すっごく久しぶりの更新ですがTSモノの話ではないです。ただこの界隈の人間も結構楽しめるんじゃないかとは思いますね。
なにしろ発売直後、極楽トンボさんから直で「間違いなく猫目さんにはツボると思うんで、読んでみてくださいねー!」と薦められたぐらいですし。
はい、速攻読んで大いに気に入りましたとも(^^) 遅くはなりましたがやはり宣伝はしておきたい。
遠藤浅蜊『美少女を嫌いなこれだけの理由』(このライトノベルがすごい!文庫)
《美少女》と呼ばれる種族と人類が有史以前より共生しているっぽい地球、が舞台。
《美少女》って言うからには外見は皆美少女です。完璧なまでの美少女ばかりです。
ええ、老いも若きも男も女も――全員外見が美少女、という種族なのです。
当人たちには普通に区別がつきますが、ほとんどの人類に美少女の実年齢と実性別の区別なんてまず不可能です。
ちゃんとメンタリティも男女異なるんですよ?
男性の《美少女》は女性が恋愛対象ですし、言動も男性的です。
外見は可憐な美少女なのに、メンタリティも喋り方も完全に中年のおっさんなキャラとかいます。
まあ外見以外にも色々特徴があるんですが、とにかく理不尽です。
ひたすら理不尽な種族です。
「美しく可愛らしくあること」を神に義務付けられたかのような――いや、保障されたかのような種族です。
個人的にはその恵まれっぷりが非常に妬ましいです。
だいたいなんでメンタリティが男性なのに当たり前のように可愛い服着てるんですか。
ええ、ええ、わかってます。そういう種族なんですね。
《美少女》ですもんね。
理由は創造神に訊けってことですね。ふぁっく。
とまあそんなイカレ設定の種族が隣にいる日常が描かれているわけですから、面白くないわけがありません。
ああそうそう。男女の区別があるってことは、男性の《美少女》にも男性機能があるってことです(通常時は全裸になっても女にしか見えませんが)。
ぶっちゃけて言えば、相手が《美少女》の女性であれ人類の女性であれ、ちゃんと孕ませられるってことです。
つまり、ビジュアル的には実に不思議な組み合わせの夫婦とか親子が存在し得るわけで……うん想像すると愉快この上ない。
ところで主人公はとある事情から《美少女》の性別年齢をほぼ正確に判断できるんですが、自分の読み落としでなければ、某キャラだけ実性別を教えてくれません。
あれだけ可愛くておっぱい大きくて一生老いないのに男性かもしれないとか……。
まったくムカつきます。
これだから《美少女》は。
2011年09月19日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/48025936
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/48025936
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック