに潜り込んできちゃダメだよ! 絶対手ぇ出すから!
あ、でも後ろを奪ったりはしないよ。わたしが興味あるのはそっちじゃないし。
世の中の男性の多くは女装少年を美少女の代用品として見ている、とかいう考察も目にしますけど、わたしは女装少年に「男」としての役割を期待しますんで!<ナニを言ってる
……いかんな。藍川について話していると自重が利きませんよ。
ちなみに、藍川が槙くんの部屋にいたのは料理を教わりにきただけであって、肩を出した私服姿が可愛いなあもう襲いたい(爆)
しかし、校則では「異性の部屋に泊まるのは禁止されてるけど 同性の部屋に泊まるのは禁止されてない」だと……?
不純同性交遊は10点プラスってことですね(違)
女装少年ヒロイン万歳だな!
第7話では藍川が浴衣姿を披露。うん、女の子らしい可愛い服装として、浴衣は外せませんものね。憧れの衣装のひとつですとも。
しっかし……真面目に考えてみると、槙くんって相当好物件なんじゃないだろうか。
ああいや、元々モテるって設定でしたっけ。藍川とばっかつるんでるんで忘れかけてましたけど、料理と夏祭りの話でまたポイント上げたもんで。
これは彼氏にしたくなりますわー。
肝試しの話でもぴったり密着してましたし、2巻も藍川無双でしたなあ。
ん? 新キャラの百合少女?
百合キャラは好きなんですけど、インパクトのほとんどは藍川が持ってっちゃったからなあ……。ほら、スカートの下の秘密も、またひとつ明らかになったし。
あ、でも中学時代の花坂(百合少女)の行動は外道だと思いました(笑)
松本トモキ『プラナス・ガール』2巻(ガンガンコミックスJOKER)
収録1話目である第5話「乙女のギ・モ・ン?」から最高潮に盛り上がってしまった!
藍川絆の下半身の秘密が、ひとつ明かされてしまうとはっ。
いやあ、うん、それは確かに珍しい。恥ずかしくて女子には言えないのも当然。
ていうか、ますます全身くまなく触って調べたくなるじゃないか……。
「全身見て確かめたいとか?」なんて言ったら危険だよ! わたしは本当に見ようとしちゃうよ!
第6話ではまさかの朝チュンから――って、いやまあ、ベタな冗談なのはわかってますが。
けど! 何度も言うけど冗談でもわたしのベッドに潜り込んできちゃダメだよ! 絶対手ぇ出すから!
あ、でも後ろを奪ったりはしないよ。わたしが興味あるのはそっちじゃないし。
世の中の男性の多くは女装少年を美少女の代用品として見ている、とかいう考察も目にしますけど、わたしは女装少年に「男」としての役割を期待しますんで!<ナニを言ってる
……いかんな。藍川について話していると自重が利きませんよ。
ちなみに、藍川が槙くんの部屋にいたのは料理を教わりにきただけであって、肩を出した私服姿が可愛いなあもう襲いたい(爆)
しかし、校則では「異性の部屋に泊まるのは禁止されてるけど 同性の部屋に泊まるのは禁止されてない」だと……?
不純同性交遊は10点プラスってことですね(違)
女装少年ヒロイン万歳だな!
第7話では藍川が浴衣姿を披露。うん、女の子らしい可愛い服装として、浴衣は外せませんものね。憧れの衣装のひとつですとも。
しっかし……真面目に考えてみると、槙くんって相当好物件なんじゃないだろうか。
ああいや、元々モテるって設定でしたっけ。藍川とばっかつるんでるんで忘れかけてましたけど、料理と夏祭りの話でまたポイント上げたもんで。
これは彼氏にしたくなりますわー。
肝試しの話でもぴったり密着してましたし、2巻も藍川無双でしたなあ。
ん? 新キャラの百合少女?
百合キャラは好きなんですけど、インパクトのほとんどは藍川が持ってっちゃったからなあ……。ほら、スカートの下の秘密も、またひとつ明らかになったし。
あ、でも中学時代の花坂(百合少女)の行動は外道だと思いました(笑)
2009年12月22日
わたしの想像は、あなたを超えられない『メイドいんジャパン』3巻
バカテスプロモの土屋があまりに可愛くて押し倒したい件。
アニメでもさっさと女装させようよ!
……いかん、あまりに凄い内容だったので、最初の一言が思い浮かばない。
おりもとみまな『メイドいんジャパン』3巻(チャンピオンREDコミックス)
今回も最初からフルスロットル。正体がバレたことでメイド学園を追われ、執事学園へと転校した山本六十四に会うために、成美が名古屋を訪れます。
清々しいまでに名古屋を馬鹿にしたネタに爆笑です。
ないから! みそだれ直飲みとかないから!
つけたりかけたりするだけだから! 例のCMがローカルだと知ったのは今年だけど(爆)
某自動車企業経営者な濃いいキャラも再登場。そういえば、某社の本拠地はうちの県でしたな!
この第12話だけでも、ツッコミ体質の人間は軽く死ねると思う。
2巻の時にも思いましたけど、あり得ない密度とレベルのギャグに、体力削り切られます!
こんな作品で連載続けるって、どんな精神力なの……。
よっぽど壊れてるか、心底楽しんでるかじゃないと描けないと思う。敬服するしかないって。
しかし、まだここまでは前巻からの延長だったと言える……。
まとめの父親であり、成人男性でありながら美しい女装メイドという怪物・栗田建女がいよいよ牙をむく第13話以降こそがこの巻の本領。
某社のキャッチコピーとして「あなたの想像は 私を超えられるか」というものが出てきますが――わたしの想像は、あなたを超えられません、おりもとみまなさん!
あの会社との激突自体無茶苦茶なことになってましたが、まさかこのタイミングで大戦時のエピソードが出てくるとは。
「君たちメイドの作った武器は いつか必ずアメリカの戦車を打ち倒す」
って、T条首相ーーーーっ!?
いや1巻でもちらっと出てましたけれども!
なんてけしからん使い方をするか(笑)
一見格好良い場面みたいで、本人たちも真剣なんだけど、やっぱり色々とおかしい名(迷)台詞も健在。
「勝利は小さな小さな穴の向こうにあるの
大丈夫 わたしがその穴に導いてあげる
君は男の子
男の子は挿れる穴を間違えない!!!」
良いシーンなんだけどね!
そして、あまりにも凄絶な男バレ展開。
正直、まさかここまでのことになるとは……。
先の展開を読むなんてとても不可能。
この漫画は、女装少年モノとか、ちんちんとか、変態漫画とか、そういう次元を遥かにぶっちぎっている。
アニメでもさっさと女装させようよ!
……いかん、あまりに凄い内容だったので、最初の一言が思い浮かばない。
おりもとみまな『メイドいんジャパン』3巻(チャンピオンREDコミックス)
今回も最初からフルスロットル。正体がバレたことでメイド学園を追われ、執事学園へと転校した山本六十四に会うために、成美が名古屋を訪れます。
清々しいまでに名古屋を馬鹿にしたネタに爆笑です。
ないから! みそだれ直飲みとかないから!
つけたりかけたりするだけだから! 例のCMがローカルだと知ったのは今年だけど(爆)
某自動車企業経営者な濃いいキャラも再登場。そういえば、某社の本拠地はうちの県でしたな!
この第12話だけでも、ツッコミ体質の人間は軽く死ねると思う。
2巻の時にも思いましたけど、あり得ない密度とレベルのギャグに、体力削り切られます!
こんな作品で連載続けるって、どんな精神力なの……。
よっぽど壊れてるか、心底楽しんでるかじゃないと描けないと思う。敬服するしかないって。
しかし、まだここまでは前巻からの延長だったと言える……。
まとめの父親であり、成人男性でありながら美しい女装メイドという怪物・栗田建女がいよいよ牙をむく第13話以降こそがこの巻の本領。
某社のキャッチコピーとして「あなたの想像は 私を超えられるか」というものが出てきますが――わたしの想像は、あなたを超えられません、おりもとみまなさん!
あの会社との激突自体無茶苦茶なことになってましたが、まさかこのタイミングで大戦時のエピソードが出てくるとは。
「君たちメイドの作った武器は いつか必ずアメリカの戦車を打ち倒す」
って、T条首相ーーーーっ!?
いや1巻でもちらっと出てましたけれども!
なんてけしからん使い方をするか(笑)
一見格好良い場面みたいで、本人たちも真剣なんだけど、やっぱり色々とおかしい名(迷)台詞も健在。
「勝利は小さな小さな穴の向こうにあるの
大丈夫 わたしがその穴に導いてあげる
君は男の子
男の子は挿れる穴を間違えない!!!」
良いシーンなんだけどね!
そして、あまりにも凄絶な男バレ展開。
正直、まさかここまでのことになるとは……。
先の展開を読むなんてとても不可能。
この漫画は、女装少年モノとか、ちんちんとか、変態漫画とか、そういう次元を遥かにぶっちぎっている。
2009年11月26日
二重生活の真骨頂! 充実の文化祭『フダンシズム−腐男子主義−』5巻
きっ……きよきよっ……!
きよきよォーーーーっ!!
もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』5巻(ヤングガンガンコミックス)
カラーページからきよきよ(清川)が女装コスプレしてて、しかもそれが主人公の数より自然に似合ってるって、どうよ。
どうよっ?!
さらには、松本部長の前で頬を赤らめながら服を脱ごうとしたり。
松本部長との会話がコントになってしまっている東峰さんを見て「――松本部長にツッコまれるのは僕の役目なのに……!!」と涙を浮かべながら悔しがったり。
どんだけ松本部長のこと好きなんですか、この誘い受けはっ!
