『コミックアンリアル』を中心にTS系エロ漫画で活躍されていた砕骨子さんの作品群が、待望の、た・い・ぼ・う・の単行本化――――っ!!
こんな日が来てくれるとは……! 望外の喜びってやつですよこれは!
砕骨子『トランスガール−変質系少女−』(アンリアルコミックス)
なにしろ、TSが好きでなければまず描けない作品群を商業誌で描かれ、サイトや同人誌でもオリジナルのTSエロ漫画を発表されていたのです。まさに理想的なTSエロ漫画家!と砕骨子さんに期待せずにはいられませんでした。
しかし、『コミックアンリアル』の方では2008年6月のvol.13以降作品が載ることはなく、コミケへの参加もなくなり、サイトも消えてしまいました。
最早単行本収録分の作品が集まるかどうか以前の問題。今後の創作活動自体、絶望的なのでは……と不安にもなろうというものです。
単行本が出ないのなら切り抜きを見せるしか!とオフ会に「Long Way Home」(前・後編)や「トランスガール」を持って行って、こんな作品があるよと教えてましたよ。
ここに来て突然の単行本化の報には心底驚きましたとも。
いやあ……この日が来て本当に良かった。
さて内容ですが、収録1作目の「Long Way Home」(前・後編)は憑依モノ。
意識下のタイムリープにより過去の人間に憑依できる主人公は、幼いころの自分が憧れていた近所のお姉さんに憑依。過去の自分自身を誘惑して犯してしまいます。
この時点でもう、TSに興味のない人からは出てこない発想でしょう!
憑依好きな人の中には、「かつての憧れの女性に憑依」というシチュエーションを妄想した人、そこそこいると思いますけどねっ。ええ自分もそうですとも。
しかも違う時代に移動することによって、入れ替わりHとも違う正真正銘の自分自身とのセックス、という倒錯的な状況を作り出しています。ゆすらさん大喜び!
主人公はその後も、女性に乗り移ってはあどけない少年を犯すという憑依セックス塗れの生活を送ります。なんて羨ましい……!
しかし、いつものように女性に憑依した主人公が少年たちを物色していると……。
この後の倒錯度はさらにもの凄いことになっています。結構ダークですのでご注意を(^^;
次に収録されている「トランスガール 変質系少女」は王道的な変身エロ。
女嫌いの少年が夢魔の力で女の子に変えられてしまい、女性専用車両を避けて乗った電車で集団痴漢に遭ってしまいます。
最初っから受け気質の少年じゃなくて、強気で女嫌い(=自分が女になったことも否定したい)ってのがポイント高いですね!
そう、こういう子が堕ちていくから面白いのです。元男って設定の娘が犯されてりゃ良いってもんじゃないんです。
理想的な変身系TSエロと言えますね。
単行本描き下ろしの「バーチャルファイターマキ」もTSモノ。
こちらは格闘ゲームの世界に取り込まれ、女性キャラになって犯されてしまうものです。
内面の男らしさの描写に加えて、体の自由がきかない状態で女の快楽に溺れさせてしまうというのが素敵ですね。
3作ともTSのツボを押さえた素晴らしい作品。
エロ漫画におけるTSモノを語るうえでは絶対外せないと言えるでしょう。
中でも女に憑依する主人公がセックスに積極的な「Long Way Home」は希少さ、倒錯っぷりと二重の点でイチオシです。
2010年12月22日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/42209457
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/42209457
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック