わたしが幾夜大黒堂さんの作品と出会ったのは、『白濁の翼〜アザナエル〜』の入れ替わり回(連載時)。
しかしそれ以上に、コミケで買った同人誌の『CROSS×DRESS After』に登場する女装少年の可愛さが印象に残ってしまいまして!
(あの寝取られシーンは凄いインパクトでした……)
TS以上に「女装少年が魅力的なエロ漫画家さん」という認識になっていました。
そんなわたしが、最新単行本『姉と女装とエロ漫画家』に惹かれないわけがない。
「幾夜大黒堂×女装×エロ漫画家モノ」なんてキーワードを組み合わされたら、最早買うしかないじゃないですかっ。あああ今月買い過ぎなのに。
内容は期待に違わぬ出来で。
主人公は満夜大墨堂というPNの新人エロ漫画家で、女装好き。
普段はいがぐり頭で、ちゃんと「男の子」って感じで、「えっ? この子が女装するの?」と一瞬思うかもしれません。
しかしきちんと女装すればバッチリ可愛くなるのが素晴らしい(あくまできちんとやれば、ね)。
あの照れ顔や泣き顔を見れば、そりゃあ喰いたくなるってもんでしょう。
当然周囲の女性陣に苛められまくりの可愛がられまくり。性的な意味で。
そういう展開が好きな方は大満足できるでしょう。
「エロ漫画の女装少年て
よく女の子に玩ばれてるけどさ 今の満夜くんのように
そういうのって作者の願望が出てるのかなぁ?」
という台詞が印象的。
まあね! 出ますよね、願望!
わたしは「女として女装少年を玩びたい」クチですがっ(爆)
なので、一番惹かれるポジションは満夜ではなく沙魚川あたりです。田編さんや倫堕さんみたいなヒドいこともしたいです。
勿論実の姉というポジションにも惹かれるのですが、そこに座ってしまうと、あまり無責任に可愛がり続けるわけにもいかなくなってしまうもので……特に、この作品では。
それにしても、件のインタビュー記事(幾夜大黒堂さんが女装作家ということで登場したんだとか)を読んでいないのがつくづく悔やまれる……。
というか、なんでわたしは幾夜大黒堂さんのお顔をちゃんと確認しておかなかったのかっ。サークルスペースまで2回買いに行ってるのにっ。知っていればどっちに転んでも面白いのに。
(※追記:幾夜大黒堂さんのブログ、購入者向けオマケページにて、当該記事が読めましたっ! なるほどこういうノリだったんですね……って、服装もまんまなんだっ!(笑))
この作品では幾夜さん本人のみならず、富士美系の他の漫画家さんたちも変名で登場するのですが、こういう楽屋ネタ的なノリは大好きです。
世の中には、親しい売れっ子作家を狼耳美少女にしてメインヒロインに据えちゃう方もおりますしなっ!(笑)
タイトルが『姉と女装とエロ漫画家』なだけに、この作品はエロ漫画家モノでもあります。
『BAKUMAN』も『キャノン先生トばしすぎ』も絶賛しているわたしですから、やっぱりその要素にも食いつかずにはいられません。
漫画家モノって楽しいです。苦しくもあるんですけど。
満夜大墨堂も、厳しい壁にぶち当たりますし、その状況は結構長く続きます。
ここは本当に気軽に読めない……。こっちの胃も痛いというか、ギクリとさせられます。
けど、そんな描写があるからこそオススメしたい。
うちのサイトを頻繁に覗くような、大きな声では言えない性癖を持つ人には、特にプッシュしたい。
わたしがそんなことを言う理由は、こちらの記事で既にしっかり語ってもらえています。
「やあ女装作家くん、なんでエロマンガを描くんだい?「姉と女装とエロ漫画家」」(たまごまごごはん)
あと、恒例のへどばんさんのレビューもどうぞ。
「幾夜大黒堂『姉と女装とエロ漫画家』」(ヘドバンしながらエロ漫画!)
ところで、「CROSS×DRESS」本編って同人誌じゃなくて、単行本『シたい!着せたい?!脱がせたい!!」に収録されてたんですね。<気付くの遅っ!
手に入るじゃんっ(汗) あわわ買わないと。
2009年03月30日
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