これで「男の娘」と呼べるレベルの可愛さだけに、やたら凶悪な存在と化してますね、きよきよ……(汗)
松本部長は松本部長で漫研の女子にハメられて、まさかの女装姿を披露することに。
……考えてみれば、容姿は整ってるんだから似合わないわけはなかったんですよね。妹と顔ほとんど変わりませんし。
六徳さんにスカートめくられて恥じらってる姿がナイス!
そして、本命の女装少年・数はお約束の一人二役イベントに突入!
クラスの文化祭実行委員・数としての役割と、腐女子・アマネとしての友達との交流を、多忙な文化祭の中で同時にこなしきらなければなりません。
一歩間違えば正体バレの大惨事なわけですが、姉やそほらさん、そして思わぬキャラの助けもあって、忙しないながらも楽しい時間を過ごすことになります。
この文化祭――賢帝祭のお話は見所盛りだくさんで、読んでいて本当に楽しいですよ!
インパクトの強さこそきよきよのミンティみんとコスプレに持ってかれていますが、珍しく黒い服を着ているアマネの可愛さもなかなかのもの。
何故か松本部長の前にいる時が一番「女の子」な顔してて可愛いんですけどっ!(笑)
賢帝祭の間、数(アマネ)は実にいい表情をたくさん見せてくれるんですけど、それでも「好きな人に本当のことを言えない。正体を明かせない」という苦しさはついてまわるんですよねえ……。
一歩踏み出したら確実に何かが壊れる。
アマネとして積み重ねてきた時間が無視できないものになってしまっただけに、解決は容易ではなさそうで、楽しさの陰に不安も残ってしまいます。
そうそう、話は変わりますが、今回さり気に印象に残った腐勉強会話。
「やだな――松本部長 そんなの決まってるじゃないですか
どう見てもてんみこですよ」
「みこと…上に乗ってんだぜ」
「騎乗位ですよ」
…………ああ!!
そっかそういうことか……じゃあ、やっぱりマツキヨが王道なんだ……。
『姐さん講座』に取り入れてもいいんじゃないのか、この会話。
ちなみに本来の『姐さん講座』のテーマには「男の娘」が登場。
「あくまでたまたんの解釈」と断ってる部分もありますけど、実際に女装少年描いてる人が語ってくれるのは良いことだと思うんだ。
調べる気もない人がいい加減に書いたラノベハウツー本とか鵜呑みにしちゃダメよ!
毎回、言及したい部分が多くなってきて、記事を書くのに悩みますね。
「巻を追うごとに面白くなる」って言うほど簡単じゃないと思うんですが、『フダンシズム』は本当にどんどん面白くなっています。
しかし、1巻で切ってしまった人も少なくないのではないかという不安が……!
あらためて、今からでも全部読んでみるといいと思うよ!と言っておきましょう。
あと、わたしの感想だけだとフォローしきれない部分があるんで、ここは同じく『フダンシズム』イチオシなササナミさんの記事にリンクさせていただきましょう。
過去記事も読むといいと思うよ!
恋、友情、すれ違い、あとガイア。『フダンシズム-腐男子主義-』5巻(漫画脳)
きよきよォーーーーっ!!
もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』5巻(ヤングガンガンコミックス)
カラーページからきよきよ(清川)が女装コスプレしてて、しかもそれが主人公の数より自然に似合ってるって、どうよ。
どうよっ?!
さらには、松本部長の前で頬を赤らめながら服を脱ごうとしたり。
松本部長との会話がコントになってしまっている東峰さんを見て「――松本部長にツッコまれるのは僕の役目なのに……!!」と涙を浮かべながら悔しがったり。
どんだけ松本部長のこと好きなんですか、この誘い受けはっ!
これで「男の娘」と呼べるレベルの可愛さだけに、やたら凶悪な存在と化してますね、きよきよ……(汗)
松本部長は松本部長で漫研の女子にハメられて、まさかの女装姿を披露することに。
……考えてみれば、容姿は整ってるんだから似合わないわけはなかったんですよね。妹と顔ほとんど変わりませんし。
六徳さんにスカートめくられて恥じらってる姿がナイス!
そして、本命の女装少年・数はお約束の一人二役イベントに突入!
クラスの文化祭実行委員・数としての役割と、腐女子・アマネとしての友達との交流を、多忙な文化祭の中で同時にこなしきらなければなりません。
一歩間違えば正体バレの大惨事なわけですが、姉やそほらさん、そして思わぬキャラの助けもあって、忙しないながらも楽しい時間を過ごすことになります。
この文化祭――賢帝祭のお話は見所盛りだくさんで、読んでいて本当に楽しいですよ!
インパクトの強さこそきよきよのミンティみんとコスプレに持ってかれていますが、珍しく黒い服を着ているアマネの可愛さもなかなかのもの。
何故か松本部長の前にいる時が一番「女の子」な顔してて可愛いんですけどっ!(笑)
賢帝祭の間、数(アマネ)は実にいい表情をたくさん見せてくれるんですけど、それでも「好きな人に本当のことを言えない。正体を明かせない」という苦しさはついてまわるんですよねえ……。
一歩踏み出したら確実に何かが壊れる。
アマネとして積み重ねてきた時間が無視できないものになってしまっただけに、解決は容易ではなさそうで、楽しさの陰に不安も残ってしまいます。
そうそう、話は変わりますが、今回さり気に印象に残った腐勉強会話。
「やだな――松本部長 そんなの決まってるじゃないですか
どう見てもてんみこですよ」
「みこと…上に乗ってんだぜ」
「騎乗位ですよ」
…………ああ!!
そっかそういうことか……じゃあ、やっぱりマツキヨが王道なんだ……。
『姐さん講座』に取り入れてもいいんじゃないのか、この会話。
ちなみに本来の『姐さん講座』のテーマには「男の娘」が登場。
「あくまでたまたんの解釈」と断ってる部分もありますけど、実際に女装少年描いてる人が語ってくれるのは良いことだと思うんだ。
調べる気もない人がいい加減に書いたラノベハウツー本とか鵜呑みにしちゃダメよ!
毎回、言及したい部分が多くなってきて、記事を書くのに悩みますね。
「巻を追うごとに面白くなる」って言うほど簡単じゃないと思うんですが、『フダンシズム』は本当にどんどん面白くなっています。
しかし、1巻で切ってしまった人も少なくないのではないかという不安が……!
あらためて、今からでも全部読んでみるといいと思うよ!と言っておきましょう。
あと、わたしの感想だけだとフォローしきれない部分があるんで、ここは同じく『フダンシズム』イチオシなササナミさんの記事にリンクさせていただきましょう。
過去記事も読むといいと思うよ!
恋、友情、すれ違い、あとガイア。『フダンシズム-腐男子主義-』5巻(漫画脳)
2009年10月29日
このキスシーンは、乙女回路を刺激する『ゆびさきミルクティー』9巻
屈指の傑作女装少年漫画『ゆびさきミルクティー』。3年の沈黙を破って、8・9巻同時刊行!
この日が来て本当に良かった……。
この漫画を抜きにして女装少年は語れませんからね。
尋常ではない濃さの倒錯度は、そのケのない読者の脳すら蝕みかねません。
成人してから出会ったため、まだ落ち着いて読めましたが、高校の頃に読んでたらどうなってたかわかりませんね正直……(汗)
倒錯度もかなりのものですけど、主人公・池田由紀の女装した姿・ユキの美しさ、というか「理想的な美少女」度合いも半端ではありません。
よく「男心をわかっている女装美少年は、男にとって理想の異性たり得る」と言いますが、女装少年にあまり馴染みの無い人間にはぴんと来ないかもしれませんね。
しかし、そんな人も『ゆびさきミルクティー』のユキを見れば納得するんじゃないでしょうか。
男心を完璧に理解し、かつ「我儘」「計算高い」などの女の汚い部分を持たない。「ユキ」は池田にとっての理想の女性そのものですから、尚更でしょう。
男が求める理想の女性というものを、完璧に体現することができます。
池田の親友である亘がユキに惚れてしまったのも、当然と言えるでしょう。
……そう、亘がその正体に気付かず、本気でユキに惚れてしまったのが問題でしてね。
真実を伝えることができず、ユキはずるずると亘とのデートを重ねます。
そして、サッカーの公式戦の直前、不良からユキを庇った亘は左脚を負傷。
責任を感じたユキは、試合の後、自分が由紀であることを亘に明かします。
しかし、亘は由紀を責めるでもなく、「もう一度ユキちゃんやってくれよ」と言って、腰に手を回し――唇を重ねるのですよ。
もうっ……! もうっ……! このシーンが……もうっ!!
よく、漫画の中で女の子が、恥ずかしさのあまり「ボンッ」と音を立てて顔真っ赤にして湯気が出る表現ってあるじゃないですか。
あれ実体験しました。
連載当時、コンビニで立ち読みしてたんですけどね、このページを見た瞬間――「ボンッ」と音が聞こえましたもん。
一瞬で顔が物凄く熱くなりまして、もう鏡を見なくても真っ赤になっているであろうことがわかるという状態。
慌てて雑誌を閉じまして、雑誌棚の前を離れましてね。
客や店員に顔を見られまいと、他の棚の間に隠れてしまったんですよ。「今顔を見られたら、真っ赤になってるのがバレてしまう!」と。
いやバレたらどうなるんだって話ですけど、その時はもう脳味噌茹っててマトモな思考なんてできません。
頭ん中ではひたすら「きゃーっ! きゃーっ! きゃーっ! きゃーっ!」と叫んでました。
……お前は他人のラブシーンを覗いた女子中学生か、と。
だってさ、ときめいちゃったんですよ。
ときめいちゃったもんはしょうがないでしょう。
単行本になったものを手元に置きたいと、ずっと思っていました。叶って良かったです。
ラブシーン見てこんなに動揺したこと、他にありませんよ……。
――とか思ってたら、次の号で「ちんぽ舐めていいよ」があって悶絶。
お、おまっ……! ごっ……ちょっ、洒落んなってなっ……けふっ!
