2009年08月22日

C76 3日目レポの分裂(未遂)

 ああっ、『プラナス・ガール』1巻に『VITAセクスアリス』2巻に『黄昏乙女×アムネジア』1巻に『謎の彼女X』5巻に『お気に召すままご主人サマ』1巻と、好みの漫画が立て続けに出てるっ!
 は、早く読まねば時期を逸してしまうぞ。ぬおお。


 ようやく夏コミ3日目のお話。
 この日は自分のサークルの本番ということもあって、若干緊張気味です。
 折角の東なんだし、スペースの設営が終わったら知り合いのところに挨拶に行こうかとも思ってたんですが、もっぱら精神的にいっぱいいっぱいという有様。
 けれど「業魔殿書庫」のLITさんが向こうから会いに来てくださいました。ありがたいっ。
 みつどもえ本『小学6年3組』は完売となったそうで、おめでとうございます!
 会場で手にすることができて良かった……。まだざっと読んだだけなんですけど、人気投票のわたしのコメントがことごとく太字になっていたのは噴きました。やはりキーワードは変態か(笑)

 開場後はそこそこのペースで一般参加者が来て……いるのですが、まあ左隣の凄いこと(^^;
 当然といえば当然、そちら側は男性向けエリアであり、すぐ隣は朝木貴行さんのサークルですからねえ。本の他に痛リボンもありましたし。
 ずっと行列が途切れないサークルが隣にあるなんて、創作文芸だけで固まってたらあり得ないことなんで、気になってついつい様子をチラ見してたんですが……。
 ある時、「朝木blog出張所」の方々もうちの人間も「うっ」と固まってしまう出来事が。
 どう見ても中学1年生か小学生くらいの女の子が、「朝木blog出張所」の本を買いに来てしまったのですよ。
「これは……アウトだろ?」
「ダメですよね……?」
 と皆で囁きあった後、丁重にお断りすることに。
 渡したらしょっぴかれちゃいますもんなー。
 いやしかし、驚きました。実は今回、うちのスペースに来てくださった方から「年齢を証明するものは要りますか?」と質問されまして、わたしは「よっぽどの童顔・低身長でなければ要りませんよ。見るからに18歳未満、という人がうちを訪れたことはありませんし」と答えていたのですよ。
 ……まさか、うちよりもっとはっきり18禁な本を出しているサークルさんに、年齢確認が必要な(というか、確認するまでもないほど)小さい女の子が並んでしまうとは(汗)
 面白くも冷や汗の出る、容易には忘れられない出来事になりました。

 そういった珍事を除いても、朝木さんのところには開場前も開場後も多くの方が挨拶に訪れていましたね。
 ……誰が誰なのかわからないのが非常に残念っ。もしかしたら、好きな作品の作者様だったりするかもしれないのにっ。
 ああでも、凪庵さんがいらした時だけは名刺が見えたもので、すぐにわかりましたね。思わず隣で「凪庵さんっ?!」と叫んでしまい、名刺まで頂いてしまいました(^^;
 いやまさかあんな形で遭遇するとは。多分、「叫んだ人がいた」ことしか憶えられてないと思いますけど。

 さて、流石に男性向けサークルの足元には及ばないわけですが、うちもそこそこのペースで本が捌けてゆきました。
 午前中は前回のペースを上回るほどで、一時は「もしかして、閉会まで新刊がもたないのでは?」なんて心配すらしてしまいました。
 しかし、昼を回ったあたりで訪れる人も減り始め、vol.02とvol.03は確実に残るなという状況に。
 いや、午前中にピークが来る創作文芸サークルってのも変なんですけど(^^;

 13時15分を回ったあたりで売り子を交代し、アレナさんと一緒に挨拶回りに――行こうとしたところでおくとぱすさんがっ!
 うはー、ありがたいこってす! すれ違わなくて良かったああああ。
 1日目の邂逅ゆえの縁。これを機会に、わたしはともかく光ノ影さんにご注目いただければと思います。

 挨拶回りは、普段ネットで付き合いのある漫画読みの方々のサークルの他、ずっとお話をしてみたかったプロ漫画家さんのサークルにも。
 今回はどこのサークルも凄い人出だったみたいで、新刊を手に入れ損なったりもしたのですが、幾夜大黒堂さんとしっかりお話できたのは嬉しかったです!
 それぞれ女装少年とかTSとかで本出してるのに、一番盛り上がった話題が小林泰三だったりしましたがっ(爆)
 「酔歩する男」は良いですもんね〜。ぐらんぐらんに酔いますもんね〜。

 寄生操りで知られる「SKY STORY PAGE」では残り2部というギリギリの状態で新刊を入手。
 よ、良かった……これは絶対手に入れたかったからっ……!
 ちょうど麗・狼さんもスペースにいらっしゃって、こちらの本もお渡しできるなど、運に恵まれました。
 
 じゃこうねずみさんのサークルに立ち寄った時にも、思い切って新刊をお渡ししました。
 いや、実は冬にも挨拶に行ってるんですけど、あの時は「TS好き」とまでは言っても本を渡す勇気まではなかったのだっ……。

 柚木N´さんが撤収済みでお会いできなかったのは実に残念……。
 『めちゃLOVE☆』の後『シシュンキのアレコレ』や『フェチの品格』も買って楽しませていただいたものですから。
 残念といえば、今回は某零さんが落選されていたんですよね。くうっ、一気読みした『バッタと呼ばれた男』の感想を直接お伝えしたかったっ。

 他に、買うのが第一目的なサークルさんも色々回ったりしたのですが、やはり二軍眼鏡使ってるのが辛かったですねー。
 スペースをチェックしてあるサークルさんに辿り着くことは出来ても、視界がかなり悪かったので「通りすがりに面白そうな本を見つける」ことがまったく出来なかったのですよ……。
 よっぽどデカいポスターとかじゃないと目に留まらなくって。あー、人外本買い逃したあ(後でアレナさんに教えられた)。


 長いので後半戦は収納ー。

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2009年08月09日

夏コミ3日目のTSオフは飛び入り自由!

