山本和生『DOHHY'S PARTY』第二話「路地裏BATTEL ROYAL(前編)」(『ヤングキング』23号)
第二話の方向性ってのは結構気になるんですよね。明らかにTSが主題になっている作品ならともかく、そうでない場合は、どこまでTS絡みの描写に重きが置かれるかわかりませんので。
TSモノとして楽しめる作品なのか。
TS要素は薄いけれど創作物としては楽しめる作品なのか。
あるいは――勿論これが最高なんですが――どちらの観点からでも充分に楽しめるのか。
まあ、わたしにとっては創作物として面白いことが最優先なんですけど、どういうスタンスでその作品に接するべきかは早めに判断しておきたいのです。
あと、立ち読みで充分なのか、毎回掲載誌を買わずにいられないのかもね。
そして、『DOHHY'S PARTY』の第二話はどうだったかというと――
カラーページから、ドリー先生に刀を取り上げられそうになったアーロン(少女の身体に脳移植済み)が、ナース姿で涙目になってぴょんぴょん飛び跳ねてるところでした。
うん、これは買わなきゃ駄目だろう。
いかん……! アーロンの涙目とか困った顔とか、凄く可愛いぞ!
脳移植手術が行なわれた一話目のみならず、二話目においてもこれだけ扱いが大きいところを見ると、今後も可愛さを振り撒いてくれると期待せずにはいられないじゃないですか。
また、第一話で殺し合いを演じた(のち、共にドリー先生に降った)無法者たちとは、こんな遣り取りも。
「もう先生の脚にしがみつくのはやめたのかい? オカマ野郎」
「……っ 囀るなよチンピラッ それに 俺は男だっ」
この直後トイレに駆け込むんですが、当然のごとく女子トイレに入らざるを得ず、しくしくと泣くアーロンが哀れやら可愛いやらでもう最高ですね(^^)
路地裏での立ち回りでは以前の身体との違いを意識する様子も見られ、今後さらにその辺りの描写を見られることも期待できます。
そして何より、ドリー先生の邪悪な思いつきの中身が気になりますよ!
アンタ一体何やらかす気なんだ……。
これは次号も買いでしょうな。
2009年11月14日
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