2009年03月11日

女子ラクロスで青春!『バガタウェイ』

 新カテゴリとして「その他読書日記」を設置しましたー。
 TS・女装モノ以外の漫画・小説の話題はここで書こうかと。
 いや、別にTS系以外の本の話題をしちゃいけないわけもなかったんですけど、やっぱ紛らわしいですし、かといって毎回断り入れるのもなー……とか考えてる間に
「『戦闘城砦マスラヲ』最終巻は本気で感動した! 早くも今年のベスト5確定だ! ていうか、ノリで書きながら細かい伏線まで全部回収するってどんな神業だよ!」
 とか
「『ベン・トー』3巻になっても、まだ馬鹿さと熱さと勢いが衰えないとは……凄い!」
 とか
「漫画版『春期限定いちごタルト事件 後編』の、小佐内さんの凶相は理想的っ!」
 とか書きそびれてきたもんで。カテゴリ用意しちゃえば書きやすくなるだろう、と。
 とゆーわけで、TS(&近隣妄想)とは関係ない本のことも断り抜きで書くので、記事カテゴリに注意されたしー。


 で、こんな前置きをしてでも記事を書きたくなったのは、古日向いろはさんの『バガタウェイ』(ブレイドコミックス)を読んだからだっ!

「俺達がやっているラクロスも普及し始めてまだ20年の若いスポーツだから 土台を作っている段階なんだ
 つまりキミと同じ 新しい世界に一歩踏みだした 青春を迎えたばかりなんだよ」

 という台詞には、ちょっとじんと来てしまった……。
 
 以前にも何度か名前出してますけど、わたしは佐々原史緒さんの『暴風ガールズファイト』(ファミ通文庫)が大好きな人間でして、それを読んで女子ラクロスに興味を持ったのです。
 しかし、「暴風」の売り上げが振るわず、続きが出ないことで、ラクロス分に飢えた日々が続きまして……
 うん、そりゃあね、ラノベでスポ根作品をヒットさせるのは非常に困難。ジャンプでもどんどん打ち切られる。しかもマイナースポーツとあっては、創作に挑戦してくれる人間はどれだけいるのよって話です。ええもう、作中にちょっと出てきただけで反応しますよ。

 となれば、オビに「地上最速の格闘球技…その名はラクロス!!!」と書かれた『バガタウェイ』の表紙に飛びつくのは当然っ!
 華麗にして苛烈な女子ラクロスを漫画で拝めるなんて、願ってもないことですからね。

 そして、内容は期待通りに素晴らしいものでした。
 表紙とオビの情報から抱いた印象は間違いではなかったっ。
 いやあ、元気少女とラクロスの相性が実に良いということを、あらためて実感しましたね。
 五十嵐千果しかり。空木雫しかり。あー団長も大事だよなあ。
 バカなぐらいの勢いを持って走り回る少女達の姿は、とっても魅力的です。

 また、一長一短な各々の能力を補いあう、チーム競技としての描写も良い。
 特にロク先輩の気配りとか。運動の苦手だった人間としては、こういうのってなんだか嬉しくなります。

 それにしても……バランス良い漫画ですね〜。
 マイナースポーツ作品の常として、ルールやテクニックの説明が必須ってのがあるじゃないですか。サッカー漫画でオフサイドの説明なんて要りませんけど、ラクロスならフリー・スペース・トゥ・ゴールの説明が要る。けどその辺も、漫画としての魅力を失わないように巧く組み込んであります。

 あとバランスといえば、主人公の能力とかもですね。
 スポーツ漫画で、主人公が「初心者らしからぬ初心者」なことはよくあります。パシリを高速でこなすために、人並み外れた駿足になってたりとか。アキバまで片道45km、毎週ママチャリで通ってたことで高回転走登が得意になってたりとか。
 こういう設定は、主人公の魅力を高めたり、物語のテンポを良くする効果があります。才能のカケラもないドシロートが人並みになるまでをじっくり描いてたら、連載続けられませんしね。けど、やりすぎると読者は醒めてしまうわけで、さじ加減は悩ましいところかもしれません。
 で、『バガタウェイ』の主人公・空木雫も、やはり初心者らしからぬ才能を見せるのですが……そのことに対する作中での処理が、なかなか上手かったんじゃないかなあと思うのです。
 特に「やられたな」と思ったのが143ページ。こんな風にオチをつけてくれるとは、いやあナイスです(^^)


 わたしはラクロスをやっていたわけではないので、実際の競技者がどういう感想を抱くのかまではわかりません。
 しかし、『暴風ガールズファイト』のように創作物からラクロスに引き寄せられた人間になら、必ず満足いただけるはず! 勿論、ラクロスを知らない人にも!
 自信を持ってオススメします。

 ……とりあえず、大手サイト管理人さん二人に買わせることには成功したので、売り上げにはそれなりの影響を及ぼせるはず(ニタリ)
 この調子で応援しますぞお〜。

 あと、『バガタウェイ』を読んだ後に『暴風ガールズファイト』に入るのもアリだと思いますぞー。頭の中にビジュアルイメージがあれば、一層楽しめるはず!
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