2009年02月15日

イニシアティブを握るには(後編)

「思い出したって……何を?」
「いや、こういう時ってさ、漫画なんかだと……セックスすると元に戻るってのもあるんだよな」
「…………え?」
 はは、やっぱり固まったか。いや、かすかに眉を寄せているし、あまり愉快そうな反応じゃあないな。
「なんなの? その冗談」
 あながち冗談でもないんだけどな。
 特に俺の場合は、本当だ。本当のことにできる、ということだがな。

「試せることは、全部試してみたいんだろう? 本当にあるんだぜ。入れ替わった状態でセックスして、お互いにイったところで元に戻るって話が」
 再び結衣に身を寄せ、間近でその目を覗き込みながら語りかける。
「だ、だからってそんなこと……」
 さらに身体を密着させると、彼女の表情にはっきりと狼狽の色が見えてくる。頬が軽く赤くなってもいるようだ。
「結衣ちゃんだって少しは興味あるんじゃないか? 男の快感ってのがどういうものなのか、さ。……いや、もう馴染み始めてるんじゃないか? ほうら、もうこんなに反応してる」
 うっすらと笑みを浮かべて囁きながら、彼女の――俺の身体の股間に手を伸ばす。
 そこは既に、ズボンの上からでもわかるくらいに、硬く盛り上がっていた。
「――ち、違っ! 反応とか、そんなっ!」
「何が違うんだ? まさか知らないなんてことはないだろう? いやらしいことを考えている時に、男のココが硬くなるってことをさ。つまり、結衣ちゃんは目の前の自分の身体に欲情してるってことなんだよ」
 勿論、そんな気分とは関係なしに勃起することだってあるわけだが、敢えて教えてやらない。
 また、俺はこの「入れ替わり」を決行する直前は、かなりの日数、自慰行為を我慢している。やはり、限界まで溜めている状態の方が、身体がたやすく反応するからな。あとはまあ、自分が満足するまで楽しむためだ。
「自分に、なんて、考えてるわけ、ないじゃないっ」
 視線や声には怒りが篭っているが、力はない。はっきりと表れてしまった肉体の変化に戸惑っているのだろう。
「ホントかなあ? じゃあなんでこんなにガチガチになってるんだ? もっと気持ち良くなりたいってことじゃないのか」
 意地悪な目つきで彼女を見つめながら、ゆっくりと手を動かして、膨らんだ股間を刺激する。布越しの、大まかな刺激であっても、溜まりに溜まったその身体では、たまらなく気持ちイイはずだ。
「わ、わたしの手でっ、そんなとこ……触らないでっ」
「何言ってんだ。その身体のことならよくわかってるんだぜ。もっと触ってほしくて仕方ないんだろう。……やべえな、男を弄ぶってのも面白いじゃないか。ちょっと本気になってきちゃったぜ」
「……え? ほ、本気って、どういう」
「こういう――ことさっ」
 にやりと笑うと、俺は瞬時に彼女の――俺自身の唇を奪った。

「んんっ?! むっ! んんんっ!」
 男とキスをするなんて気持ち悪い。そう思う男は多いだろうな。けど自分相手というのは、案外抵抗なくやれるもんだ。
 別に俺はナルシストというわけじゃないんだが、よく見知った、常に触れてきた、どんな生活をしているかも完全に把握している自分自身の肉体というのは、安心して触れられるものでもある。
 もっと深い接触にだって、抵抗はない。まして、滅多に得られない快楽を味わえるというのならば。
「んふ……ちゅ……れろ……ちゅぷ……んんっ」
 唇をちろちろと舐めた後、その隙間から舌を分け入らせ、歯茎にも舌を這わせる。
 あまりのことに思考が追いついていないのか、彼女は口を閉じて抗おうとすらしない。呆然と目を見開いたまま、こちらの舌の侵入を許している。
 それを良いことに、さらに奥へと舌を伸ばすと、向こうの舌先につんっと触れた。怯えるように引っ込もうとするのを許さず、舌を絡ませる。口腔内をくまなく蹂躙し、唾液を流し込み、向こうの舌を吸う。
「んっ、ふむっ、んぐっ、んふうううっ! ん、んむ……んぅ……」
「ん……んふ……んっんっ……ちゅぱっ、んんっ……じゅる……ん〜、ぷはっ」
 へへっ、すっかりだらしない顔してんな、俺のやつ。いや、今は結衣ちゃんのものだったな、あの顔は。
「なあ、どうだった? 自分のクチの味は。女の子の柔らかい唇は」
「あ、あなた……自分相手に、キ、キスなんて……この変態……」
「ふう〜ん? 変態なのはどっちかねえ。今のでもっとギンギンになってんじゃないか――ほれ!」
 手早くズボンのボタンを外すと、ファスナーを下ろし、下着越しに肉棒を握ってやる。上下にさすってやると、彼女が軽くうめいた。
「い、いや、やめてってば……」
「自分の気持ちを否定すんなよ。お前のココは、早く女を犯したいです、早く穴に挿れたいですって言ってるぜ? ほら、目を逸らしてないでちゃんと見てみろよ」
 言いながら、ズボンと下着を引っ張り、ずるずると脱がしてしまう。こちらの手から逃げようとして腰を浮かすもんだから、かえって容易だった。

 下着の圧迫から解き放たれた俺のペニスは、自分でも一瞬驚くぐらいに膨張し、ビンっと立ち上がっていた。
 彼女もソレにちらりと視線を遣るが、慌てて恥ずかしげに顔を逸らす。
「我ながら凄いことになってるね、こりゃ。……じゃ、ケダモノの期待に応えてあげるとしようか」
 入れ替わりによって結衣ちゃんから奪った、白くほっそりした手でペニスをぎゅっと掴むと、股間に顔を沈め――
「ちょ、ちょっと何する気っ? やめっ」
 ――彼女の制止も無視して、亀頭をべろりと舐め上げた。
「ひうぅっ?!」
「ふふっ、どうだい? これがチ○ポを攻められる感覚だよ。まだまだ、もっと味わわせてやるからな」
 自分の陰部から立ち昇るオスの匂い。決して芳しいとはいえないその臭気に、頭がぼうっと痺れてくる。今は俺のものとなっている結衣ちゃんの瞳が潤み、息が荒くなり始める。股間もじゅんっと湿り気を帯びてきたようだ。
 女の子の身体を使って、何度も自分の股間に顔を埋めているうちに、すっかりこの匂いでスイッチが入るようになってしまった。異性の肉体に踊らされているのは、自分の方なのかもしれない。
 だが、まだ溺れるのは早い。まずは彼女を弄んでからだ。
 陰茎を横から軽く咥えるように、ちゅっ、ちゅっと口付けていく。左手で亀頭をそっと包み込んで、くにくにと弄ってやると、彼女の腰がびくんと震えた。
 根元側から先端に向かって、裏筋をつぅーっと舐め上げてやると、再び声が漏れる。
「ふっ……くっ……ううっ……」
「どうすればいいかは全部わかってるからな。まあ任せとけよ」
「だ、ダメ、こんなこと、やらな――ふぅっ?!」
 ぱくりと亀頭を咥えてやると言葉が途切れ、両膝がびくっと持ち上がる。彼女の反応に内心で笑みを浮かべながら、口内で激しく舌を動かし、亀頭をしゃぶりまくる。その間、手で陰嚢もやわやわと揉んでやる。
「あっ、くっ、ひうっ、あ、あふっ!」
 うんうん、順調に翻弄されてるな。ならばそろそろ、っと……。
 俺は路上で取り出して以来自分で持っていた携帯を取り出すと、動画撮影モードを起動させた。ピロリンっと鳴り響く電子音に、彼女が怪訝な顔を見せる。
「な、何してんのっ?」
「気にすんなって。記念だよ記念。こんな可愛い娘が俺のモノ咥えてくれてるんだからな」
「ちょ、ちょっと、勝手に撮らな――あひっ?」
「ちゅぷぅっ、れろれろっ。どう? 結衣の舌、気持イイ? もっともっとオチ○チン舐めてあげるね」
「やだ、わたしの身体で変なこと言わないでよっ」
「い〜から快楽に集中してろって。……んむ、ぢゅむ、れろ、ぢゅるるっ、ちゅぷ、んふ、ぢゅ、ぢゅぷっ、ぢゅううううっ!」
 限界まで張り詰めた亀頭を、舌で容赦なく苛めてやる。雁首のブツブツのあるあたりを舌の先端や側面で擦ってやると、特に感じるようだ。
 それから、すぼめた唇を雁首に引っ掛けるようにしながら、何度も頭を上下させてやると、彼女の反応はより切羽詰ったものになった。
「んああっ、くうっ、うううっ、ダメ、もう、ダメだかっ、お、ううっ」
 女の子が、男の快楽に身を捩じらせる様というのは、何度見ても愉快なものだ。優越感のようなものを覚えずにはいられない。知り尽くした男の肉体が相手となれば、主導権を握るのも簡単だ。
「ぢゅっ、ぢゅっ、ぢゅっ、ちゅぽっ! ……なんだもう射精しそうなのか? いいぜ、思い切り出してみろよ。お前の欲望をさ」
 衝動を促してやろうとして鈴口を舌でほじるように舐めてやると、すぐに肉棒がぴくんぴくんと震え出した。顔に出されてはたまらないので、すぐさましっかりと咥え込む。
「あひ、も、もう出るっ。な、何か出るうっ! くふああっ?!」
「んうっ! んぶっ、んんんん〜〜っ!!」
 どびゅっ、どびゅるうっと、熱い塊が喉の奥に叩きつけられる。俺の身体にとっては久し振り、彼女の精神にとっては初めての射精ということもあってか、かなりの勢いと量だ。相当な刺激なのだろう、彼女もがくがくと腰を震わせている。
「は……ふ……は……はあ……」
 呆然とした表情で脱力し、息を吐く結衣。
 そんな彼女に、俺は肉棒から離した顔を近づけ、目の前で口を開いてやった。白く、どろりとした液体で汚された彼女の可愛らしい口を、見せ付けてやったのだ。
 絶句する彼女の目に、その淫らな有様を存分に焼き付けたあと、ようやく、口内に残っていた精液を飲み干す。
「んぐ……ん……こくっ……けぷっ。どうだ? 自分の口の中に出した気持ちは。けふっ」
 言うまでもなく、飲んで美味いものではない。だが、苦いというよりはしょっぱい印象が強く、決して飲めないものではない。何より、重要なのは気分の方なのだ。お互いに、な。
 とはいえ、流石に量が多すぎた。喉に絡み付いてしょうがないので、都合良く置かれたお茶を流し込む。