 夏コミ3日目の16日日曜日は、閉会後に恒例のTS界オフ会やりますよー。
 TSに興味のある人間なら来る者拒まず。 サイト持ってなかろうがコテハン発言したことなかろうが構いません。
 当日飛び入り参加もOKです!

 ビッグサイト内集合場所は、いつもどおりTeiresiasのサークルスペース前に、16時過ぎ
 撤収作業があるので、東ホールを出発するのは16時半頃になると思います。

 最初の飲み会会場は、特に意見がなければ新橋のいつもの店になると思います。到着は17時半頃。
 勿論、アルコールが飲めない人でも大丈夫です。
 ああそれから、わたしは去年までの携帯番号&アドレスのデータを失っていますので、現地集合希望の方は、かつて番号交換をしていても要注意です。


 ……ここ数年は殆どわたしが呼び掛け人をやっているので、冬あたりは敢えて黙っていようかなとも思っています。
 サークル活動にしてもそうですけど、新たに自分で動き始める人が現れることこそが望みですし。


 
 さーて、そろそろ上京に向けた荷造りをしないといけませんね。
 在庫と一部の荷物は既に送ってあるんですけど、手持ちの荷物もそれなりにありますし。
 夏は着替えをしっかり用意する必要があるのが厄介だなあ……。

 明日は用事があるし、13日までは仕事なので、サークルチェックとかコミケに向けた作業は今日中に終わらせたいところ。


 ところで、カタログをチェックしてて噴いたんですけど、うちの隣が朝木貴行さんのサークルなんですよね。
 LO読みを隣に配置するとは、狙ってんのかスタッフっ!(笑)
 そしてその隣もプロ漫画家……。
 島が創作文芸と男性向けで縦に割られるという凄い配置なので、誕席はやたらと濃くなるんですねえ(^^;
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2009年08月07日

C76サークルチェック(TS編)

 私的なメモも兼ねてまとめてみました。

・この界隈で馴染みのTSサークル
 今回は見事に東5ホールに固まりました。行き来も容易でありがたい!

 「Teiresias」日曜日 東ハ−37b
  巻を跨いだ続き物はないので、どこからお読みになってもOK!

 ゆっこの不思議な部屋」日曜日 東ハ−37a
  新刊『パープルトラベラー』が出る、かな。

 城弾シアター」日曜日 東ハ−36b
  今回は18禁TS小説に挑戦。

 民輝書房」日曜日 東ペ−24b
  『微妙存在ろろみ』第7巻、出るか?

・他、オリジナルTS作品が手に入るサークル

 夢見奏」土曜日 東U−22a
  男子大学生が幼女に! 良作18禁TSノベルゲーム『ふたば☆ちゃんねる』。
  『ふたば☆ちゃんねる2』はちゃんと出ますか……?

 MAHOUSE」日曜日 東カ−56b
  今回はフィリ本なので、カウ(TSっ娘)の出番は少なそう。
  というか、TSしたのはだいぶ前なので、その辺が読みたい人はサイト経由で頑張って漁ろう!

・オススメ二次創作サークル

 ハイスイノ陣」日曜日 東メ−30b
  『リトルバスターズ!』直枝理樹TS本。絵も綺麗でエロ度高し。

 ろくでなしの詩」日曜日 西い−25b
  凄い密度とテンションのキョン子本。前作は手に入れ損なったんじゃああ。

 二次創作は、ティエリア女体化がちらほらと。キョン子本があるのは10サークルくらいかな?
 TSファンの嗜好に合うかどうかも含めて、その辺は各自チェックされたしっ。
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2009年07月17日

TSへの理解を広める行動とは

  印刷所への入稿が近づいているんですが、体調を崩して寝込んだりしていたので、ちょっと今余裕がないです。
 だからといって間に合わないということは絶対ありませんが。


 黒船が来航したから慌てて国境を画定し、近代国家にしようとする。
 というのは結構当たり前の対応だと思うんですが、「皆で命のスープになってドロドロに溶け合おうよ」というゼーレシンパがいたりするので大変です。
 国境があるからといって、異民族と仲良くできないわけではないのにね。
 併呑されたら国交樹立もくそもないですよ。

 あと、凄く不思議なんですけど。
 TS=transsexual
(トランスセクシャル)
 TG=transgender(トランスジェンダー)
 TV=transvestite
(トランスヴェスタイト)
 TF=transfur(トランスファー)

 といったジャンル名を見ていけばすぐわかると思うんですが、「トランス」という大枠が既に存在しているのですよ
 無理してTSという言葉だけですべてを説明する必要はないって、すぐにわかると思うのですけど。


 さて、わたしの記事よりも的確な説明が入っている記事があったので、ちょっと紹介リンク&一部抜粋です。

「チェンジHに物申す!」(R and TS)

“「異性へ変身する物語を集めたコミックジャンル」として用います。
ここでいう「変身」は異性装も含みます。”

編集後記より一部抜粋

情報としてまっさらな人は、それを基本情報として認識してしまう。
それをわかっていてやった、画報編集の罪は重い。

(略)

そもそも、一般の人のTS好きの認識って「何お前オカマ?気持ち悪いんだけどw」といった感じなのです。
それだけTSとはニッチなジャンルだと思います。
だからこそ、こういうのは慎重に慎重を重ねて企画を練らなければいけないのに……。


 TSファンが無理解な企画に反発や焦りを覚えるのは、こういう事情があります。
 また、倒錯的な趣味であるがゆえに、愛好者は臆病になりやすい。
 となると、声を上げられる人間が声を上げる必要があります。