しかも、その後もアッツいキスシーン……。
「女ってすげーよな 男とキスできるんだもんな」
ああ、うん、ホント凄いよ……完敗だよ……。
この日が来て本当に良かった……。
この漫画を抜きにして女装少年は語れませんからね。
尋常ではない濃さの倒錯度は、そのケのない読者の脳すら蝕みかねません。
成人してから出会ったため、まだ落ち着いて読めましたが、高校の頃に読んでたらどうなってたかわかりませんね正直……(汗)
倒錯度もかなりのものですけど、主人公・池田由紀の女装した姿・ユキの美しさ、というか「理想的な美少女」度合いも半端ではありません。
よく「男心をわかっている女装美少年は、男にとって理想の異性たり得る」と言いますが、女装少年にあまり馴染みの無い人間にはぴんと来ないかもしれませんね。
しかし、そんな人も『ゆびさきミルクティー』のユキを見れば納得するんじゃないでしょうか。
男心を完璧に理解し、かつ「我儘」「計算高い」などの女の汚い部分を持たない。「ユキ」は池田にとっての理想の女性そのものですから、尚更でしょう。
男が求める理想の女性というものを、完璧に体現することができます。
池田の親友である亘がユキに惚れてしまったのも、当然と言えるでしょう。
……そう、亘がその正体に気付かず、本気でユキに惚れてしまったのが問題でしてね。
真実を伝えることができず、ユキはずるずると亘とのデートを重ねます。
そして、サッカーの公式戦の直前、不良からユキを庇った亘は左脚を負傷。
責任を感じたユキは、試合の後、自分が由紀であることを亘に明かします。
しかし、亘は由紀を責めるでもなく、「もう一度ユキちゃんやってくれよ」と言って、腰に手を回し――唇を重ねるのですよ。
もうっ……! もうっ……! このシーンが……もうっ!!
よく、漫画の中で女の子が、恥ずかしさのあまり「ボンッ」と音を立てて顔真っ赤にして湯気が出る表現ってあるじゃないですか。
あれ実体験しました。
連載当時、コンビニで立ち読みしてたんですけどね、このページを見た瞬間――「ボンッ」と音が聞こえましたもん。
一瞬で顔が物凄く熱くなりまして、もう鏡を見なくても真っ赤になっているであろうことがわかるという状態。
慌てて雑誌を閉じまして、雑誌棚の前を離れましてね。
客や店員に顔を見られまいと、他の棚の間に隠れてしまったんですよ。「今顔を見られたら、真っ赤になってるのがバレてしまう!」と。
いやバレたらどうなるんだって話ですけど、その時はもう脳味噌茹っててマトモな思考なんてできません。
頭ん中ではひたすら「きゃーっ! きゃーっ! きゃーっ! きゃーっ!」と叫んでました。
……お前は他人のラブシーンを覗いた女子中学生か、と。
だってさ、ときめいちゃったんですよ。
ときめいちゃったもんはしょうがないでしょう。
単行本になったものを手元に置きたいと、ずっと思っていました。叶って良かったです。
ラブシーン見てこんなに動揺したこと、他にありませんよ……。
――とか思ってたら、次の号で「ちんぽ舐めていいよ」があって悶絶。
お、おまっ……! ごっ……ちょっ、洒落んなってなっ……けふっ!
しかも、その後もアッツいキスシーン……。
「女ってすげーよな 男とキスできるんだもんな」
ああ、うん、ホント凄いよ……完敗だよ……。
2009年10月23日
祝『ゆびさきミルクティー』連載再開!
おおおおっ! 連載も再開しているとはっ……!
今月末に単行本の8&9巻が発売されるのは知っていましたけど、いかんせん休載帰還が長かったですから、もう再開は無理なんじゃないかと諦めかけてたんですよね……。
精神力がもたずに描けなくなる、そういう可能性の高い作品だと思っていましたし。望まぬ結末も覚悟していました。
復活できて本当に良かった……。
また、わたしのように諦めかけていた読者もいるなか、焦らずじっくりと待ちつづけ、巻末の“「ゆびさきミルクティー」は休載です”の告知を一度も途切らせなかったという、『ヤングアニマル』編集部には頭が下がります。
久々に『ヤングアニマル』を買ってまいりました。
8&9巻の発売も本当に楽しみです。
あのキスシーンを、ようやく手元に置けるのか……。
今月末に単行本の8&9巻が発売されるのは知っていましたけど、いかんせん休載帰還が長かったですから、もう再開は無理なんじゃないかと諦めかけてたんですよね……。
精神力がもたずに描けなくなる、そういう可能性の高い作品だと思っていましたし。望まぬ結末も覚悟していました。
復活できて本当に良かった……。
また、わたしのように諦めかけていた読者もいるなか、焦らずじっくりと待ちつづけ、巻末の“「ゆびさきミルクティー」は休載です”の告知を一度も途切らせなかったという、『ヤングアニマル』編集部には頭が下がります。
久々に『ヤングアニマル』を買ってまいりました。
8&9巻の発売も本当に楽しみです。
あのキスシーンを、ようやく手元に置けるのか……。
2009年10月11日
「人として恥ずかしい服装」の限界へ『ブロッケンブラッドW』
塩野干支郎次『ブロッケンブラッドW』(YKコミックス)
表紙の桃色路線もすっかり定着。
いや、背景色だけの話でなく、イラストのノリとか全体的にね?
ぶっちゃけ戦闘時の衣装より可愛いんで、今後もこの路線で攻めていただきたく(^^)
露骨なまでに元ネタのわかりやすい人やらモノやらを使ったしょーもない事件は今回も健在。
そして桜子ちゃんの女装も相変わらずのファンタジーっぷり。
下着CM撮影とかないよ! あり得ないよ!(笑)
いや、確かに今までも水着とか入浴シーンとかありましたけどさっ!
主人公辱めるためには手段選ばないなあ、この作品……。
まあ個人的には、表紙の衣装とか、第4.5話のアリスの衣装みたいな、露出度の低い服が好みなんですけどね。
あと私服(あくまで桜子ちゃんとしての私服)の可愛さがポイント高いと思うんだぜ。
それにしても……
今の桜子ちゃ、もとい健一くんの立場って
「実は短大卒の23歳という裏設定のある現役女子中学生アイドル ノイシュヴァンシュタイン桜子(15)として芸能界に潜入している女子中学生クリスチーネ幸田(14)ということになっている男子高校生守流津健一(16)」
なんてことになってたんですよね。超ややこしい!(笑)
細かいところはあらためて説明されるまで忘れてましたよっ。
あと、第3話で表に出た、一世代前の魔女っ子たちの活躍は結構アリですね。
特にゴールディの方。あの齢であのスタイル、良いなあ……。
そして、やっぱり戦闘は肉体言語なのなっ!
巻末には「女装アンソロの話が来たので」描かれた短編の「ブルームド・イン・アクション」も掲載。
世界観こそ違いますが、馬鹿な理由で女装させられ潜入任務に就かされたあげく馬鹿な事件に遭遇する、という普段どおりのノリで、違和感なく楽しめます。
ところで、おまけページで「お姉様」がわざわざ警告をしてくださるもんだから、かえってよからぬ妄想が脳から湧き出て困りますよ?
やべえ、その絵は凄く見たい。
表紙の桃色路線もすっかり定着。
いや、背景色だけの話でなく、イラストのノリとか全体的にね?
ぶっちゃけ戦闘時の衣装より可愛いんで、今後もこの路線で攻めていただきたく(^^)
露骨なまでに元ネタのわかりやすい人やらモノやらを使ったしょーもない事件は今回も健在。
そして桜子ちゃんの女装も相変わらずのファンタジーっぷり。
下着CM撮影とかないよ! あり得ないよ!(笑)
いや、確かに今までも水着とか入浴シーンとかありましたけどさっ!
主人公辱めるためには手段選ばないなあ、この作品……。
まあ個人的には、表紙の衣装とか、第4.5話のアリスの衣装みたいな、露出度の低い服が好みなんですけどね。
あと私服(あくまで桜子ちゃんとしての私服)の可愛さがポイント高いと思うんだぜ。
それにしても……
今の桜子ちゃ、もとい健一くんの立場って
「実は短大卒の23歳という裏設定のある現役女子中学生アイドル ノイシュヴァンシュタイン桜子(15)として芸能界に潜入している女子中学生クリスチーネ幸田(14)ということになっている男子高校生守流津健一(16)」
なんてことになってたんですよね。超ややこしい!(笑)
細かいところはあらためて説明されるまで忘れてましたよっ。
あと、第3話で表に出た、一世代前の魔女っ子たちの活躍は結構アリですね。
特にゴールディの方。あの齢であのスタイル、良いなあ……。
そして、やっぱり戦闘は肉体言語なのなっ!
巻末には「女装アンソロの話が来たので」描かれた短編の「ブルームド・イン・アクション」も掲載。
世界観こそ違いますが、馬鹿な理由で女装させられ潜入任務に就かされたあげく馬鹿な事件に遭遇する、という普段どおりのノリで、違和感なく楽しめます。
ところで、おまけページで「お姉様」がわざわざ警告をしてくださるもんだから、かえってよからぬ妄想が脳から湧き出て困りますよ?
