2009年12月03日

揺れ動きすぎな身体にハラハラ『あめのちはれ』2巻

 裏表紙の体操着姿が色っぽーいっ!

 びっけ『あめのちはれ』2巻(ビーズログコミックス)

 雨が降り始めてしばらくすると女になってしまい、雨がやんでしばらくすると男に戻るという不可思議な現象に襲われた少年たちを描く、不随意異性変身群像劇第2巻。
 今までにないTS発動のキー。同じように性転換してしまう子たちが、共に混乱し相談しながら対応していくという、これまた貴重な光景。繊細な心情描写など、独自の魅力に溢れた作品です。

 この作品の特徴といったら、なんといってもその「不安定さ」でしょうね。
 女になるにせよ、男に戻るにせよ、いつ身体が変化するかわかったもんじゃないというのは本当に大変! 「揺れ動く心と身体」とかよく言いますけど、身体揺れ動きすぎです!
 目安はあるにせよ、分単位で決まってるわけじゃないですし、そもそもの天気が人間の都合に合わせてくれないなんてこと、今更です。すぐに人目を避けられない状況だったら? 授業中だったら? 部活中だったら?
 ということで、学校生活・寮生活ともに本格的にスタートした2巻となると、もういつ周囲にバレてしまうかと常にハラハラです!
 寮生活なので家族バレの危険は少ないにしても、不確定多数に知られる危険と隣り合わせというのは、かなりしんどそうです。
 他人事でも気が休まらないったら(^^;

 メインの主人公らしい葉月は女子高の方で気になる女の子ができたんですけど、女子としてしか親交を深められなくってもやもやしたり。
 なまじ簡単に近づける手段があると、男として勇気を出すのは難しいかもねー。

 携帯電話の扱いも、意外と厄介になりそうです。
 便利な機械なんですけど、簡単に繋がれる分だけ、秘密のある人間には制御が難しい。これ、昭和が舞台だったら同じ題材でも出てこなかった問題でしょうね。
 メアドはなんとかなるとしても、この先どうやってピンチを凌いでいくのやら。


 で、最初にも書いた体操着姿の話に戻るんですが。
 1巻でも思ったことですけど、2巻で体育の授業の話を見てあらためて思った!
 ほんっとーに絶妙な造形ですよね、女子化した時の5人!

 男性向け作品でありがちな、露骨なセックスアピールとかはないんですよ。女子も羨むほどの巨乳!とかそういうのが描かれてるわけじゃないんです。
 (まあトーマは大きめですけど、それでも一目見てわかるような描き方はしていない)
 それでも全体的に、充分に女らしさ・少女らしさを感じるラインで描かれてるんですよね。くぅー、上手いなあ。
 脚の描き方なんか、特に素晴らしいと思わんかね。円とトーマの長い脚は確かに羨ましいわあ……。

 あと今回「良いな」と思ったのは、体育の前に真城が長すぎる髪を結ってもらったシーン。
 真城の感想は

「頭がギュッとひっぱられるかんじや……
 なれへんなあ……」

 これはなかなか男には書けない!
 髪が伸びただけならともかく、きちんと結った時にどんな風に感じるか、なんてことまでは想像が追いつかないですからねえ。
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