 幸いにも、「ゴルゴ31」「かーずSP」「さざなみ壊変」などの大手ニュースサイトに次々と取り上げられたので、一定の効果はあったでしょう。


 そうそう、勘違いしてもらっても困るのですが。
 「これぞTSである」というものを行動によって示すというのは、ネットで意見表明することだけではありませんよ。

 確かに、まず最も簡単なのは、ブログ・サイト等で意見表明をすることです。
 しかし、影響力はお手軽さ相応だと思っておきましょう。それなりの発言力を手に入れてからでなければ、ごく僅かな人間にしか届きません。
 そして、簡単に実行可能ということは、「受け取る側もその程度にしか受け取らない」ということにも繋がります。
 本はまったく売れないけれどもブログが毎日1万ヒットな人間は、ブログは持っていないけれども本が毎回1万部売れる人間に、影響力で及びません。

 次に簡単なのは、アンケート葉書を出すことです。
 行動自体の負担は少ないですが、ネットと違い、「50円切手が要る」「住所・氏名を書く必要がある」「ポストまで投函に行かなければならない」といったハードルが存在します。
 それ故に腰が重くなる人もいますが、それらのハードルを越えた意見だからこそ重みを持つとも言えます。
 ジャンプ編集部がアンケート葉書に拘っている理由も考えてみましょう、ということです。

 その次に簡単なのが、同人誌を作ることです。
 否定するだけでは誰もついて来てくれません。建設的な発信者になる必要があります。
 発信者が増えるほど、そのジャンルは揺るぎないものになっていきます。
 「これが俺のジャスティスだ!」というものがあるならば、本を作って世に出してみましょう。
 コミケに数サークルしか存在しないジャンルと、島を形成できるほどのジャンル。その存在感の違いは非常に大きいですよ。(オンリーイベントがあるかどうかというのも重要でしょう)

 上の三つは、わたしが全部実行してきたことです。
 
 最後に、最も難易度とリスクが高い方法も提示しておきましょうか。
 それは、「チェンジH」の編集部にTS漫画の原稿を送りつけてしまう、というものです。
 原稿のクオリティと数次第では、ストレートに影響を発揮するかもしれません。
 ただし、プロの原稿と伍するクオリティである必要がある、という難易度の高さ。
 そもそも予算不足で第2弾が発行されない可能性があるため、無駄撃ちに終わるかもしれないという、リスクの高さ。
 そういった問題点があるということは、一応言っておきますね。
posted by nekome at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | TS雑談

2009年07月14日

広義のTSに含まれる異性装とは

  昨日の記事で
「「異性装もTSに含めて良い」と考えている人は“gender”という語を用いるべき場面で“sex”という語を用いているから混乱しているだけ」
 と書きましたが、それ以外にも思い当たる原因がありましたので、追記させていただきます。

 ※追記:より厳密な翻訳に切り替えさせていただきます。

 “transsexual”の辞書的意味の中には
「a person, especially a man, who feels that they should have been the opposite sex, and therefore behaves and dresses like a member of that sex」
 というものがあります。
 翻訳するならば
「人物、特に男性において、現在の肉体的性別が本来の性別ではないと認識しており、その為に、自身が感じる本来の肉体的性別として扱われる目的で、自身が感じる肉体的性別の服装をし、またその振る舞いを行う事」
 ですね。
 こういう人間の状態を一言で表わすのならば「女装」となります。
 それ故に、「肉体変化前の女装状態を描いているTS創作物」が存在しますし、そのことを以って「女装もTSである」という解釈をする人がいるのかもしれません。

 しかし、だからと言って「すべての異性装がTSと言える」というのは勘違いです。
 もうちょっと良く考えてください。

 「現在の肉体的性別が本来の性別ではないと認識して」いる人間というのは、身の回りの環境がそれを許せば、ホルモン注射、外科的手術を経て性転換を成し遂げます。
 まあ絶対到達できるとは限りませんが、成し遂げたいという強い意志があります。
 手術等による性転換はTSにあたります。
 そして、その前段階、徐々に変化していく最中を切り取って「まだTSとは呼べない」と断言するのは難しい。
 区切るのが難しく、かつ将来的なTSが約束されているため、外科的手術あるいはホルモン注射の前段階である異性装も、「変化過程」としてTSに含めることができるのです。

 重要なのは、「将来的にTSする」ということ。あるいは「TSする強い意志がある」ということです。
 この前提条件が満たされるのであれば、現時点で肉体的変化をともなわない異性装状態であっても、TSとして扱えるのです。

 だから、“transsexual”の辞書的意味の中に
「人物、特に男性において、現在の肉体的性別が本来の性別ではないと認識しており、その為に、自身が感じる本来の肉体的性別として扱われる目的で、自身が感じる肉体的性別の服装をし、またその振る舞いを行う事」
 が入っているのです。

 つまり、そのような到達点、性転換願望をともなわないカジュアルな異性装。プレイとしての異性装は、TSには含まれないということになります。
 わたしが「異性装はTSとは別ジャンル」と言っているのはそういう意味です。

 
 おそらく、「TSとしての条件を満たす異性装」を扱った創作物は、かなり少ないでしょうね。
 どうしても重い展開になりやすいので、商業作品向けではないのです。
 (まったくないわけではありませんが……)
 少なくとも、エロコメ作品の中には、ほとんど存在しないでしょう。
posted by nekome at 19:25| Comment(12) | TrackBack(0) | TS雑談

2009年07月13日

『チェンジH pink』は「TSアンソロジー」に非ず

 『チェンジH pink』は「TSアンソロジー」に非ず。
 繰り返します。
 『チェンジH pink』は「TSアンソロジー」に非ず。
 「それほどTSには詳しくないけれども、噂になっていたので買ってしまった」という方は特に、出版社サイドの誤った宣伝文句を信じてしまわないよう、ご注意ください。


 このように特定の出版物を否定する記事を書くのは、本来、わたしの望むところではありません。
 この記事を書かねばならない事態が発生したことを、非常に残念に思います。

