2009年04月08日

ノーマル男性にTSエロ体験させよう「♂♀わんだほー」(前編・後編)

 御影獏さんの『ばっくんちょ』(ムーグコミックス)に収録されています。

 雑誌掲載時にも読んでいるのですが、いかんせん2年半以上前の作品ですので、ここで話題にしたことがあるわけもなく(^^;
 この度めでたく単行本化とのことで、取り上げさせていただこうかと。
 
 いやー……実はこちらの記事で発売(&収録)を知って、軽く噴いたんですよね。
 最早記憶が薄れかけていたもので、今になって単行本化の話を聞くことになるとは思っていなかったといいますか。懐かしさすら感じてしまうんですもんなあ。

 だって『♂♀わんだほー』が雑誌に掲載されてた当時って、市内でエロ漫画買える書店がもう一軒あった頃なんですもん。
 『コミックXO』も『コミックアンリアル』も『姫盗人』も市内で買えた頃なんですもん。『パピポ』も存在してましたし……。
 あの頃は便利だったのになあ。エロ完全撤去してコミックレンタル始めちゃうんだもんなあ。
 地域限定でめっちゃ時代が変わっちゃってる気分なのです。
 でもLOは今でも市内で手に入るんですよね。実はメジャーなのか、LO。

 ――すいません、のっけから話が逸れました。

 『♂♀わんだほー』は前・後編。
 一人暮らしをしている青年の元に、旅先の両親から届いた怪しい壺。
 その効果なのか、壺を受け取った翌朝目覚めてみると、主人公は美女へと変身してしまっています。
 この目覚めのシーン。男物の服を着たままで女に変化したものだから、肩の部分がずり落ちていたり、全体的にだぼだぼになってたりするんですよね。この辺の表現はナイス。
 いっそもっと野郎らしい格好を見せちゃっても良かったかもしれません。裏表紙にあるようにトランクス見せちゃうとか。
 昔は好きじゃなかったのですが、今は変化直後ならアリだと思うのですよ。目で見て「変化」がわかるってのは大事です。

 最初は驚くのですが、結構ポジティブな主人公。
 女物の服を調達するため、すぐに街へと出かけます。試着室で浮かれている姿にはニヤリとしてしまいますね(直後に自己嫌悪にかられてますが)。
 実際のところ、そのケのない男性でも、もし美女の姿になってしまって、似合う服をあてがわれたら、いい気分になっちゃうと思うんですがどうでしょう(^^)
 
 後編では早速女物の服を着ている主人公。順応早っ! しかしこういうことは楽しんだ者勝ちだと思うのでむしろ歓迎。
 というかそれ以上に、唐突に登場している壺の精霊とやらが気になります。
 男友達が尋ねてきて対応に困る主人公に、その精霊は――

 はい、こっから先はネタバレ度アップです。


 Hシーンは、まず前編での妄想シーン。
 試着室での着替え直後。その体つきと服装に、自分が女であることを強く実感し、オナニーしながら「男に襲われちゃったらどうしよう」な妄想をしてしまいます。
 貴重なエロシーンを妄想で済ませてしまうのは、ちょっと勿体無いと思うところですが……。
 実際に男性が美女に変身してしまったとしたら、その内何%の人間がどのぐらいの時間で「男とのセックス」にまで想像が至るのかは気になるところですね。実験してみたいもんです。
 無理ですけど。ちっ。
 普段からエロい妄想をしがちな人間ほど、すぐにそういった妄想に辿り着くんじゃないかなーとか思うわけですが、どうなんでしょうなー。

 後編では、家に上げてしまった男友達の扱いに困っていたところ、壺の精霊が主人公に憑依。
 身体を操って、友人を誘惑してしまいます。
 これまた珍しいシチュエーションではあるのですが、なかなか巧い手段だなと思ったり。
 完全にそのケのなかった人間なら、女の体になったからといって、はいそいでと男とセックスできるわけじゃないですからね。想像ぐらいならともかく、いざコトに及びそうになれば必死に抵抗する者も多いでしょう。
 時間をかければ心もほぐせるでしょうけど、短期間でそこまで進ませるには、それなりの理由が必要。「碧井先輩ごめんなさい」で「入れ替わった相手の体の記憶に引き摺られる」という手法を使ったように。
 ですから、「TSした人間が体を操られて男とセックスしてしまう」というのは、短編でTSエロを描く方法としてはそれなりに評価されて良いのではないかと。
 ばっちりセックスさせつつ、「嫌がっている元男性」も描けているわけですから、TS好きな読者としての満足度はなかなかのもんです。

 ただ、前後編ではやはり尺が足らず、色々な部分が唐突に感じられてしまうのが残念なところ。
 やはりエロ漫画でTSネタを使うのなら、最低3編は必要ですね。……なかなか確保できないと思いますけど。
 最後のページで明かされる「どこのTSサイトのSSだよ!」とツッコみたくなるような設定にしても、唐突すぎて多くの読者が置いてけぼりになってしまう恐れがありますしね。
 今後の主人公の充実したTSライフ(笑)を予見させる設定なんですけどねえ。ここで終わっちゃうから惜しいとしか言えません。

 この1冊の中でもはっきりと成長が見られる方ですし、TSを描くうえで注意してほしい所に気が回っていますので、また機会があったらこういうネタを使っていただきたいところです(^^)
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