2009年12月02日

性再選択前の異性擬似体験『境目のない世界』第6話

 多喜本ぉーーーーっ!!
 君には失望したぞ!(笑)
 
 『ペンギンクラブ』1月号に掲載の、幾夜大黒堂さんの手による「成人後、性別を再選択できる世界」の物語は第6話目。
 今回は、五感に錯覚を与える装置を使って性再選択後の感覚を疑似体験させる、という再選択クラスの授業を巡るお話。
 女性化希望の男子が体験させられたのは……生理と出産。

 これはキツい!(汗)
 多喜本くんがリタイア宣言をしてしまったのは、このせいです。
 杜前くんはそれでもはっきりと継続を宣言していて、魚住くんは辛そうにしながらも色々考えている様子。
 ……っていうか、男子の志望者何人生き残ってるんでしょう(^^;

 なるほど確かに、心の準備をさせるということと、面白半分に再選択をしたがる人間をふるい落とす、という点で有効かもしれませんね。
 まあ、経験させるのは生理と、せいぜい破瓜の痛み(特に痛い人バージョン)で充分な気もしますけれど。
 出産となると、生まれついての女性でも数十年経験しないままだったりするわけで、皆が覚悟を持って生きているわけでもないと思いますし。
 ……ふと思ったんですけど、年頃の女の子に、出産の疑似体験を強要したらどうなるんでしょうね?
 十月十日の後ならともかく、いきなり痛みだけ先に経験させてしまったりしたら、出生率が激減したりして(^^;
 (いや待てよ、いずれ体外妊娠体外出産とか――って、そこまで考えてどうする)
 それとも、男性と女性とでは、痛みの受け取り方が違ったりするんですかね。そういう説もあるにはありますけど、快感の違い同様、真相がわからないもので。
 
 なんだか話が逸れてきてしまいましたけど、こういう「実現可能かもしれない世界」のお話を読んでいると、ついつい色々考えてしまって面白いですね(^^)
 ま、出産の痛みを知っていてなお、女性になることを選んだ人間というのは、そう簡単に自分の選択を後悔しない、揺るがない強さを身に着けているかもしれませんね。

 
 頭に浮かんだことを色々書いてしまいましたけど、第6話のメインは男子ではなく女子の方だったりします。
 こちらの疑似体験はだいぶ楽だったようで、男が欲情する感覚から射精までを体験したようです。
 む、むむ?
 そ、そうか。男性になりたい女性が男性になった場合、肉体的に辛いことって……特にない、んだなあ。
 ただ、父親を含む複数の男性からの性暴力から逃げてきた少女・嵯蔵晴子には強烈な刺激になってしまったようで……。

 うん、男性が女性にぶつける暴力的な性欲、というものを肌で知っている人間だと、その体験に引っ張られてしまうことはあるかもしれませんね。
 自分がやられてきたことなだけに、自分がやってしまうこともリアルに想像できてしまうというか。
 無事、彼女がその呪縛から解き放たれる日は来るのだろうか。




 以下蛇足。
 女子が男性の性欲を擬似体験したのなら、男子が女性の性欲を擬似体験させられる授業はあるのかなー、とか。
 いや、そんなの機械使わなくても脳内で充分ですけど(爆)
 でも流石に女性の快感までは脳内再現できませんから、授業でやってくれると思いたいね!とか。
 あと、女になるために出産の疑似体験が必要だと言われた場合、わたし自身は文句言わずにやってみます。耐えられるかどうかはやってみなけりゃわかりませんし。
 妊娠出産には興味がありますしね。
 不安なのはむしろ、それにともなう各種リスクの方かなあ……。あと育児。
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