やべえ、その絵は凄く見たい。
2009年08月23日
小悪魔女装少年に翻弄され……ると思うなよ!『プラナス・ガール』1巻
この女装少年を待っていたのだよ!
『女装少年アンソロジー』で1.5を読んだ時からずっと楽しみにしてましたさ。
自発的な女装で、自分の可愛さを自覚していて、正体が男だということを堂々と明かしたうえで男の子をからかう――そんな女装少年が、めっちゃ好みなんじゃあああっ!!
松本トモキ『プラナス・ガール』1巻(ガンガンコミックスJOKER)
主人公の槙が高校の合格発表で出会い、運命を感じた美少女・藍川絆は入学早々に「こう見えても男です」と周囲に告白。槙の夢を打ち砕く。
しかし、可愛らしい容姿はもとより、運動神経抜群で人当たりも良く、「男心がわかる女の子(みたいな存在)」である藍川はすぐに校内の人気者に。
また、正体が男であることにショックを受けた槙でさえ、藍川相手にドギマギする日々を送っている。
そして、実にわかりやすく動揺する槙を毎日のようにからかう藍川。
もう、この藍川による槙へのからかいがですね――実に素晴らしけしからん!
「本当は女じゃないのか?」と疑いの言葉を口にする槙に対し、妖しく微笑みながら
「なんなら、触って確かめてみる?」
「お好きな所をどーぞ」
と迫ったりするのですよ!
触るよ?
そんなこと言われたらわたしは触っちゃうよ?
勿論一番致命的なトコロを触っちゃうよ! 多分触るだけじゃ済まないよ!
世の中にはァーっ、正常で純真なオトコノコばっかりだと思ったら大間違いだぞォーうっ!!
危険人物だっていっぱいいるのさ。からかう相手には気をつけないと痛い目みちゃうぞっ。はぁはぁ。
まあ槙くんはマトモで純真なので、どんどん魔性っぷりを見せ付けて翻弄してやれっ、とは思うのですが。
それにしても、それにしても藍川の挑発は凶悪すぎる。
身体をぴったり寄せてからかうのなんて日常茶飯事。
飴を口移しで食べさせたり。
日焼け止めオイルを塗らせながら喘いでみたり。
仰向けで寝ている槙の頭の傍に座って、スカートを顔に被せてみたり(!)
こっちの頭ン中で妄想止まらなくなるってば、もう!
あと、槙や読者への揺さぶりという点ではこの質問も凄かった……。
「ここに魔法のアメが二つあります」
「こっちのピーチのアメは身も心も女の子になっちゃうアメです」
「こっちのソーダのアメは身も心も男の子になっちゃうアメです」
「槙くんが選んでボクに食べさせて」
お、おのれ……。
第1話にして、ここまでの揺さぶりをかけてくるか……っ!
ちなみにわたしの回答。
どっちも食べさせ――――ない!!
「両方食べさせる」のと結果は同じかもしれないが、もっと積極的な意味合いさっ。
そりゃあ藍川が身も心も女になったら理想的な美少女かもしれませんが……それは、ただの美少女だ。
藍川が独自に持っていた危うげな価値が失われてしまう。
女装少年を本物の女にして、何の意味があるというのだアーーーーっ!
はっきり言おう、男だから良いのだと!
身も心も男の子になるアメは……まあ、容姿が好みならそれはそれでアリだったりするんですが(爆)
やはり、積極的に選ぶ理由はないのですよ。
そうなったらもはや別の存在ですからね。
男心のわかる、美少女と見紛うばかりの女装少年ヒロインとして、今後も初心な青少年たちを翻弄していってほしいところですよ。
わたしは動揺なんか通り越して狼になるけどな!
『女装少年アンソロジー』で1.5を読んだ時からずっと楽しみにしてましたさ。
自発的な女装で、自分の可愛さを自覚していて、正体が男だということを堂々と明かしたうえで男の子をからかう――そんな女装少年が、めっちゃ好みなんじゃあああっ!!
松本トモキ『プラナス・ガール』1巻(ガンガンコミックスJOKER)
主人公の槙が高校の合格発表で出会い、運命を感じた美少女・藍川絆は入学早々に「こう見えても男です」と周囲に告白。槙の夢を打ち砕く。
しかし、可愛らしい容姿はもとより、運動神経抜群で人当たりも良く、「男心がわかる女の子(みたいな存在)」である藍川はすぐに校内の人気者に。
また、正体が男であることにショックを受けた槙でさえ、藍川相手にドギマギする日々を送っている。
そして、実にわかりやすく動揺する槙を毎日のようにからかう藍川。
もう、この藍川による槙へのからかいがですね――実に素晴らしけしからん!
「本当は女じゃないのか?」と疑いの言葉を口にする槙に対し、妖しく微笑みながら
「なんなら、触って確かめてみる?」
「お好きな所をどーぞ」
と迫ったりするのですよ!
触るよ?
そんなこと言われたらわたしは触っちゃうよ?
勿論一番致命的なトコロを触っちゃうよ! 多分触るだけじゃ済まないよ!
世の中にはァーっ、正常で純真なオトコノコばっかりだと思ったら大間違いだぞォーうっ!!
危険人物だっていっぱいいるのさ。からかう相手には気をつけないと痛い目みちゃうぞっ。はぁはぁ。
まあ槙くんはマトモで純真なので、どんどん魔性っぷりを見せ付けて翻弄してやれっ、とは思うのですが。
それにしても、それにしても藍川の挑発は凶悪すぎる。
身体をぴったり寄せてからかうのなんて日常茶飯事。
飴を口移しで食べさせたり。
日焼け止めオイルを塗らせながら喘いでみたり。
仰向けで寝ている槙の頭の傍に座って、スカートを顔に被せてみたり(!)
こっちの頭ン中で妄想止まらなくなるってば、もう!
あと、槙や読者への揺さぶりという点ではこの質問も凄かった……。
「ここに魔法のアメが二つあります」
「こっちのピーチのアメは身も心も女の子になっちゃうアメです」
「こっちのソーダのアメは身も心も男の子になっちゃうアメです」
「槙くんが選んでボクに食べさせて」
お、おのれ……。
第1話にして、ここまでの揺さぶりをかけてくるか……っ!
ちなみにわたしの回答。
どっちも食べさせ――――ない!!
「両方食べさせる」のと結果は同じかもしれないが、もっと積極的な意味合いさっ。
そりゃあ藍川が身も心も女になったら理想的な美少女かもしれませんが……それは、ただの美少女だ。
藍川が独自に持っていた危うげな価値が失われてしまう。
女装少年を本物の女にして、何の意味があるというのだアーーーーっ!
はっきり言おう、男だから良いのだと!
身も心も男の子になるアメは……まあ、容姿が好みならそれはそれでアリだったりするんですが(爆)
やはり、積極的に選ぶ理由はないのですよ。
そうなったらもはや別の存在ですからね。
男心のわかる、美少女と見紛うばかりの女装少年ヒロインとして、今後も初心な青少年たちを翻弄していってほしいところですよ。
わたしは動揺なんか通り越して狼になるけどな!
2009年08月05日
「普通」との対面『放浪息子』9巻
今回ばっかりは、読み出すのに結構勇気が要りましてねー。
志村貴子『放浪息子』9巻(ビームコミックス)
8巻ラストで、土居くんに唆されて一線を越えてしまった二鳥くん。
心配したとおり、周囲の無理解(しかし、それは当然でもある)に晒されて、大きく傷つくことになります。
「ぼくだけ保健室につれてかれて
ぼくだけお母さんが迎えに来た
ちーちゃんや高槻さんを誰も笑わなかったのに
ぼくだけ笑われた」
(9巻46〜47ページより)
それなんですよね……。
女性化願望のある人間や、女の子の服に憧れている人間にとって何が辛いって、多くの人間に「変なやつ」「気持ち悪い」と思われてしまうことなんですよ。
場合によっては露骨な排斥を受けます。小中学校なんて、まず居場所がないでしょう。心の底から嫌われてるわけでもなく、面白半分の排斥も相当な割合を占めるだけに、キッツいです。
当人が真剣に悩んでるなんて考えもせずに、余計なことを言って引っ掻き回すやつもいる。
女の子がズボン穿いてたって、誰も笑わないのにね。
ただし、二鳥くんが恵まれてたのも事実。
理解者も少なくないですし、堂々と女装できる機会もありました。
そして何より、ぱっと見では女の子と見分けがつかないほど、可愛い。
けど……けどねー。
「女のかっこしたいっていうのはさ わかんなくもないんだ
あんだけかわいけりゃ そりゃ その気にもなるよなって
でも
その先は?
