2009年10月05日

短編ながらも美味しいNW TS小説「八番目の不思議」

 「八番目の不思議」は、ナイトウィザード The 2nd Edition アンソロジーノベル『大魔王は、世界滅亡の夢を見るか?』に収録された、はせがわみやびさんによる短編。
 本家ナイトウィザードファンにも賞賛された漫画『ナイトウィザード ヴァリアブルウィッチ』の小説版ですね。挿絵は勿論、猫猫猫さん。
 
 舞台は漫画版の事件が解決した後の学園。
 図書室に幽霊が現れ、七不思議ならぬ八不思議になってしまったという噂を聞き、幼馴染の珠美が調査に乗り出す前に解決しようとする竜之介。
 しかし、その幽霊は女の子の前にしか姿を現さないという話で――

 小説という別媒体の、それも短編ということで、どの程度のものかと思いましたが、予想以上に楽しませていただきました。

 おさらいになりますが、主人公の藤原竜之介は、戦闘に用いる能力の関係で、心臓の鼓動が高まると少女に変身してしまいます。
 その結果、変身しそうになって慌ててトイレの個室に駆け込むも、男子制服を着た女の子のままでは外に出られずに困り果てたり。さり気に頻繁に着ている女子制服で廊下を歩きながら、ついつい下半身の違いを意識してしまったり。幽霊の少年に迫られて慌てる羽目になったり。
 TS絡みの描写もしっかりしてて、なかなかに見所もたくさんありました。これは買って正解でしたねっ(^^)

 さて、残りの収録作も読まねば。

※10/7追記
 読了しました。ナイトウィザード小説として、どれも良い出来でした。
 何よりベル様が凄くベル様してて大満足ですよ! オォルハイィィィィル! ベール=ゼファー!
 っていうか、きくたけさん。「引かない。媚びない。顧みない」って、ベル様が世界の守護者代行だと公認しているようなものでは(笑)

 以下、思わぬTS要素があったのですがネタバレにつき収納。


 まさか●●●●●が●●●に変身する展開があるなんて!
 しかも「目視するだけで相手の能力と記憶、容姿、声、すべてを我が物にできる」なんて羨ましすぎる……!
 変身した相手が●●●だったから良かったものの、もし●●●に変身していようものなら嫉妬に狂うところでしたよわたしは。
 ……けど、石田ヒロユキさんの絵だと、●●●もかなりエロいんですよねえ。
 ぐう、やはり羨ましい。
posted by nekome at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想・小説・TS
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