近所での購入を諦めてアマゾンに切り替え、昨晩ようやく入手!
松沢慧『電想幻士ミルキューア』(アンリアルコミックス)
裏表紙に書かれたあらすじからして素晴らしすぎるので、引用せずにはいられません。
「内気な少年ナツキはオンラインゲームの世界に取り込まれ、魅惑的な肉体を持つ魔法少女となる。剣と魔法の世界で女剣士レインと共にモンスターから襲われたナツキは、ぬめる触手に美しい肢体と柔肌を蹂躙され、初めて味わう女性の肉悦に望まぬ絶頂を迎えてしまう。(以下略)」
「魅惑的な肉体」とか「初めて味わう女性の肉悦に望まぬ絶頂」とか、これでもかというほど魅力的な形容が満載。男の子が女の子に変えられたうえでエロエロな目に遭わされますよ、ということを強くアピールしています。
その呼び声に応えずにいられよーか!
作品の中身も本当にその通りですしな!
第1話「電想世界へ…」から出し惜しみなしの触手責め。女の肉体になっていることを自覚したそばから触手によって体中を弄られ、絶頂へと導かれてしまうのです。
この時の台詞が実にストレートにTSっ娘してます。
「え…ッ あッ!?
う…ウソっ そんな… こ…これって
これが…女のコの… お……オマンコ…
あ…
オマンコがボクのカラダに…
ぼ…ボクの…オマンコ…
あ…
んあッ んはァ やめて
オマンコいじっちゃダメぇ…」
(単行本14ページ)
ところで! わたしは常々、TSと触手は良い組み合わせだと思っていましてな!
というのも、「触手に責められて気持ち良くなってしまう」ということに対しては、そのケのない男性でも、比較的抵抗が弱いと思うからなのです。
4コマ漫画サイト管理人にしてエロゲライターな某氏も、「触手モノをプレイしている時は女の子の方に感情移入してしまう」と言っていましたしな。
触手の外観というのは男性器そのものの延長とも言えますが、「人間の男性」の肉体からかけ離れた外見であるからこそ、「男性に抱かれている」という感覚やそこから生じる嫌悪感に襲われずに済むとも考えられます。
より純粋な快楽装置に近く、また容易にこちらの動きを縛ってくれるため、身を委ねることへの言い訳も立ちやすい。
そして何より、すっごく気持ち良さそうだろう!
全身の性感帯を同時に的確に刺激する。その責めはきっと、人間を相手にした時以上の快感を与えてくれるはず!
触手に襲われ、快楽に喘いでいる少女が気の毒に見えるかね?
否! むしろ羨ましくすら感じるはずだ!
そうだ、想像するんだ。
その触手たちはきっと、女の子になったキミのカラダもトロトロに蕩かしてくれるはずだと……!
ふう、ちょっとヒートアップしました。
ともかく、TSっ娘にオンナの快楽を教え込むのに、触手はうってつけの役者だと思うのです。
そして、『ミルキューア』における触手責めの描写は実にクオリティが高い。キルタイム系でもトップクラスであろう画力も相まって、可愛らしさといやらしさの両立したエッチシーンは読み応え充分です。
また個人的には、第8話「失意の淫辱」で女剣士のレインがモンスターに融合されて身体を乗っ取られ、本人らしからぬ淫猥な笑みを浮かべながらナツキを責め立てる展開が最高でしたね!
MC属性も刺激されて、大いに興奮できる場面でしたとも。
この作品の注意点としては、クリトリスを刺激され続けることで、一時的にふたなり状態になる場面があるということ。ここは好みがわかれるところかもしれません。
ただしあくまで一時的なものですので、もしがっかりしてしまったとしても最後まで読み進めていただきたいところです。
また、ラストが唐突なうえに投げっ放しになっているのは残念。
1冊にまとめるためには仕方がなかったのかもしれませんが、直前まで盛り上がっていただけに置いてきぼり感が強いです。
少々の欠点こそあるものの、変身系TSモノのエロ漫画としては屈指の出来であり、是非押さえておくべき。
何より、「元男の子が触手によって快楽の淵へ引きずり込まれる」描写は素晴らしく、読者の脳も桃色に染めてくれます。
人気次第で第二期、ということがあるかどうかはわかりませんが、実現したならば嬉しいところですね。
2009年07月04日
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振り出しの本屋に戻ってきたらえらく隅っこに一冊だけ背表紙が見える状態でおいてありました。
「新刊なのに在庫本扱いかよっ!」とそのときは激しく突っ込みたくなりましたよ。
そして内容的には触手スキーな自分には久々に興奮できるものだったのには合意です。
しかし、おっしゃるとおり本当にラストだけが残念でなりません。
この部分だけでも何とかならなかったのかなぁ。
想像してごらん、自分が女の子になった姿を
想像してごらん、自分が触手に囚われる姿を
想像してごらん、自分が触手に撫ぜ廻される感触を
想像してごらん、自分が触手によってもたらされる快感を!
・・・失礼しました。
「アンリアル」で読んだときから最終回は消化不良ではありましたが、単行本でもフォローが無かったのがさらに残念でした。
また、脳内補完するか・・・
松沢さんの描く触手は責め方が繊細で本当に気持ち良さそうですね! うねり具合もいやらしいですし。
ラストはつくづく残念です。
>ディグさん
もう、腕や脚を撫でまわされるのを想像するだけでもたまりません!(爆)
理想は「触装天使セリカ」のような、全身を覆う触手スーツですねっ。
単行本化の際になんらかの修正があるかも……と期待したのですが、そのままでしたね。