誰でしょうね、こんな記事タイトルを打ちながらドヤ顔になっているのは。
ええわたしです。
でもさ! このデザイン見たらそう言わずにはいられなかったんだよお。
久正人『ノブナガン』1巻(アース・スター コミックス)
書店には是非この本を平積みか棚面陳で売ってほしい!
いやそりゃ、面陳の方が棚差しより有利なのはたいていの本に共通してるでしょうけど、この漫画は特に帯とビジュアルの効果が大きいんですよう。
タイトル見た時は、そこまで惹かれなかったんですよ。
ああまた信長かと。異世界に召喚されたり未来のレストランに飛ばされたり女子高生に憑依したりそもそも女の子だったことにされたりと大変だな、と。
しかしですよ、『ノブナガン』の帯にはこう書かれているのですよ。
「織田信長が銃になる…!?
偉人の魂を武器に変え
進化する侵略者に立ち向かえ!!」
今度は銃になっちゃうのか信長!
それに「偉人の魂を武器に」ってことは、信長に限らないし銃にも限らないのか!
ここでようやく興味を持って裏表紙を見るんですが、そこには作中の一コマが載っていて、主人公とおぼしき少女が腕に装着した巨大な銃を構えている姿が描かれているんですが――
その銃の先端が、「永樂通寳」なんですよ。
うん、買った。このデザインを見られた時点で金払って良いと思った。
そこまで来てようやくあらすじに目をやります。裏表紙から引用させていただきましょう。
「修学旅行で台湾を訪れた女子高生「小椋しお」。
そこに出現した謎の巨大怪獣「進化侵略体」に襲撃を受けるが
偉人の魂を受け継ぐ者たち「E遺伝子ホルダー」に助けられる。
そして友人の危機に、しおの「偉人の魂」が覚醒する…!」
「偉人の遺伝子でE遺伝子(ジーン)って駄洒落かよ!」と笑う人もいるでしょうが……これがね! 想像以上にガチで熱くて格好良いんですよ!
偉人が別の時代・別の世界で活躍するお話、好きな人多いですよね。ええ自分もです。
しかし、聖杯戦争にせよ廃棄物との戦争にせよ、使える人物は基本的に武人。直接戦闘を行える人物か、戦闘指揮を執れる人物に限られます。
戦に縁のない人間は活躍の場がありません。少なくとも前線には出られません。
その一方、『ノブナガン』で活躍する条件は「歴史に名を残す傑物」であること。
偉人の遺伝子から形成される武器となると、元が武人である必要はないんです。
具体的には、「マハトマ・ガンジー」だって「アイザック・ニュートン」だって活躍できます!
彼・彼女らの武器がどういう能力を持つかというのは、実際に読んでいただきたいところですね。
「E遺伝子ホルダー」たちが立ち向かう敵、「進化侵略体」はかなり洒落にならない恐るべき異星起源種。
連中は隕石に紛れて単細胞の状態で地球の海に落下。
そこで地球の環境に適応して猛スピードで進化・学習し、陸上へと侵攻を行うのです。
出現が確認された順番に名称を挙げていくと、
ジョンストン魚雷型
ハワイ巡洋型
ビキニ巡洋型
サイパン重巡洋型
サイパン砲艦型
台湾揚陸艇型
台湾歩兵型
その最終目標はおそらく、惑星を生態系ごと乗っ取ること。
「進化侵略体」に通常兵器は効かず、「E遺伝子ホルダー」たちの「AUウェポン」でしか対抗できません。
織田信長の生まれ変わりであることが判明した小椋しおは、否応なくこの絶滅戦争に身を投じることとなり……。
ギャグっぽいタイトルと侮ることなかれ。
地球の命運をかけ、多彩な能力を用いる「E遺伝子ホルダー」たちの派手で熱い戦いが見られます!
これは早く続きも読みたいですねえ。まだ名前しか出てない「ラスプーチン」や、名前とビジュアルしか判っていない「モーツァルト」に出番はあるのでしょうか。どんな活躍をしてくれるのでしょうか?
興味を持った方は是非、買って応援してください。
ところで主人公の女子高生・小椋しお、かなりの軍オタなんですよね。
パッと見ただけで「F-CK-1」や「CM-11」が判るとか、どんだけですかー!(笑)
2012年02月13日
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