ゲームの盤面どころかルールまで変える勢いの大激変で読者の度肝を抜いた2巻。
それを受けてのシリーズ3作目は、不安と期待で待つのが長く感じられたものです。
神野オキナ『ぷりんせす・そーど!B 戦うサツキと恋の道』(GA文庫)
序盤の見せ場、というか今巻最大の見所は、すっかりメインヒロインと化したタシアナです!
今まで「汚い騎士」を演じなければならなかった立場上、派手な服を着てはすっぱな口調で通していたタシアナですが、その中身は品もあればぬいぐるみも大好きな乙女。
しかし、今更そんな素の自分を見せても大丈夫なのか、受け入れてもらえるのかと思い悩むタシアナが――無茶苦茶可愛いのです!
もう完全にニファーリア食っちゃってますよ!
サツキとの初デートを皆に覗かれていたと知って、喚く姿もまた可愛らしいったら……。
デート&出歯亀シーンで一息ついた後は、物語の本筋に戻るかのように戦闘の連続となります。
正式な国交決闘もあり。
ということはつまり、性転換魔法の出番です!
まあ表紙見た時点でわかりますよね。胸元の大きく開いた「クノイチ」衣装を大きく押し上げる魅惑的な膨らみがはっきり描かれ、「女体化しますよ!」と思い切りアプローチしてくれています。
実に購買意欲を刺激されます。
ていうか、なんて羨ましいボディラインだ……。
女体化それ自体は「戦闘のため」と割り切ってあるので、作中での存在感はそれほど強いわけではありません。
しかし、表紙に加えて、挿絵にも2枚。しかも二つの衣装で女サツキが描かれているのは嬉しいところ。
……本文準拠なら、252ページの挿絵はもっとこう、あられもない姿になっているはずなんですけどね<全年齢対象だってば
正道に戻ったように見えて、新たな立ち位置のキャラクターが登場するなど、目の離せない状況が続いています。
引き続き楽しみなシリーズですね。
2009年07月29日
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