わたし、宇宙的真理に目覚めました。
この地球は高位の情報知性体ヴァナモンドによって監督されており、ヴァナモンドは女体とエロスの素晴らしさを周知させるべく、一部の人間にメッセージを送っているのです。
そのメッセージを受け取り、知らぬ間に尖兵として働いているうちの一人が、何を隠そうこのわたしだったのです。
――という冗談はさておいて(^^;
けれど、そんな電波語りをしたくなってしまうぐらいに、『トランス・ヴィーナス』第7話のセルダの台詞は、わたしと完璧にシンクロするものでした。
「せっかくあたしが最高の女の子の身体に仕立ててあげたのに
その身体を味わおうともしないだなんて罪よ!! 罪!!!」
まったくもってその通りというか、常日頃わたしが考えていることそのままというか、「お前は俺か」というか――いや、セルダの意思こそがわたしの意思であり、わたしの意思はセルダの意のままで<そろそろ帰ってこい
はい、落ち着きました。
いやまったく、連載開始当初からずっと読んできたというのに、まだわたしを動揺させてくれますか、この漫画は。
ええ、セルダの言動だけじゃありません。そこに繋がる、タケヒロの恥ずかしい姿と台詞の数々も素晴らしいんです。
引用する前に、改めて断っておきます。
『月間COMICリュウ』は一般誌です。
そして、『トランス・ヴィーナス』が掲載されているのは『月間COMICリュウ』です。『ヤングチャンピオン烈』でも『チャンピオンREDいちご』でもありません。
繰り返します。『月間COMICリュウ』は一般誌です。
それをよく頭に入れたうえで、以下の台詞を読んでみましょう。
「ちくしょう! ちくしょう! ちくしょう!!
ちっともかわいくなんかないぞ!!
元は男だ!! オレなんだからな!!
自分の胸見て股ぐら濡らしてイッちゃうなんてあり得ねエエ!!
オレは男だ!! 男なんだ!!!」
解説の必要すらありません。言葉の通りの出来事が、実際に起こったのです。
まさに……。
まさに、TSの理想が形になったかのようだ。
男を可愛い女の子に変え、女の快感を味わわせ、繰り返し辱め、プライドを、アイデンティティを打ち砕いていく。
TSモノの究極形のひとつ。それを、ここまで徹底して、一般誌で描ける方がいる。なんたる幸福か。
それなのに。ああそれなのに。
『月間COMICリュウ』7月号表紙には『トランス・ヴィーナス』の名前もたまきひさおさんの名前もない!
隔月連載ゆえ、『トランス・ヴィーナス』掲載月が購入月。つまり、『トランス・ヴィーナス』が確実に掲載されているという保証が欲しいというのに! 封がされていて中身が見られないとなると、尚更情報が必要だというのに!
編集部には、『トランス・ヴィーナス』が購入意欲を煽るものであるという認識がないということかっ!?
――だとしたら、その責任は我らにあり。
まだ買っていない人間は、至急『トランス・ヴィーナス』1巻を購入するのだっ! 『月間COMICリュウ』最新号も買うのだっ!
この作品の価値を思い知れ。そして知らしめよ。
わたしという変態一人が薦めているのではない、あむぁいさんも真城さんも絶賛しているのだっ!
この作品を読まずに、今年のTSシーンを語れると思うなかれ。
2009年05月21日
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TS好きじゃない人は人生損してるよってなくらいの充実度ですね。
多分誰も気付いてないだろうけど。
描いてほしいことは殆ど描いてある、と言っても過言ではありませんからね。
今までTSをよく知らなかった人は、これで勉強を……いや、最初に経験するにはハードルが高いですかね?(笑)
いやあ、初心者にはハードル高いでしょう(笑)
やはり「転校生」から始めませんと。
私は十分堪能しましたが(笑)
あれで目覚めたら、かなりのつわものですよね(笑)
けど、普段から濃いエロ作品に浸っている人なら案外……。いや、これは一般向け作品なんですけど。
わたしたちには、これ以上ないプレゼントですね(^^)