以前も『コンビニん』にてTS展開を描かれ、巻末でも「性転換モノ」を「個人的に大好きなジャンルの一つ」と仰っていた和六里ハルさんが、再び『ヤングチャンピオン烈』にてTSモノを連載!
オアリ文句に「TSパニック変態ラブコメ!!」と書くあたり、流石は秋田書店と言ったところでしょうか(笑)
「ぱにくるイ子さん!」の主人公は、風田伊三エ門(かぜた・いざえもん)、14歳。
充実した学生生活を送っていたのですが、ある朝リムジンに轢かれ、気付いた時には、見知らぬ豪華な部屋のベッドの上。隣で寝ているのは見知らぬ裸の女性(巨乳)。
わけがわからないうえに都合が良い――ということは夢だろうと思って楽しもうとするのですが、そこに来て、自分が女になっていることに気付きます。
「うわーもー なんだよも――!! Hな夢って絶対うまくいったことねーよも――!!」と悔しがる伊三エ門。
まあ、わからなくはない!(笑)
夢って大抵、思うに任せないですからねー。望んでることの直前でおあずけとか、よくあります。
だからこの光景は微笑ましいし、彼が夢だと思い込んでることもよく表れているし、「夢だから」という理由で女体化を受け入れ、大胆な行動を取らせることへの説得力も与えている。
そう、「折角のHな夢」を楽しむことを諦められない伊三エ門は、「眠っている裸の美女」にエロいポーズをとらせ、それをオカズに女のオナニーに興じるのです!
ストレートだーっ! 自分の欲求にストレートだーっ!
かぶりつきですしね。流石は男子中学生!(笑)
「男の意識のままで、自分の体となった女体を楽しむ」という重要なポイントが押さえられているのは高得点です!
難点があるとするならば、伊三エ門の女体化が「患者取り違えの全身整形手術」によるということ。
どの程度の技術を想定しているかにもよるかもしれませんが、そういう手術によって、彼が味わったような感覚を得られるようになるのかという疑問が生じます。
いっそ、もっとぶっ飛んだ技術を持ち出してしまっても良かったんじゃないかと思います。
「正真正銘の女性の体である」ということを感じられる設定の方が、心置きなく楽しめますからね。
とはいえ、TSエロの表現や、そこへの導入などは、流石にこういうものが好きな方なだけあり、満足の出来!
三話集中連載ということで、まだ尺も残っており、残りの話にも期待できます(^^)
……どうでも良い話ですが、わたしの夢は五感すべてが再現されているというのに、淫夢は滅多に見られません。年に片手で足ります。
変態のくせに、何故だ。
2009年04月21日
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TS歴20年以上だったりします(笑)
TS夢は私も年に数回程度ですよ。
「ぱにくるイ子さん!」読みました。
自分を慰めるのに見知らぬ女性をあんなポーズにしてアソコを見ながらなんて、
とても共感しました(笑)
初めまして。ようこそいらっしゃいませ!
おおう、ベテランですねっ(笑)
TSな夢以前に、エロい夢って中学・高校の頃ですらほとんど見なかったんですよねえ……。
「ぱにくるイ子さん!」は主人公のメンタルが、しっかりあの年頃の男の子してるのが良いですね!
純情な子がTSするのも、それはそれで可愛いんですけど、やっぱりこういう男の性欲に忠実な子がTSする作品も読みたいものですから(^^)