あいつ あのまま大人になるとでも思ってんのかなって」
(9巻124〜125ページより)
今みたいに可愛いままでは、いられないでしょう。
二鳥くんの体が変化していくのはこれからです。
本当に辛い現実、限界を突きつけられるのは、これからかもしれないんですよね。
「可愛い服を着る」だけが女の子ではないですし。
あー、ホント、これからどうなるんだろう。
……それにしても、なんでこう「普通」の描写がずば抜けて上手いんだろう、志村さんは。
志村貴子『放浪息子』9巻(ビームコミックス)
8巻ラストで、土居くんに唆されて一線を越えてしまった二鳥くん。
心配したとおり、周囲の無理解(しかし、それは当然でもある)に晒されて、大きく傷つくことになります。
「ぼくだけ保健室につれてかれて
ぼくだけお母さんが迎えに来た
ちーちゃんや高槻さんを誰も笑わなかったのに
ぼくだけ笑われた」
(9巻46〜47ページより)
それなんですよね……。
女性化願望のある人間や、女の子の服に憧れている人間にとって何が辛いって、多くの人間に「変なやつ」「気持ち悪い」と思われてしまうことなんですよ。
場合によっては露骨な排斥を受けます。小中学校なんて、まず居場所がないでしょう。心の底から嫌われてるわけでもなく、面白半分の排斥も相当な割合を占めるだけに、キッツいです。
当人が真剣に悩んでるなんて考えもせずに、余計なことを言って引っ掻き回すやつもいる。
女の子がズボン穿いてたって、誰も笑わないのにね。
ただし、二鳥くんが恵まれてたのも事実。
理解者も少なくないですし、堂々と女装できる機会もありました。
そして何より、ぱっと見では女の子と見分けがつかないほど、可愛い。
けど……けどねー。
「女のかっこしたいっていうのはさ わかんなくもないんだ
あんだけかわいけりゃ そりゃ その気にもなるよなって
でも
その先は?
あいつ あのまま大人になるとでも思ってんのかなって」
(9巻124〜125ページより)
今みたいに可愛いままでは、いられないでしょう。
二鳥くんの体が変化していくのはこれからです。
本当に辛い現実、限界を突きつけられるのは、これからかもしれないんですよね。
「可愛い服を着る」だけが女の子ではないですし。
あー、ホント、これからどうなるんだろう。
……それにしても、なんでこう「普通」の描写がずば抜けて上手いんだろう、志村さんは。
2009年06月26日
まつもとぶちょうのなかでなにかがふっきれた!『フダンシズム−腐男子主義−』4巻
巻が進むにつれて面白さも増している、もりしげさんの『フダンシズム−腐男子主義−』4巻が発売。もっと沢山入荷して欲しいと思うよ?
今巻は最初から飛ばしてまして、松本部長がアマネ(女装状態の数(あまた))に「てんみこ」の描き方を教わるという話から、二人きりで秋葉デートな展開に。
腐女子が苦手なはずの松本部長が、アマネ相手にすっかり魅了されてフラグ立てまくりです(笑)
まあ無理もない。最近の数君は硬さも取れてきた(気がします)し、押しに弱いうえに、松本部長に怒られたり冷たくされたりする度におどおどしたり涙目になってたりして可愛いですからねえ。この子の場合は絶対計算してやってないので、尚更です。
松本部長にはどんどん怪しの恋(自覚ないけど)にハマってもらうと良いと思うよ!
しかし非常に良い雰囲気(松本部長視点)な二人の背後にきよきよの影が!
楽しそうな二人の姿にショックを受けた清川君は、ヒロイン候補の全員に写メールを送ってしまいます。
さあ、どんなドロドロな展開が!
――とか思いましたけど、皆さん内心思うところはあっても、さほどの暴走はありませんでした。まあ作品の雰囲気的にもそうなりますよね。
ただ、この漫画に登場するキャラというのはその「内心」がズレまくった方向に突っ走り気味で、しかも上手く言葉で相手に伝えられないままに行動するもんだから、滑稽なほどにすれ違いまくります(^^
東峰さんも六徳さんも、外見だけなら正ヒロインの小西望を凌駕する存在だというのに……。
ていうか、なんでこの中学生たちはこんなに発育が良いんですか。くそう。<私情
数たちの通う学校では文化祭が近づいており、数には男状態と女装状態の二重生活を送っているキャラにお約束の難関イベントが迫ってきます。
人間関係も良い具合にこんがらがってきましたし、次巻ではさらに大きく動く、かも?
ところで、今回は本編の後に登場人物紹介が載っていたのですが――清川伍の項、「松本部長を攻めとするなら完全に受けである」って書かれてるんですが……。
そうか? それがオフィシャルで良いのか?
いやだってさあ、短気なキャラ(松本部長)が必ずしも攻めってこたあないでしょう。
それに3巻のコマケでコスプレしてた時! どう見たってキヨ×マツだったじゃん! きよきよ完全に攻め方だったじゃん。あれを忘れたとは言わせねえー。
ミンティ☆みんとのコスプレにしたってそうですけど、きよきよってどうにも存在が邪悪で、受けキャラって印象じゃないんだよなあ……。
やっぱり小西望の意見が正しいと思うよ?
今巻は最初から飛ばしてまして、松本部長がアマネ(女装状態の数(あまた))に「てんみこ」の描き方を教わるという話から、二人きりで秋葉デートな展開に。
腐女子が苦手なはずの松本部長が、アマネ相手にすっかり魅了されてフラグ立てまくりです(笑)
まあ無理もない。最近の数君は硬さも取れてきた(気がします)し、押しに弱いうえに、松本部長に怒られたり冷たくされたりする度におどおどしたり涙目になってたりして可愛いですからねえ。この子の場合は絶対計算してやってないので、尚更です。
松本部長にはどんどん怪しの恋(自覚ないけど)にハマってもらうと良いと思うよ!
しかし非常に良い雰囲気(松本部長視点)な二人の背後にきよきよの影が!
楽しそうな二人の姿にショックを受けた清川君は、ヒロイン候補の全員に写メールを送ってしまいます。
さあ、どんなドロドロな展開が!
――とか思いましたけど、皆さん内心思うところはあっても、さほどの暴走はありませんでした。まあ作品の雰囲気的にもそうなりますよね。
ただ、この漫画に登場するキャラというのはその「内心」がズレまくった方向に突っ走り気味で、しかも上手く言葉で相手に伝えられないままに行動するもんだから、滑稽なほどにすれ違いまくります(^^
東峰さんも六徳さんも、外見だけなら正ヒロインの小西望を凌駕する存在だというのに……。
ていうか、なんでこの中学生たちはこんなに発育が良いんですか。くそう。<私情
数たちの通う学校では文化祭が近づいており、数には男状態と女装状態の二重生活を送っているキャラにお約束の難関イベントが迫ってきます。
人間関係も良い具合にこんがらがってきましたし、次巻ではさらに大きく動く、かも?
ところで、今回は本編の後に登場人物紹介が載っていたのですが――清川伍の項、「松本部長を攻めとするなら完全に受けである」って書かれてるんですが……。
そうか? それがオフィシャルで良いのか?
いやだってさあ、短気なキャラ(松本部長)が必ずしも攻めってこたあないでしょう。
それに3巻のコマケでコスプレしてた時! どう見たってキヨ×マツだったじゃん! きよきよ完全に攻め方だったじゃん。あれを忘れたとは言わせねえー。
ミンティ☆みんとのコスプレにしたってそうですけど、きよきよってどうにも存在が邪悪で、受けキャラって印象じゃないんだよなあ……。
やっぱり小西望の意見が正しいと思うよ?
2009年05月20日
そんなにおちんちん好きか!『メイドいんジャパン』2巻
このブログをやってきて、後悔したことは何度もある。
あのタイミングであの話題を書いておけば。思い切り楽しんだあの漫画を紹介していれば。何故、忙しさやテンションを言い訳に、その記事を後回しにしてしまったのか。
この漫画も、そんな風に発売当時に取り上げ損ねたことを、ずっと悔いてきた作品です。
おりもとみまな『メイドいんジャパン』(チャンピオンREDコミックス)
大富豪に買われるため、男であるにもかかわらず、無理矢理メイド学園に通わされている井上成美。男だとバレたら股間のピンチ。しかし、女装バレの危機は何度も彼に襲い掛かります。
この漫画を、ただの女装漫画と思うなかれ。
この漫画は――燃える名(迷)台詞を連発する、最狂のバカ漫画です!
明らかに色々と間違っているのに、無闇に熱いノリと台詞が頭に焼き付いてしょうがないのです。
1巻で一番好きなのがこの台詞。
「あんたは女を胸でしか見てない! 女に敬意を払ってない!
だから だからそんな中途半パな女装しかできないんだ!!!
スネ毛を剃れ!
きっちり化粧しろ!!
適当な女言葉を使うな!!
安易に巨乳パッドを入れるな!!
女の体は金と努力でできている!
努力もせずに女になれると思うな!!」
そうだ! 中途半端な女装をするな!
学祭の女装喫茶とかの「女物の服着てればいーんだろ」な、舐めきった態度!
ああいうのは――許せないんだっ!
……てな風に、思わず引き込まれてしまったりもするのです(^^;
実は、この台詞の後のシーンの方が、よりこの作品らしかったりするんですけどね。
あと、なんと言ってもおちんちん愛。
この漫画を楽しめるかどうかは、読者のおちんちん愛の深さに左右されます。
さて、この度2巻が発売されましたので、ようやく書けます! タイムリーで、この漫画の魅力をより広く知ってもらうための、気合の入った記事を――
……。
…………。
……………………。
ごめんなさい、やっぱり無理そうです。
続きを読む
あのタイミングであの話題を書いておけば。思い切り楽しんだあの漫画を紹介していれば。何故、忙しさやテンションを言い訳に、その記事を後回しにしてしまったのか。
この漫画も、そんな風に発売当時に取り上げ損ねたことを、ずっと悔いてきた作品です。
おりもとみまな『メイドいんジャパン』(チャンピオンREDコミックス)
大富豪に買われるため、男であるにもかかわらず、無理矢理メイド学園に通わされている井上成美。男だとバレたら股間のピンチ。しかし、女装バレの危機は何度も彼に襲い掛かります。
この漫画を、ただの女装漫画と思うなかれ。
この漫画は――燃える名(迷)台詞を連発する、最狂のバカ漫画です!
明らかに色々と間違っているのに、無闇に熱いノリと台詞が頭に焼き付いてしょうがないのです。
1巻で一番好きなのがこの台詞。
「あんたは女を胸でしか見てない! 女に敬意を払ってない!
