きっ……きよきよっ……!
きよきよォーーーーっ!!
もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』5巻(ヤングガンガンコミックス)
カラーページからきよきよ(清川)が女装コスプレしてて、しかもそれが主人公の数より自然に似合ってるって、どうよ。
どうよっ?!
さらには、松本部長の前で頬を赤らめながら服を脱ごうとしたり。
松本部長との会話がコントになってしまっている東峰さんを見て「――松本部長にツッコまれるのは僕の役目なのに……!!」と涙を浮かべながら悔しがったり。
どんだけ松本部長のこと好きなんですか、この誘い受けはっ!
これで「男の娘」と呼べるレベルの可愛さだけに、やたら凶悪な存在と化してますね、きよきよ……(汗)
松本部長は松本部長で漫研の女子にハメられて、まさかの女装姿を披露することに。
……考えてみれば、容姿は整ってるんだから似合わないわけはなかったんですよね。妹と顔ほとんど変わりませんし。
六徳さんにスカートめくられて恥じらってる姿がナイス!
そして、本命の女装少年・数はお約束の一人二役イベントに突入!
クラスの文化祭実行委員・数としての役割と、腐女子・アマネとしての友達との交流を、多忙な文化祭の中で同時にこなしきらなければなりません。
一歩間違えば正体バレの大惨事なわけですが、姉やそほらさん、そして思わぬキャラの助けもあって、忙しないながらも楽しい時間を過ごすことになります。
この文化祭――賢帝祭のお話は見所盛りだくさんで、読んでいて本当に楽しいですよ!
インパクトの強さこそきよきよのミンティみんとコスプレに持ってかれていますが、珍しく黒い服を着ているアマネの可愛さもなかなかのもの。
何故か松本部長の前にいる時が一番「女の子」な顔してて可愛いんですけどっ!(笑)
賢帝祭の間、数(アマネ)は実にいい表情をたくさん見せてくれるんですけど、それでも「好きな人に本当のことを言えない。正体を明かせない」という苦しさはついてまわるんですよねえ……。
一歩踏み出したら確実に何かが壊れる。
アマネとして積み重ねてきた時間が無視できないものになってしまっただけに、解決は容易ではなさそうで、楽しさの陰に不安も残ってしまいます。
そうそう、話は変わりますが、今回さり気に印象に残った腐勉強会話。
「やだな――松本部長 そんなの決まってるじゃないですか
どう見てもてんみこですよ」
「みこと…上に乗ってんだぜ」
「騎乗位ですよ」
…………ああ!!
そっかそういうことか……じゃあ、やっぱりマツキヨが王道なんだ……。
『姐さん講座』に取り入れてもいいんじゃないのか、この会話。
ちなみに本来の『姐さん講座』のテーマには「男の娘」が登場。
「あくまでたまたんの解釈」と断ってる部分もありますけど、実際に女装少年描いてる人が語ってくれるのは良いことだと思うんだ。
調べる気もない人がいい加減に書いたラノベハウツー本とか鵜呑みにしちゃダメよ!
毎回、言及したい部分が多くなってきて、記事を書くのに悩みますね。
「巻を追うごとに面白くなる」って言うほど簡単じゃないと思うんですが、『フダンシズム』は本当にどんどん面白くなっています。
しかし、1巻で切ってしまった人も少なくないのではないかという不安が……!
あらためて、今からでも全部読んでみるといいと思うよ!と言っておきましょう。
あと、わたしの感想だけだとフォローしきれない部分があるんで、ここは同じく『フダンシズム』イチオシなササナミさんの記事にリンクさせていただきましょう。
過去記事も読むといいと思うよ!
恋、友情、すれ違い、あとガイア。『フダンシズム-腐男子主義-』5巻(漫画脳)
2009年11月26日
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そしてレビュー読ませていただいて、フダンシズム(というかもりしげ先生作品全般…)レビューや感想をあまり見かけないこともあって嬉しいかぎりです。
きよきよの可愛らしさは凶悪ですよね!!可愛いだけじゃなくて、数君のことをこっそり応援しているところも良いなあと思いました。
フダンシは個人的には最低でも3巻まで読んでから判断してもらいたいなあと思ってます…1巻からはファンの自分ですら想像がつかなかったくらい面白くなってると思うので。
女装としても、オタクものとしても拘りが感じられるところがまた作品の良さにも繋がっている気がします。
ごきげんよう。いらっしゃいませ!
4巻発売時にササナミさんの『フダンシズム』レビューに気付きまして、いち『フダンシズム』ファンとして「ササナミさんも推しているのは心強い!」と思っていたのです。
今回は良い機会だと思いましたので、手を組ませていただくことにしました(^^)
きよきよの戦闘力は、当初の想定をガンガン超えていますね!
押し倒されてるシーンは本当に危険な絵面です(笑)
数君の気持ちを確信して、こっそり応援してくれたところ、良いシーンでしたよねえ。
1・2巻の頃は、わたしも「なんとなく好きなんだけど、この作品の何が好きなのか自分でもよくわからない」という状態だったんですが、3巻以降は本当に加速度的に面白くなっていますね。
(「ぎこちなさが魅力」という指摘を読んで、1巻当初から自分が惹かれていたことも納得!)
最初は手段として、形から入っていったオタク生活だけれども、今の数君はその楽しさを本心から実感できるようになってきたみたいですね。たくさん良い表情を見せてくれるようになって、こちらもなんだか嬉しい気分になります。
今後とも目が離せません!