 心配していたとおりに、悲惨な構成となりました。
 中立的な視点で判定しても、ターゲットの定まらない中途半端な出版物です。
 収録作品は12本。
 うち、TSは変化過程含めても2本のみ。
 あと、ふたなり1本。残り9本はすべて女装・男装

 これのどこが「TSアンソロジー」であるというのか。
 女装も男装もふたなりも、TSとはまったく違うものであり、ひとくくりに「TS」と呼んで売って良いものではありません。

 解釈論争への結論を先に言ってしまいますと
「“sex”=“肉体的性別”が変化していない異性装が“trans sexual”であるわけがない。以上」
 となります。
 男の肉体のままで、服装だけ女ものに変える女装の、どこをどう解釈すれば“sex”が“trans”していることになるのですか。
 「異性装もTSに含めて良い」と考えている人もいるにはいますが、そういう人は“gender”という語を用いるべき場面で“sex”という語を用いているから混乱しているだけです。

 いや、少年画報社の場合、混乱しているどころではありませんね。
 表紙にはデカデカと「女装」「男装」の文字。
 そして帯には「♂♀!?…第3のエロコメでる!前代未聞のTSコミックス新発信!!」と書かれています。
 「少年画報社にとっては、女装と男装こそTSである」と確信的に宣言しているようなものです。
 (帯によって「性転換」の文字が偶然隠れたなど、言い訳にもならない)

 また、編集後記には
※「チェンジH」においては「TSコミックス」を「異性へ変身する物語を集めたコミックジャンル」として用います。ここでいう「変身」は異性装も含みます。」
 という断り書きが入っています。
 『ヤングキング』誌上の広告においても、「女装・男装・性転換…それが――TSコミック」などと、デカデカと出鱈目を書いてくれましたね。

 そもそも、そういった宣伝文句がなくとも、「TSコミックス」と銘打って発行した本の掲載作品の大半が異性装作品である時点で、読者には「異性装のことをTSと呼ぶのだ」という誤ったメッセージが届いてしまうことになる。そんなことは明々白々です。
 しかも商業媒体でやられてしまったのですから、ジャンル「TS」の受けたダメージは甚大と言えます。
 
 少年画報社は、どれだけTSの定義を歪めれば気が済むのか。
 貴方方は、自分たちが興味もなければ理解する気もまったくないジャンルを食い荒らすことが、そんなに楽しいか。
 
 「ちょっと流行っているらしいから、TSと銘打っておけば売れる」とでも思いましたか。

 ……真実は知る由もありませんが、企画立案当初はTSを主体とするものだったのが、実際にゴーサインが出るまでに変質させられたという可能性もあるかもしれませんね。会社組織ですから。
 しかし、たとえそんな事情があったとしても、そんなことを斟酌する義務は読者にはありません。
 結果としてこういう形で本が出た以上、TSというジャンルで活動している人間としては、激しく反発せざるをえない。

 ……断っておきますが、わたしは女装モノを嫌いなわけでもなければ、この界隈から排除したいわけでもありません。
 批判対象は企画・販促方法であり、個々の掲載作品ではありません。

 区分可能な物は区分したうえで楽しめば良いのです。
 普段からこのブログを読んでいる方には説明するまでもないことだと思いますが、ここは念のため強調させていただきます。

 これはあくまで分類、ジャンル区分の話です。
 個人的嗜好・好悪の感情・読者の度量などといった矮小な問題ではありません。

 異性装を主体にしたいのなら、「異性装アンソロジー」と名付けて売れば良い。
 異性装とTSの両方を扱いたいのなら、「異性装+TS」と書けば良い。
 何故その程度のことができなかったのか。
 何故、TSというジャンルに迷惑をかける形で出版したのか。
 ……ツンデレブームに乗じた擬似ツンデレの氾濫などとは比較にもならない、「悪しき商業主義」の結果としか見なせません。



 ただでさえマイナージャンルであるTSは、この本の出版によってさらなる危機的な状況に追い込まれました。
 正確には、黙っている限り危機的な状況です。
 何もしなければ、圧倒的多数である女装というジャンルの前に、TSというジャンルは飲み込まれていくだけです。
 TSというジャンルの存続を願う人間は、「これぞTSである」というものを、行動によって示す必要に迫られています。


〜関連リンク〜
チェンジHに物申す!」(R and TS)
「時事っぽい話」(喫茶ま・ろんど)
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2009年06月16日

『くるくるくーる』発売まであと僅か

 Axisさんの“性転換大発生型ドタバタラブコメディAVG”『くるくるくーる』の発売まであと10日。

 バナーキャンペーンに参加されているサイトもありますし、この界隈の殆どの方が既に知っていると思います。
 勿論わたしも注目しているのですが……多分、プレイするとしたら早くとも7月後半になっちゃうでしょうね。ほら、同人誌とかありますから(^^;
 てなわけで、発売直後のレビューとかは他の方たちに丸投げすることになってしまうのですが、せめて宣伝協力ぐらいはしておこうかなと。

 というのも、Axisさんの姿勢が実に好印象なんですよね。TSをウリにして商売したい方たちには是非見習ってほしいものです。
 何しろ、オフィシャルページでオススメしているポイントからして

「雪光(男)×きらら(女)とユキ(女)×キララ(男)等、
 主要キャラそれぞれ両タイプのHシーンが存在!(一部女同士もあるよ)」


「エンディングだって組み合わせEDを実装!!
 (ただし同性は無いです、ごめんなさい)
 ハーレムEDも実装、当然男女で別々のEDを用意してます」


 といった具合なんですから。
 TS愛好者にどうアピールするべきかをよくわかってますね!
 うん、男女両方のEDがあるっていうのは重要なんですよ。
 しかも、主人公以外もTSする(メインキャラの元の性別は、男2人に女3人)ということは、一般プレイヤー以外(要するにこの界隈)にとっての男EDの価値も高まっている……かも?