だから だからそんな中途半パな女装しかできないんだ!!!
スネ毛を剃れ!
きっちり化粧しろ!!
適当な女言葉を使うな!!
安易に巨乳パッドを入れるな!!
女の体は金と努力でできている!
努力もせずに女になれると思うな!!」
そうだ! 中途半端な女装をするな!
学祭の女装喫茶とかの「女物の服着てればいーんだろ」な、舐めきった態度!
ああいうのは――許せないんだっ!
……てな風に、思わず引き込まれてしまったりもするのです(^^;
実は、この台詞の後のシーンの方が、よりこの作品らしかったりするんですけどね。
あと、なんと言ってもおちんちん愛。
この漫画を楽しめるかどうかは、読者のおちんちん愛の深さに左右されます。
さて、この度2巻が発売されましたので、ようやく書けます! タイムリーで、この漫画の魅力をより広く知ってもらうための、気合の入った記事を――
……。
…………。
……………………。
ごめんなさい、やっぱり無理そうです。
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2009年03月30日
買う理由は、すべてタイトルに『姉と女装とエロ漫画家』
わたしが幾夜大黒堂さんの作品と出会ったのは、『白濁の翼〜アザナエル〜』の入れ替わり回(連載時)。
しかしそれ以上に、コミケで買った同人誌の『CROSS×DRESS After』に登場する女装少年の可愛さが印象に残ってしまいまして!
(あの寝取られシーンは凄いインパクトでした……)
TS以上に「女装少年が魅力的なエロ漫画家さん」という認識になっていました。
そんなわたしが、最新単行本『姉と女装とエロ漫画家』に惹かれないわけがない。
「幾夜大黒堂×女装×エロ漫画家モノ」なんてキーワードを組み合わされたら、最早買うしかないじゃないですかっ。あああ今月買い過ぎなのに。
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しかしそれ以上に、コミケで買った同人誌の『CROSS×DRESS After』に登場する女装少年の可愛さが印象に残ってしまいまして!
(あの寝取られシーンは凄いインパクトでした……)
TS以上に「女装少年が魅力的なエロ漫画家さん」という認識になっていました。
そんなわたしが、最新単行本『姉と女装とエロ漫画家』に惹かれないわけがない。
「幾夜大黒堂×女装×エロ漫画家モノ」なんてキーワードを組み合わされたら、最早買うしかないじゃないですかっ。あああ今月買い過ぎなのに。
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2009年01月07日
『フダンシズム−腐男子主義−』3巻
小説どころか漫画が積んである状況は、早急になんとかした方が良いと思うんだ、うん(汗)
もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』3巻(ヤングガンガンコミックス)
今年に入ってようやく読了ー。
ああ、やっぱ面白いわコレ〜。ちょっとテンポというか、空気にクセのある作品ですけど、慣れるとそこが好きになるんです。
3巻は夏コミならぬ「夏コマ」を巡るお話がメイン。
数(あまた)君もとうとう、股間の際どい「ウズメちゃん」コスを着ることになります。
いや、問題なのはパッドで誤魔化せてることになっている股間ではなく、身体のラインがばっちり出てることだと思うんですがっ!
肩とか腰周りとかさ。何故バレない。
まあ、その辺はコミック力場でも働いているんだと思って、ツッコまないでおくべきですかね(^^;
目を引くのは衣装の大胆さだけでなく、顔の可愛さもですね。
この作品は他の女装少年漫画に比べて、あまり主人公の可愛さを前面に押し出していないと思っていたのですが、夏コマのお話では、今までになくその容姿が強調されていた気がします。輝いてますよ。
売り子をやっている時なんて、素で可愛らしい表情を浮かべていると思います。数君は、人と接する時にあまりキャラを作っている様子がないので、より可愛く感じますね。
……いや、松本部長と話している時なんかは、もっと乙女度が高いように見えますねえ。言動といい表情といい。
でもあれ素でやってるんですよね。なんて罪作りな子だ(笑)
今回は色んなキャラがコスプレを披露してくれるのですが、一番印象に残ったのは、なんといっても数君の「アマノウズメ」――
ではなく
松本部長の「みこと」と清川君の「てんてる」ですよ。
まさに、「なんたる2.5次元」。この二人がこれほどのスペックを秘めていようとは……!
そりゃ女の子たちもキャーキャー言いますよ。
そしてキヨ×マツ確定、と。
オタク方面のみならず、恋愛方面でも大きな動きを予感させるこの巻。
今までまったりムードだったのが、ここに来てまさかの新キャラ一挙投入です。
まずはメインヒロインを食ってしまいそうなぐらいの正統派美少女、東峰さん。
(いや、モブ的なキャラとしてなら、1巻から登場してたんですけどね)
誰よりも早く数の「おま☆てん」グッズに気付き、彼がオタクなのだと思い込んでショックを受けつつも、近づこうと頑張ります。
完全に一般人なので、茨の道ですねえ……。案の定空回りしてますけど、いい娘です。
ん? でも立場は数君と一緒なんですねえ、それ。
もう一人は、数のクラスの委員長にして、気合の入った男装コスプレイヤー、六徳カナエさん。
この娘は実に難儀な人です。
普段着は黒ゴスなんですが、本人の理想は「少年の身体でゴシックロリータの装いを楽しむ」ことなんだとか(その関係で、「アマネ」を神聖視)。
……わたしより難儀じゃないかそのメンタル(汗)
ちなみに、コスプレ時はなんとか押さえつけて隠してますが、かなりの巨乳。本人の理想とは大きくかけ離れていることになるので、悩みの種のようです。
もう身体交換しましょうよ。
そうすればお互い幸せになれますよ。
ただしその場合、契約完了まで「わたしはゴスロリ衣装の似合う美少年ではない」ということは伏せておく方向でー(爆)
かなり痩せてはいますけどさ。
ともかく。
相変わらず数君の本質がオタクではないことに不安を抱きつつも、次巻の展開が実に楽しみなのでありました。
もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』3巻(ヤングガンガンコミックス)
今年に入ってようやく読了ー。
ああ、やっぱ面白いわコレ〜。ちょっとテンポというか、空気にクセのある作品ですけど、慣れるとそこが好きになるんです。
3巻は夏コミならぬ「夏コマ」を巡るお話がメイン。
数(あまた)君もとうとう、股間の際どい「ウズメちゃん」コスを着ることになります。
いや、問題なのはパッドで誤魔化せてることになっている股間ではなく、身体のラインがばっちり出てることだと思うんですがっ!
肩とか腰周りとかさ。何故バレない。
まあ、その辺はコミック力場でも働いているんだと思って、ツッコまないでおくべきですかね(^^;
目を引くのは衣装の大胆さだけでなく、顔の可愛さもですね。
この作品は他の女装少年漫画に比べて、あまり主人公の可愛さを前面に押し出していないと思っていたのですが、夏コマのお話では、今までになくその容姿が強調されていた気がします。輝いてますよ。
売り子をやっている時なんて、素で可愛らしい表情を浮かべていると思います。数君は、人と接する時にあまりキャラを作っている様子がないので、より可愛く感じますね。
……いや、松本部長と話している時なんかは、もっと乙女度が高いように見えますねえ。言動といい表情といい。
でもあれ素でやってるんですよね。なんて罪作りな子だ(笑)
今回は色んなキャラがコスプレを披露してくれるのですが、一番印象に残ったのは、なんといっても数君の「アマノウズメ」――
ではなく
松本部長の「みこと」と清川君の「てんてる」ですよ。
まさに、「なんたる2.5次元」。この二人がこれほどのスペックを秘めていようとは……!
