2011年02月04日

魅惑の肉体で周囲を魅了『目覚めると従妹を護る美少女剣士になっていた』

 発売から日が経つとどんどん書きづらくなっていけませんね。まあ、かなりの勢いで売れていたようなのでご容赦願おうということで。

 
 狩野景『目覚めると従妹を護る美少女剣士になっていた』(あとみっく文庫)

 タイトルにすべてが表れていますね! 『ピルグリムメイデン』の狩野景さん、新シリーズもTSモノです。
 『ピルグリムメイデン』と同じ世界観ですので、そちらも読んでいると「おっ」と思うキャラや情報が出てきたり。
 ちなみに、略称は「めると」で!

 あらすじは公式から。
「退魔師の分家筋に生まれた一条遼は、ある夜目覚めると身体が女になっていた!!
 さらに時を同じくして従妹の結女が、鬼への生け贄「鬼慰姫」として狙われ始める。
 遼は結女を守る「鬼斬姫」の役割を果たすため、身体が女体化したらしく!?
 鬼斬姫となって退魔の力を得た遼は、 果たして鬼たちの手から片思い中の従妹を守れるのか!?」

 早速、表紙に美少女――「鬼斬姫」となった遼の姿が描かれているのですが、表紙を捲ってすぐ目に入るカラー口絵1枚目が特に素晴らしくてですね! ブラウスを肌蹴て胸の谷間に太刀を挟んでるんですが扇情的すぎてまったくもう羨まけしからん! こんな身体が欲しいですってば……。

 さて本編感想ですが、ネタバレ度高めで話したいため格納いたしますね。





 鬼たちは一条家の人間の霊力(あるいは錬気)を、最終的にはその肉体ごと食らうことで我が物にしようとします。要するに殺してしまうわけですが、レーベルから予想できるとおり、当然エッチな行為を介して霊力を奪うこともできます。
 遼の役目は鬼と戦うことですが、作品的にはエロい目に遭うのも役目のうち!
 最初の鬼こそ難なく切り伏せますが、2体目の鬼は厄介なことに幼馴染である希美乃に憑依して襲いかかってきます。あ、憑依といっても肉体は鬼らしく醜悪に変化してしまうので、憑依TSモノ的な期待はしないように。
 でも身近な少女が醜悪な怪物に変化してしまうというのも、その怪物に弄られるというのもそれはそれで興奮するんですよね(爆)

 2体目の鬼も無事に討ち倒したものの、体が女の子のまま戻らなくなってしまった遼。仕方なしに「双子の姉・一条ハルカ」として転校生を装うことになります。
 そうなると女子に囲まれての着替えシーンなんかも出てくるんですが、ここの挿絵がまた素晴らしくて!
 なんというロケットおっぱい! くそう代わってほしい!
 プール開きイベントの水中騎馬戦では男子が馬を組むということもあって、劣情のこもった男子の視線を肌で感じながらの戦いに。露骨なまでにいやらしい視線をむけられ、一部とはいえ肌を密着させながらの立ち回りですから、男子どもが自分にどんな感情を向けているか嫌というほど味わえるというもんです。遼の立場を想像すると興奮せずにはいられませんでしたよ。

 しかし一番興奮するのは最終章でしたね!
 やはり本番、それもクラスメイトたち・男時代の親友に集団で犯されるというのは最高ですね。
 今まで特別関係なかった化物どもに嬲られるより、よく見知った人間たちに犯される方がより倒錯的で興奮するというもの! 感情移入してたら頭痺れるぐらいに脳内麻薬出ましたよ(^^;

 敵のボスがまた好みの設定だったのも嬉しかったですね。こういう、単純に敵対しづらい、攻撃しづらい相手が敵っていうシチュエーションはゾクゾクくるものがあるのですよ。
 完全な形で復活されていたら、それはそれで激しくツボでしたね。



 きちんとキリがついてはいるものの、新キャラの顔見せっぽいシーンもあるし、売れ行きも好調みたいですので、続編を期待したいところです。
posted by nekome at 00:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 感想・小説・TS
この記事へのコメント
いつも拙作をご紹介下さり、ありがとうございます。
今回の作品は、TSもの好きとして自分がやりたいシチュを
可能な限りぶち込んでみました。(まだアレとかコレとか
書ききれなかったシーンが色々ありますが)
以前はTSもののプロットはほとんど却下されていたのですが、
去年辺りから普通に検討してもらえるようになってきたので
今後も色々とアイデアだしていこうと思ってます。
これからもお互いにTSを盛り上げていきましょう!
Posted by 狩野景 at 2011年02月04日 10:13
>狩野景さん
わふっ、お読みいただきありがとうございますっ!
まさか昨日の今日で更新に気付かれるとは(^^;
つたない感想ではありますが、ネタバレ気味な部分まで踏み込んで書いたかいがありました。

元々TSを好きだった人間がTSモノを商業媒体で発表できる時代になったのはありがたいですよね!
これからも作品を楽しみにしております。
めると!
Posted by nekome at 2011年02月04日 20:22
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/43169566
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
banner4.jpg