 また、Q&Aコーナー「くるくる講座」においても
「モブキャラとのHはどちらの性別でも同じくらいあるのでしょうか?できたら教えてください」
 という質問に対して
「まず、雪光が男の時はモブHは無い。あくまでも女の時限定だ。男の雪光のモブセックスなんてあったら、それはなんか違うだろ、性転換物として」
「それで、相手の性別の場合だがユキは男女どっちにも襲われるぞ。まぁ、選択肢次第、というのは以前お伝えした通りだな」

(↑のせリフはキャラが喋ってます)
 という回答が示されるなど、TSモノとして魅力的な作品にすることへのこだわりが窺えます。
 いやもう、実に嬉しいですね。

 内容は、さすがに実際にプレイしないとわからない部分も多いわけですが――サンプルを見る限り、期待して良さそうです。
 TS後の主人公が嬉し恥ずかしの表情で自分のおっぱいを触っているジャケットもナイスです!(^^)

 昨年は『Xchange Alternative2−キミノヒトミニウツルキミ−』という(この界隈的には)ビッグタイトルがあったわけですが、果たして『くるくるくーる』は今年を代表する作品となれるのか。
 プレイできる日を楽しみにしたいと思います。
 うん、できるだけプレイしてから、夏コミに行きたいものですね。

 
 あと個人的には、EDテーマ曲が川村ゆみさんというのは本気で驚愕。
 ま、マジですか……!
 アセリアのEDでベタ惚れしたんですよ! ペルソナ−トリニティソウル−のEDに登場した時にも大興奮でしたよ!
 うはー……楽しみだ。
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2009年06月11日

40万ヒット到達&『Baby,I LOVE YOU.』発売とか

 おおっと。昨日思いの他アクセスが多かったので、40万ヒット到達してますね。
 いつもご覧いただき、ありがとうございます!
 今後もTS愛を撒き散らしつつ、書きたいことだけ書いていく方向で続けていきますんで、よろしければお付き合いくださいませ。

 えー……いつものことながら記念企画も何も用意してないわけですが、早いとこ変身モノSSの続きを書いちゃいたいですね。変身モノになると途端に設定に凝り出して手に負えなくなって時間がかかる、という癖が出ちゃってますが(爆)
 というか、さっさか書かないと同人誌の作業もあるぜよ自分。


 タイトルにも書きましたが、いしだ雅治さん&はまだ金之介さんの『Baby,I LOVE YOU.』が先日発売されました
 兄の彼女と入れ替わってしまう「若干問題? ビミョーにOK!」が収録されています。
 連載当時の感想記事はこちら
 彼女さんの体になってしまった弟君の可愛らしさと、彼女の中身が自分の弟だろうと構わずイケイケな兄ちゃんが良い感じで、かなりオススメです。
 雑誌で読んでない方もこの機会にどうぞ。
 
 そういえば、連載時にBLっぽい雰囲気を指摘する声がありましたけど、他の収録作には本当にBLオチな話も。
 っていうか、そのオマケ漫画は色々と台無しです(笑)
 3人とも幸せに見えるじゃないか。
 あと、別の作品に登場するおかまバーのママさんが良い味出しすぎ。「ママ」というより「ボス」って感じで(爆)
 「彼女」が気に入った方はカバー下必見、かも。


 発売直後からそうでしたけど、『世界の果てで愛ましょう』が各所で話題ですね!
 最近も複数の有名な漫画系サイトで取り上げられるなど、かなり広い範囲で注目されているように感じます。
 いいぞ! この調子でもっと売れてくれ!


 TSモノではないんですけど、梅田阿比さんの『幻仔譚じゃのめ』2巻に登場した兎の妖怪・春兎が娘に変身した時の姿は素晴らしかったなあ。
春兎が性別無し(元は牝?)なのが実に惜しい。
 
あと驚いたのが、不動明王の眷属と思われる鈴雷の造形ですよ。多眼・多腕に球体関節でちゃんと可愛いって、どんだけピンポイントな層を突いてくるんですか(^^;
 蜘蛛萌えな自分としては、蜘蛛の妖怪とかその血の混じった人間とかが今後登場することも期待したいところです。
 ん? 後者は一人出てた?

 あれはノーカンでお願いします。
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2009年06月06日

「ゲンリセア」携帯配信ですとっ?!

「ネズミが携帯でお仕事してるらしいよ」
 な、なんだって館長ーーーーっ!?

 えー、「脳内派生嘘彼女」経由でその存在を知った、「MAHOUSE」のじゃこうねずみさんが携帯で漫画を配信されるそうです!
 すげー、ネズミさん何時の間に。
 この界隈ではまだ知らない方もいると思いますが、ネズミさんの『魔法学院ゲンリセア』は、主人公の男子学生カウが女の子に変えられてしまったうえ、触手にあんなことやこんなことをされるという大変羨まし――じゃなかった、素敵な内容です。
 わたしも、コミケで手に入ったコピ本とオフセ本を1冊ずつ持ってますよ!
 あ、過去作はDL販売されておりますので、興味を持たれました方はどうぞ。

 携帯版の配信は11日からだそうですので、見られる方は是非。
 タイトルがちょおっとえらいことになってますが、そこはわかりやすさ重視ということで(^^;
 あと、もはや言うまでもない気がしますが、18禁ですので注意。


 ……ちなみに、記事冒頭の書き方だと館長さんとわたしに親交があるように見えるかもしれませんが、演出です。騙されてくれても構いません。
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2009年06月03日

『チェンジH pink』の売り方に異議あり

 今日はちょっとネガティブ注意ですよ。

 先月、第一報が入って間もないころから懸念が伝えられていましたが、ど〜も悪い予感が当たりそうな気配。
 現物を読む前にアレコレ書くのは好みじゃないんですけどね〜、ちょおっと見過ごせないので一筆書かせてもらいますぜよ。