そりゃ女の子たちもキャーキャー言いますよ。
そしてキヨ×マツ確定、と。
オタク方面のみならず、恋愛方面でも大きな動きを予感させるこの巻。
今までまったりムードだったのが、ここに来てまさかの新キャラ一挙投入です。
まずはメインヒロインを食ってしまいそうなぐらいの正統派美少女、東峰さん。
(いや、モブ的なキャラとしてなら、1巻から登場してたんですけどね)
誰よりも早く数の「おま☆てん」グッズに気付き、彼がオタクなのだと思い込んでショックを受けつつも、近づこうと頑張ります。
完全に一般人なので、茨の道ですねえ……。案の定空回りしてますけど、いい娘です。
ん? でも立場は数君と一緒なんですねえ、それ。
もう一人は、数のクラスの委員長にして、気合の入った男装コスプレイヤー、六徳カナエさん。
この娘は実に難儀な人です。
普段着は黒ゴスなんですが、本人の理想は「少年の身体でゴシックロリータの装いを楽しむ」ことなんだとか(その関係で、「アマネ」を神聖視)。
……わたしより難儀じゃないかそのメンタル(汗)
ちなみに、コスプレ時はなんとか押さえつけて隠してますが、かなりの巨乳。本人の理想とは大きくかけ離れていることになるので、悩みの種のようです。
もう身体交換しましょうよ。
そうすればお互い幸せになれますよ。
ただしその場合、契約完了まで「わたしはゴスロリ衣装の似合う美少年ではない」ということは伏せておく方向でー(爆)
かなり痩せてはいますけどさ。
ともかく。
相変わらず数君の本質がオタクではないことに不安を抱きつつも、次巻の展開が実に楽しみなのでありました。
2008年10月27日
『放浪息子』8巻
志村貴子『放浪息子』8巻(ビームコミックス)
にとりんが非常に可愛くて、女装少年漫画として鉄板のひとつであるだけでなく、それ抜きで読んでもずば抜けて面白いこの作品。
子供たちの日常が、またリアルなんですよね。
特に小学生時代とか、よく当時の微妙な感情を表現しきれるものだなあと思いますよ。
さて、二鳥くんたちも中学2年生になったこの巻。
今回のキーキャラクターは、やはり土居くんですね。
はっきり言ってしまうと、彼の言動はかなり非常識で、無神経で、迷惑で、あまりお近づきになりたくないキャラクターです。
けれど、重要な役割を担っているんですよ。
それは「一般人の視点」。
わたしみたいな趣味を持っていると、女装美少年というのはそれだけでプラスの存在。
下手な女の子よりも価値を感じてしまう存在です。
可愛いのも当たり前。心を動かされるのも当たり前。
だからたまに忘れそうになるんですよ、「まったくそのケのない人間の反応」というものを。
続きを読む
にとりんが非常に可愛くて、女装少年漫画として鉄板のひとつであるだけでなく、それ抜きで読んでもずば抜けて面白いこの作品。
子供たちの日常が、またリアルなんですよね。
特に小学生時代とか、よく当時の微妙な感情を表現しきれるものだなあと思いますよ。
さて、二鳥くんたちも中学2年生になったこの巻。
今回のキーキャラクターは、やはり土居くんですね。
はっきり言ってしまうと、彼の言動はかなり非常識で、無神経で、迷惑で、あまりお近づきになりたくないキャラクターです。
けれど、重要な役割を担っているんですよ。
それは「一般人の視点」。
わたしみたいな趣味を持っていると、女装美少年というのはそれだけでプラスの存在。
下手な女の子よりも価値を感じてしまう存在です。
可愛いのも当たり前。心を動かされるのも当たり前。
だからたまに忘れそうになるんですよ、「まったくそのケのない人間の反応」というものを。
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2008年09月27日
『ブロッケンブラッドV』
塩野干支郎次『ブロッケンブラッドV』(YKコミックス)
豊富な衣装と、やり過ぎなくらいのパロディ詰め込みが嬉しい、女装魔法少女漫画(という括りで良いのかコレ)の3巻が発売!
男の娘だらけで華のある表紙が、購入意欲を刺激します(^^
うん、1巻は表紙で損してたと思いますけど、2巻から良くなりましたねえ。
既にシーズンWの連載も確定しているようで、めでたいですな。
各方面に喧嘩売りまくりなパロディは3巻でも健在。
今回はもっぱらマスコミを集中的にネタにしてますが……
「キャラの立ちまくったスポーツ一家をさも天下を取る運命にあるかのように演出して視聴率をボロ稼ぎするという、わたしの計画がだいなしだ!」
とか、某司会者とか某キャスターとか、大丈夫なのか(汗)
2巻の「ミキ太くん」も滝汗ものでしたけど。
さて女装少年分。今回の嬉しいサプライズは、やはり「ホーエンツォレルン楓」ちゃんの登場(笑)ですよ!
ふわりとしたロングヘアーとガウンが実に良く合ってます。
眼鏡っ娘に萌えることはないと思っていたんですが……
あ、中身が男の子だからか?(爆)
すいません、眼鏡っ娘属性はないんですが、眼鏡男子には萌えるんです。腐っててすいません。
すっかりコメントを後回しにしてしまったノイシュヴァンシュタイン桜子ちゃんですが、ちゃんと可愛らしい姿を見せてくれていますよ。
涙を浮かべ、身体を震わせながら羞恥に耐える表情がたまらないですね<外道
最も目を引かれたのはカラーページのフィギュアスケート衣装。あと、低露出度好きな自分でも、水着撮影シーンでは唾を飲み込みました。
なんだあの腰周りのエロさ。明日香の鼻血も納得ですよ。そして、なんでキミはおへそが見事な縦長になっているのか。
それにしても、毎度毎度きわどい衣装を着ていて、本人も股間の状態を心配しているというのに、何故バレないのか!
あれか、これが「絶対アイドル」の力ということか(違)
親しみの持てない名前の警視庁マスコット・アイドルグループのお話では、健一が思いもよらぬ一人二役をこなす羽目に。
男の状態と女の状態を短時間に行ったり来たりして、両方の人間関係を同時にこなすというのは、コメディでは珍しくないでしょうけど……女装状態Aと女装状態Bを両方こなす、というのは初めて見る気がしますよ。なんて苦労人なんだ健ちゃん。
あまりに連続する早着替えに、そのうち「カフェがクラウザ〜〜」な状態になってしまわないかと心配したものです。いや、どっちもアイドルキャラなんで深刻な状況にはならないかもしれないけど。
いかん、コメントしたい箇所が多すぎて、こなし切れない……!
もっと詳しく『ブロッケンブラッドV』の内容を知りたい人は、yahiro1さんの「ゼロ・マイナス5分」を見るといいよ!
見事な感想です。特に3人目の女装少年、深野としおくんへのコメント「好きなものと同一化したいと願うのは、男子なら自然なこと。悪びれる必要は無いぞ。しかしその罪悪感・背徳感が快感になってくるから捨て難い。」とか「健一くんより、現実を頑として受け入れない二人のほうが愛のステージが高いかもしれない」とか。
うん、実に深い、というか濃い(^^
あ、3巻最大の萌え台詞は、としおくんの「ずれた!」ということでー<マテ
豊富な衣装と、やり過ぎなくらいのパロディ詰め込みが嬉しい、女装魔法少女漫画(という括りで良いのかコレ)の3巻が発売!
男の娘だらけで華のある表紙が、購入意欲を刺激します(^^
うん、1巻は表紙で損してたと思いますけど、2巻から良くなりましたねえ。
既にシーズンWの連載も確定しているようで、めでたいですな。
各方面に喧嘩売りまくりなパロディは3巻でも健在。
今回はもっぱらマスコミを集中的にネタにしてますが……
「キャラの立ちまくったスポーツ一家をさも天下を取る運命にあるかのように演出して視聴率をボロ稼ぎするという、わたしの計画がだいなしだ!」
とか、某司会者とか某キャスターとか、大丈夫なのか(汗)
2巻の「ミキ太くん」も滝汗ものでしたけど。
さて女装少年分。今回の嬉しいサプライズは、やはり「ホーエンツォレルン楓」ちゃんの登場(笑)ですよ!
ふわりとしたロングヘアーとガウンが実に良く合ってます。
眼鏡っ娘に萌えることはないと思っていたんですが……
あ、中身が男の子だからか?(爆)
すいません、眼鏡っ娘属性はないんですが、眼鏡男子には萌えるんです。腐っててすいません。
すっかりコメントを後回しにしてしまったノイシュヴァンシュタイン桜子ちゃんですが、ちゃんと可愛らしい姿を見せてくれていますよ。
涙を浮かべ、身体を震わせながら羞恥に耐える表情がたまらないですね<外道
最も目を引かれたのはカラーページのフィギュアスケート衣装。あと、低露出度好きな自分でも、水着撮影シーンでは唾を飲み込みました。
なんだあの腰周りのエロさ。明日香の鼻血も納得ですよ。そして、なんでキミはおへそが見事な縦長になっているのか。
それにしても、毎度毎度きわどい衣装を着ていて、本人も股間の状態を心配しているというのに、何故バレないのか!
あれか、これが「絶対アイドル」の力ということか(違)
親しみの持てない名前の警視庁マスコット・アイドルグループのお話では、健一が思いもよらぬ一人二役をこなす羽目に。
男の状態と女の状態を短時間に行ったり来たりして、両方の人間関係を同時にこなすというのは、コメディでは珍しくないでしょうけど……女装状態Aと女装状態Bを両方こなす、というのは初めて見る気がしますよ。なんて苦労人なんだ健ちゃん。
あまりに連続する早着替えに、そのうち「カフェがクラウザ〜〜」な状態になってしまわないかと心配したものです。いや、どっちもアイドルキャラなんで深刻な状況にはならないかもしれないけど。
いかん、コメントしたい箇所が多すぎて、こなし切れない……!
もっと詳しく『ブロッケンブラッドV』の内容を知りたい人は、yahiro1さんの「ゼロ・マイナス5分」を見るといいよ!
見事な感想です。特に3人目の女装少年、深野としおくんへのコメント「好きなものと同一化したいと願うのは、男子なら自然なこと。悪びれる必要は無いぞ。しかしその罪悪感・背徳感が快感になってくるから捨て難い。」とか「健一くんより、現実を頑として受け入れない二人のほうが愛のステージが高いかもしれない」とか。
うん、実に深い、というか濃い(^^
あ、3巻最大の萌え台詞は、としおくんの「ずれた!」ということでー<マテ
2008年09月17日
『みずほアンビバレンツ』1巻
こいずみまり『みずほアンビバレンツ』1巻(High アクションコミックス)
『コミックハイ!』で連載されているのをちらりと見て「よっし、可愛い女装少年だ憶えておこう」と脳内メモしておいた作品。店頭でみかけて即買いしました。
平和な女装少年物コメディで、大きな事件もなく気軽に読めます。
実は続き物だそうですが、前作を知らないわたしでも何の問題もなく読めましたね。
主人公の田代みずほは、前作に登場した母親の美貌を受け継いだ少年。キレイで可愛いものが大好き、かつナルシストの気がある彼は、中学入学と同時に女子デビューしてしまいます。
本人曰く「ママゆずりのこのボクの美貌は! やっぱ女のコになってこそその魅力を発揮できるってものよね〜」だそうで。
――激しく嫉妬を覚えますね(爆)
まあ、その選択には賛同しますけど。こういう、ひたすら「キレイ・可愛い」が大好きなだけの女装少年ってのもわかりやすいですね。
女の子の格好をして女の子みたいに振る舞っていますけど、それは「そうするのが好きだから」。アイデンティティは揺るぐことなく「男」です。
「男と付き合うのか」と訊かれたら「それじゃホモになっちゃうじゃん」と答えてますしね。
……とはいえ、女の子たちとの距離感はほとんど同性のそれ。果たしてどんな人にときめくのかはわかりません。
1巻後半では、お嬢様系美少女のありすと擬似百合っぽい雰囲気を漂わせてたりもしますけど。
あー、振り回されてるありすが可愛いなあ(^^
ところで、みずほには梨々・奈々という双子の女友達がいて、下着の見せ合いっこなんかもしています。
二人とも貧乳らしく、「サイズも同じAAA〜」だそうですが……
多分、アンダーバストの数値は全然違いますよね――って、こんなこと気にする人どれだけいるのやら(^^;
けど本当に、20cmくらいは違うと思うのよ。いくらみずほちゃんがスレンダーとはいえ。男の子は意外と胸囲大きいんですよ〜。梨々や奈々のブラつけられたらびっくりです。
ウエストなら、細い子は本当に細いですけどね。
『コミックハイ!』で連載されているのをちらりと見て「よっし、可愛い女装少年だ憶えておこう」と脳内メモしておいた作品。店頭でみかけて即買いしました。
平和な女装少年物コメディで、大きな事件もなく気軽に読めます。
実は続き物だそうですが、前作を知らないわたしでも何の問題もなく読めましたね。
主人公の田代みずほは、前作に登場した母親の美貌を受け継いだ少年。キレイで可愛いものが大好き、かつナルシストの気がある彼は、中学入学と同時に女子デビューしてしまいます。
本人曰く「ママゆずりのこのボクの美貌は! やっぱ女のコになってこそその魅力を発揮できるってものよね〜」だそうで。
――激しく嫉妬を覚えますね(爆)
まあ、その選択には賛同しますけど。こういう、ひたすら「キレイ・可愛い」が大好きなだけの女装少年ってのもわかりやすいですね。
女の子の格好をして女の子みたいに振る舞っていますけど、それは「そうするのが好きだから」。アイデンティティは揺るぐことなく「男」です。
「男と付き合うのか」と訊かれたら「それじゃホモになっちゃうじゃん」と答えてますしね。
……とはいえ、女の子たちとの距離感はほとんど同性のそれ。果たしてどんな人にときめくのかはわかりません。
1巻後半では、お嬢様系美少女のありすと擬似百合っぽい雰囲気を漂わせてたりもしますけど。
あー、振り回されてるありすが可愛いなあ(^^
ところで、みずほには梨々・奈々という双子の女友達がいて、下着の見せ合いっこなんかもしています。
二人とも貧乳らしく、「サイズも同じAAA〜」だそうですが……
多分、アンダーバストの数値は全然違いますよね――って、こんなこと気にする人どれだけいるのやら(^^;
けど本当に、20cmくらいは違うと思うのよ。いくらみずほちゃんがスレンダーとはいえ。男の子は意外と胸囲大きいんですよ〜。梨々や奈々のブラつけられたらびっくりです。
ウエストなら、細い子は本当に細いですけどね。
2008年08月06日
『フダンシズム−腐男子主義−』2巻
ヤングガンガンにてもりしげさんが描かれている女装モノ漫画。
主人公である14歳の少年、宮野数(あまた)は、風邪で倒れた姉の代わりに女性向け同人イベントに引っ張り込まれ、女装させられたうえで売り子をやらされてしまいます。
そこで出会い、言葉を交わしたのが、憧れのクラスメイトである小西望。
恥ずかしい姿を見られてしまった……と思ったのですが、次の日学校で会っても天然でスルー。同一人物だと気付かれていない、というより視界にすら入っていない様子。
彼女とお近づきになるため、数は再び女装して同人イベントに望むのですが――というお話。
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主人公である14歳の少年、宮野数(あまた)は、風邪で倒れた姉の代わりに女性向け同人イベントに引っ張り込まれ、女装させられたうえで売り子をやらされてしまいます。
そこで出会い、言葉を交わしたのが、憧れのクラスメイトである小西望。
恥ずかしい姿を見られてしまった……と思ったのですが、次の日学校で会っても天然でスルー。同一人物だと気付かれていない、というより視界にすら入っていない様子。
彼女とお近づきになるため、数は再び女装して同人イベントに望むのですが――というお話。
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2008年07月28日
『SH@PPLE−しゃっぷる−A』
だいぶ前に読んだんですけど、ちょうど忙しい時期に重なっていたため、今更な時期の感想に(汗)
日が経ってしまっているため、たいしたことは書けませんけど、続きを読みたい作品ですし、一応〜。
まず、「♂♀の入れ替わりラブコメ」という売り方は止めてほしいと言うに……orz
せめて「双子の入れ替わり」とでも書いてくれれば、「ああ、とりかえばやなのかな」と想像も働きやすいと思うのですが。
まあ既に2巻ですので、あんまりネチネチ言っても仕方ないですよね。
全体としては、女装云々以前に、安心してさくさく読めるラブコメといったところ。ちょっと引っ掛かるところもありますけど、結構気に入っています。
今回特に面白いと思ったのは、ヒロインたる一駿河蜜の心理描写。
「同じ女性である淡谷舞姫(実は弟の雪国の女装)を好きになってしまった自分はヘンなのではないか?」と動揺しまくっているんですね(^^
ちょっと珍しい光景を見たなあと。いや、その手のギャルゲーでは珍しくないのでしょうか(実はあまりプレイしてないので……)。
逆の構図なら、かなり馴染みがあるのですよ。
「男装している女性に、周囲の男性が『あいつは男なのに!』と思いつつもときめいてしまう」というのはね。
『新釈とりかえばや物語 ざ・ちぇんじ!』でも、宰相中将が「奇(あや)しの恋なのかっ?」と焦っていましたし。
新選組モノの『風光る』でも、男と偽って入隊したセイに、周りの人間がどぎまぎしていました。(まあ、あの時代だと「衆道」がそれなりに広まっているので、迷わずそっちの道へ進もうとする者もいるのですが(笑))
テニス漫画の『LOVe』にも、性別が女とバレる前に手を出してしまうキャラがいましたっけ。
こういう状況って好きなんですよ。TSにおける「親友萌え」にも繋がるものを感じますし。
――話が逸れました(爆)
で、女装してやがる誰かさんのせいで「自分は百合趣味なのか?!」と悩む少女というのも、見ていて面白いものだなあと。
あと印象に残ったことといえば――何故か主人公よりもヒロインの心理の方が理解しやすい、ということですね(^^;
わかっちゃうんですよ、相手のちょっとした反応が気になって、落ち込んだりしちゃうのって。
一方で、主人公の気の回し方とか、行動の選択がどうにも共感しづらいというか。
そういう書き方をしてあるのか、わたしの性格のせいなのか、ちょっと悩むところではあります。
最後に、舞姫はもうちょっとオトコノコの心理を想像してあげてほしいな、とか。
実は一番初心なんじゃないでしょうか、この娘(笑)
日が経ってしまっているため、たいしたことは書けませんけど、続きを読みたい作品ですし、一応〜。
まず、「♂♀の入れ替わりラブコメ」という売り方は止めてほしいと言うに……orz
せめて「双子の入れ替わり」とでも書いてくれれば、「ああ、とりかえばやなのかな」と想像も働きやすいと思うのですが。
まあ既に2巻ですので、あんまりネチネチ言っても仕方ないですよね。
全体としては、女装云々以前に、安心してさくさく読めるラブコメといったところ。ちょっと引っ掛かるところもありますけど、結構気に入っています。
今回特に面白いと思ったのは、ヒロインたる一駿河蜜の心理描写。
「同じ女性である淡谷舞姫(実は弟の雪国の女装)を好きになってしまった自分はヘンなのではないか?」と動揺しまくっているんですね(^^
ちょっと珍しい光景を見たなあと。いや、その手のギャルゲーでは珍しくないのでしょうか(実はあまりプレイしてないので……)。
逆の構図なら、かなり馴染みがあるのですよ。
「男装している女性に、周囲の男性が『あいつは男なのに!』と思いつつもときめいてしまう」というのはね。
『新釈とりかえばや物語 ざ・ちぇんじ!』でも、宰相中将が「奇(あや)しの恋なのかっ?」と焦っていましたし。
新選組モノの『風光る』でも、男と偽って入隊したセイに、周りの人間がどぎまぎしていました。(まあ、あの時代だと「衆道」がそれなりに広まっているので、迷わずそっちの道へ進もうとする者もいるのですが(笑))
テニス漫画の『LOVe』にも、性別が女とバレる前に手を出してしまうキャラがいましたっけ。
こういう状況って好きなんですよ。TSにおける「親友萌え」にも繋がるものを感じますし。
――話が逸れました(爆)
で、女装してやがる誰かさんのせいで「自分は百合趣味なのか?!」と悩む少女というのも、見ていて面白いものだなあと。
あと印象に残ったことといえば――何故か主人公よりもヒロインの心理の方が理解しやすい、ということですね(^^;
わかっちゃうんですよ、相手のちょっとした反応が気になって、落ち込んだりしちゃうのって。
一方で、主人公の気の回し方とか、行動の選択がどうにも共感しづらいというか。
そういう書き方をしてあるのか、わたしの性格のせいなのか、ちょっと悩むところではあります。
最後に、舞姫はもうちょっとオトコノコの心理を想像してあげてほしいな、とか。
実は一番初心なんじゃないでしょうか、この娘(笑)