 女装・男装・性転換!TSアンソロ「チェンジH pink」7月発売

 記事によると、
「「チェンジH pink」が掲げるテーマは「トランスセクシャルコミック」。女装、男装、性転換など、異性へ変身する物語ばかりを集めるという。」

 ということですが……いやいや、それはおかしいですってば。

 TS(トランスセクシャル)と異性装(TV=トランスヴェスタイト)は別ジャンルです。
 近隣ジャンルなのは確かであり、わたしを含め、TSも異性装も両方イケるという人間はそれなりにいますが、個人の嗜好とジャンルの区分けは別問題。
 それに、TSは好きだが女装はまったく受け付けない、という人間も少なくないんですよな。そういう人間にとって、「TSモノです!」と言われて女装モノを読まされるのは愉快なことじゃない。今回は事前に情報が出てますが、そうじゃなかったら詐欺と罵られても弁護できないほどの愚策ですよ。

 あと疑問なのが、女装少年モノのアンソロなどは既に複数出ているのに、何故今更「トランスセクシャル」と銘打って異性装モノを含むアンソロ本を出すのか?ということです。
 異性装モノの本を出したいんなら、それだけで一本作りましょうよ。
 というか、最初っからテーマを「TS&異性装」という形で売り出してくれれば文句はないんですが……。商業サイドで「TSとは女装や男装のことである」という誤解を振り撒きかねないアプローチをされては、黙ってるわけにもいかないじゃないですか。
 少年画報社の編集部はもっと優秀だと思っていたのですが……。
 今からでもキャッチコピーの軌道修正等をしていただけないものですかね?

 もし、これで発売された本にデカデカと「トランスセクシャルコミック」と書かれ、その実、収録作の半数以上が異性装モノなどという有様になったら――さらに強く批判せざるを得ません。
 ああ、批判するのはあくまで編集部ですよ?
 本は絶対に買いますし、収録作品の内容は売り方とは切り離して評価させていただきます。
 声を掛けられた作家さんにも作品にも罪はありませんからね。繰り返しますが、わたしはTSも異性装も両方好きですし。

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2009年04月24日

音捏こね(Mk-弐)さん、プロの舞台へ!

 ようやく公式発表!
 サークル「濡羽カラス」にて一般向けTS小説を発表されており、うちのサークルの同人誌『Teiresias vol.01』にも「ふぁすなー☆とらぶる」を寄せてくださったMk-弐さん、改め音捏こねさん第8回スーパーダッシュ小説新人賞にて佳作を受賞!!
 
 集英社スーパーダッシュ文庫でプロ作家デビューいたします!
 PNは宮沢 周(みやざわ・あまね)。
 作品名は『アンシーズ』。


 おめでっっとう、ございまーーーーっす!!

 うひー。
 「我がことのように嬉しい」というのはよく聞きますが、「我がことのようになかなか実感がわかない」というのは初めて経験しました(^^;
 そして、人様の功績にもかかわらずどこか自慢気なわたしがいます。
 だって、ねえ、「同士たる友人がプロ作家」だと思うとニヤケるでしょう。この感情は否定のしようがないってもんです。

 さて、スーパーダッシュ文庫の公式サイトに概要が載っていますが(←終盤の展開まで載っているので、出版までネタバレを回避したい人は読まないように!)、受賞作の『アンシーズ』は「自らの男をカタナと呼ばれる武器へと変換する力を持った者たち」が学園で戦いを繰り広げる物語。
 つまり――TSモノです!

 
そうそう、ぴんと来た人もいると思いますが、「濡羽カラス」などで期間限定公開されていた、『刀を抜くものたち』を改稿・改題したものです。自らの“男”を抜いて戦う者たち=「アンシー」は、元は「抜刀者」と呼ばれていたものですね。「濡羽カラス」の同人誌には、別のキャラを主人公にしたエピソードも掲載されていました)

 ……これがどういうことか、わかりますよね。
 ネタに困ったのでもなく、編集部に唆されたのでもなく、流行っているから書いたのでもなく、元々TSが好きで創作活動を続けていた人間が、TS小説でプロデビューするということですっ!
 応援しない理由など、あるわけがない。

 おそらく、いや間違いなく、本当に苦労するのはこれからだと思いますが、全力で応援いたしますともっっ!!
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2009年04月09日

「声転換R」まさかの発売!

 本当に本当だったよ!
 4月1日の発表でしたから、エイプリルフールの可能性を疑ったのはわたしだけではないはず(^^;
 復活の噂はだいぶ前にちらっと流れてましたが……。

 かつて多くのTSファンがお世話になった、TS小説投稿サイト「ダークローゼス」(当時は家のネット環境が不便で、大学のPCからもコッソリ覗いていたものです)。
 その管理人であり、これまでもボイスドラマCD「声転換」シリーズを手がけてきたジョーカーさんが、5年ぶりの新作を公開!
 DLsiteでの販売になります。

 「声転換R」はFLASHアニメ付きのボイスドラマ。
 イジメられっ子の少年・松村と、イジメの主犯であり、クラスのリーダー的存在である美少女・明日美の心が入れ替わってしまいます。
 明日美の美しい身体を手に入れたことに狂喜し、復讐を考える村松ですが……。


 脚本・演技力ともに大いに満足!
 「美しい女性の(他人の)身体を手に入れて、欲望のままに行動する元男」という、成年向けであっても商業作品では滅多に見られないシチュエーションを堪能できます。
 これだ……最近はこういうのが足らなかったんだ……。
 イラストも充実していますね。表情差分の充実が嬉しい。
 あ、後半の展開も、わたし的にはご褒美です。
 限度はあるけどな!(笑)

 ダークローゼスのCMページはこちらにありますので、ご購入の参考にどうぞ。
 発売記念のネットラジオも是非聴取を。いやー笑いました。嬉しい憑依シチュで、あんなオチもつけるとは(^^;

 
 過去作の「声転換F」も同時に再販されているのですが、それに加えて、10日には「声転換Vol.2」と「声転換Vol.3」もDLsiteで再販予定だとか。
 わたしはどちらもCD版を持っているのですが、脚本・演技ともに楽しませてもらったものです。内容の良さは保証しますよっ。
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2009年03月23日

『けんぷファー』アニメ化帯開始

 ネットでは既に告知されている『けんぷファー』のアニメ化、原作H1/2と漫画版2巻の帯でも宣伝が始まりましたね。
 ラノベ読みの中には予測していなかった人もいるみたいですが、漫画版を読んだ感触から「行ける」とは思ってました。
 文章しか扱っていない身で言うのもなんですけど、やはりTSというのは絵があってこそ。漫画で表現する方が向いていますからね。それに『けんぷファー』はアクションシーンもありますから、アニメ映えもするというものでしょう。もしかしたら原作より面白くなるかもしれませんよ(をぃ)

 その『けんぷファー』の漫画版2巻。1巻の時と違って、即座に購入してしまいました。
 オマケ漫画の情報があったからです。

 ありゃ卑怯ですよー。
 初めての下着替えなエピソードを描くだなんて。そりゃ買っちゃいますよ。
 しかし初めてにしては、装飾過多な下着を買ってきたもんですねえ。
 絵的には嬉しいですが!
 サービスカット満載でした、はい。
posted by nekome at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | TS雑談

2009年01月01日

C75 3日目サークル参加レポ

 ――その前に。
 アウグーリオ ボナーノ!
 あけましておめでとうございます!
 本年もよろしくお願いします。

 一足先に、掲示板の方で軽く報告しているのですが、今回の冬コミは夏コミを上回る盛況となりました!
 10時〜11時の1時間に訪れた方の数は、前回の3倍以上でしょうか。
 ピークは、やはり11時〜13時台だった模様。ぱったり途切れる時もありますが、どっと集中する時もありますね。2列×3人が並んだときにはちょっと焦りました。
 それでも、多めに用意したのが幸いして、今回は釣銭不足は発生せず。ただし、千円札が大量に集まってしまったため、「1万円札歓迎」の札が出ることに(爆)
 崩すぜ〜、超崩すぜ〜。

 ……島の中で、うちと月夜眠さんとこは訪れる人数やら扱っている本やらで異彩を放っていたもんだから、近隣のサークルにはどう思われていたのやら(汗)

 いつものTS界の面子が訪れてくださるのみならず、新規の方もかなり来てくださったようです。
 中でもkarimikarimiさんがいらしてくださったのは嬉しかったですね! なにしろ、重なる趣味もあるとはいえ、メインジャンルは違うわけですから。
 しかも、某ネトラジで話していた富江小説を持ってきてくださったものだから、もう感激。
 (帰路にて読んだのですが、これがまた「そりゃわたしに見せなきゃいけないよね!」と言いたくなるような内容。なんて素敵な偶然でしょう(^^))
 その一方で、toshi9さんとすれ違ってしまったのは残念でした。会場に足を運んでいるとは露ほども思わず……くおぉ。

 そうそう、当日スペースの中でマスクをつけていたのがアレナさんです。
 以前にも言いましたが、あとがきの発言を信じないように。「彼女って何さ!」とツッコむと「ペットでもいいよー」と返されるのです。
 くっ……! わたしよりM度が高いからって調子に乗って……!<その言い方もちょっとマテ
 あと、わたしたちの後ろにマスコットよろしく立っていたレイヤーさんが気になった方もいるかと思いますが、あの方は1日目にアレナさんが捕まえてきた女装レイヤーのkanaさんです。
 「まさかスカウトしてくるとは思いませんでした……」と言ったら
 「まさかスカウトされるとは思いませんでした」と返されました。
 ごもっとも(^^;

 夏コミの余りの30部ちょいを持って来たvol.01はあっという間にハケてしまい、たしか午前中に完売。
 ひ、100部ぐらい必要でした……?(汗) けど、新たに刷る予算もなかったんですよねえ。カツカツで。
 委託された『キョン子の探索』もかなりの勢いで消えてゆき、13時までには完売。Tarotaさんも驚いてました。
 そして、メインのvol.02も、夏コミ時のvol.01よりぐっと伸びまして、閉会5分前まで使って245部を頒布!
 よし、強気の印刷部数は間違いじゃなかった! これにて、01・02ともに印刷代と原稿料の殆どを回収完了です。
 (当然、サークル参加申込費・交通費・その他雑費まではカバーできないわけですが)
 ど素人のわたしが率いるサークルがこの規模になるとは……皆さん、本当にありがとうございます!
posted by nekome at 10:58| Comment(3) | TrackBack(0) | TS雑談

2008年09月26日

「XCA2」到着っ!

 TSをメインに据えた18禁ゲームとしては屈指のクオリティを誇った、CROWD「X Cange Alternative」。
 シチュエーションも豊富で、倒錯度も充分。まさに痒いところに手が届く名作でした。
 その第2弾がようやく発売!

 いやまあ、わたしは某別のオルタでもっととんでもない期間を素直に待ってたんで、延期は気にはなりませんでしたけれども。メーカーさんの体力が持つ限りは。
 むしろ、コミケ前の金欠期を外してくれて助かりましたし(爆)
 
 直接問い合わせずにDMMで注文したんですが、無事、特典の同人誌もサントラも付いていたのでホッとしました(^^
 ああ、「同人誌」が凄く同人誌っぽいですねえ。表紙とか奥付とか。
 ていうか、なんだこの表紙(笑)

 女体化が主流な18禁ゲーム業界において、入れ替わりモノ(しかも、「わかっている」人たちが作った物)となると貴重ですし、やるのが楽しみですねえ。
 設定資料集に載ってた某女体化キャラと思い切り波長が合いそうな予感がするのですが、果たして……!
 早くプレイしたいんですが、原稿がががが。
 詰まった時にやってしまおうかしら。


 時間……時間がっ!
 最近は女装少年もやたらと多いので、なかなか別個に記事を書く余裕がありません。
 今日も2冊買ってきましたし……(^^;
posted by nekome at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | TS雑談

2008年08月16日

C74、TS関連サークル情報

 その前に、コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ(重要!)がございます。来場予定の方はリンク先に目を通しておいてください。

 さて、現時点でわたしが把握している、コミックマーケット74参加のTS関連サークルは以下の通り。
 「もっとあるよ!」という方は是非情報を〜。修正ツッコミも歓迎。
 まずは老舗。
 月夜眠さんの「ゆっこの不思議な部屋
  17日(日曜) 西1ホール る−32b 
 こうけいさんの「民輝書房
  17日(日曜) 東2ホール Y−45a 
 改めて言うのもなんですが、ウチ(^^
 「Teiresias
  17日(日曜) 西1ホール れ−13b

 次に、TSサークルというわけではないけれど、TS作品が手に入るサークル。
 「濡羽カラス
  17日(日曜) 西1ホール よ−41b 
  頒布物はA6文庫の『ヌレバネカラス第二綴』(全年齢向け?)
 我がサークルにも参加しているMk−弐さんの他、黄櫻さん、テナーバカさんといった、この界隈で活動されている方たちのTS小説が掲載されています!
 黄櫻さんやテナーバカさんたちには、今度は新しいサークルを創って参加してくれないかな〜などと思ったり。折角、チャットに若手作家さんたちが集っているのですからー。

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posted by nekome at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | TS雑談

2008年08月12日

「濡羽カラス」の小説群を読もう!

 サークル「濡羽カラス」のサイトが更新。
 コミックマーケット74頒布物の詳細情報が追加され、さらに、今まで(ひっそり)書かれていたMk-弐さんの小説が短編・長編とも一気に公開されています!
 まだMk-弐さんの書く物語を読まれたことのない人は、是非覗きに行ってみましょう(^^

 オススメは、長編学園TSバトルラノベ『刀を抜くものたち(仮題?)』。
 自分の中の「男」の要素を「カタナ」と呼ばれる武器に変えて戦う少年たちの物語。
 つまり、メインの登場人物たちは、皆武器をもった少女の姿になって戦うわけです。極端な例を出すならば、ゴツイ男性が「抜刀」すれば、巨大な武器を持った幼女のような姿になってしまいます(爆)
 そんな愉快な設定の物語、どうぞこの機会にお楽しみくださいませっ。
 もう一つの長編『魔法少女ミルカ4C』は憑依系のコメディですよ〜。
posted by nekome at 20:59| Comment(2) | TrackBack(0) | TS雑談

2008年07月04日

憑依補給中……

6月は憑依日照りな月だった気がしますが(わたしにも原因の一端はありますけど)、7月に入って、憑依スキーが一気に動き出しましたね(^^

長き沈黙を破って、kさんの「憑依k」が更新再開っ! そそる台詞もたっぷりです。
Tiraさんも、フリー素材を使った新たなweb拍手を設置。ううん、清純そうで可愛い娘のイラストと台詞を組み合わせるだけで、こんなに興奮できるものになるとはっ!
そして、「Ts-complex.2nd.」にて、あさぎりさんが『二人で行こう!』の漫画を連載開始! やっぱ、このお二人が組むと、実にツボを押さえた素晴らしい憑依作品が出来上がりますねっ。あの目つきがたまらないい。

これがまた良い刺激になって、わたしの頭にもポーンと憑依ネタが浮かんじゃいましたよ。
その設定を使えば、さらにもう2編は出来るかも。
……まあ、ストック消化しきってないんで、貯まる一方なんですケドね(^^;

最初に思いついたやつなんかは、書こうと思えばささっと書けるかなあ……
いやいや、ここで優先順位を間違えてコケたらことです。
ああっ、でもそろそろ新しいのを書きたいなあ。
『EVILIVE』の1巻読んで受けた刺激も生かしたいなあ。

■追記■
「憑依k」移転につき、リンクを修正しました。
posted by nekome at 21:44| Comment(2) | TrackBack(0) | TS雑談

2008年05月10日

こっそりTSモノ漁り

次に公開予定のSSは変身モノで、内容もほぼ固まっているんですが、明日は日中と夜の2回拘束されてしまうんですよ。なのでおそらく、月曜の公開になると思います(^^; 
状況次第では、明日中の公開もあるかもしれませんけど。
その後、ブログでのSS公開は、ちょっと間が空くことになると思います。裏で色々動いてるもので……
ネタ自体はありますので、また時間が出来次第執筆していきます。
ちょっと長く空くかもですが、どうかお待ちいただきたくっ。


さて、今日は久し振りに名古屋のメロンブックスに行ってまいりました。
友人と一緒に行ったのですが、店内で別行動になった隙にキョン子本を捜索してきました(爆)
いやあ、あるわあるわ。エンドにたくさん積んでるのもありましたし。
本当に流行ってるんですねえ。
他に買い物の予定もあったので、見本の数ページを読んでは悩み、結局、以前からTS好きで知られるねことうふ(GRPINP)さんが参加した『おねがいキョン子』のみを購入しました。
「該当作ならなんでも買いっ!」とまでは出来ませんからー。やっぱ、好きな人が描いてるのが安心なのです。エロの有無は問いません。ソフト路線も歓迎です。
――誰だっ! 意外そうな顔をしているのはっ!?

同じ店内で、TSファン御用達成人漫画誌『コミックアンリアル』の最新号が手に入ったのは嬉しい誤算。今週中に手に入るとは思ってませんでした。流石、名古屋は早い。
それに最近は、近所の書店が取り扱わなくなっちゃいまして……
買える店・機会が限られちゃってたんですよね。そういう意味でも、今日発見できたのは幸運でした。
さ〜て、これから読むぞ〜(^^
posted by nekome at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | TS雑談
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