 まだ彼女はショックから立ち直っていないようだったが、構わず進める。
 とんっと身体を押してベッドに倒れ込ませると、その上に跨る。溜めておいただけあって余裕があるのだろう、手で刺激してやると、肉棒はすぐに元気を取り戻した。
「やっ? こ、今度は何をっ」
「だって、お前だけ気持ち良くなってたらズルいだろ? 次は俺にも楽しませてくれなきゃなあ。へへ、女のアソコに挿れられるって、どんな感じなんだろうな?」
「う、嘘。いくらなんでもそれは」
「まあまあ安心しろって、ゴムも使ってやるからよ」
 そう言いながら、自分が穿いていたズボンの尻ポケットからコンドームを取り出す。これは相手の抵抗感を弱めるため……という理由もあるにはあるのだが、それ以上に、後で揉め事になるのを避けるためというのが大きい。胎内に精液を残すなんて、妊娠しなくてもリスクが高すぎる。
 慣れた手つきでコンドームを被せると、秘裂を肉棒にぴたりと密着させるように座る。パンツなら、先ほどのフェラチオの最中に脱衣済みだ。
「ひっ。……ね、ねえ。やめてよ。洒落になってないよ」
「本気で嫌なら、跳ね除ければいいんじゃないの? ん……はァ……、擦ると感じちまう。アンタはどうだ? 自分のワレメの感触はさ」
「そ、そんなこと知らない……」
「とっくに濡れ濡れになってるの、わかってるだろ? 弄ってたわけでもないのに。結衣ちゃんって、結構いやらしいカラダしてんのな」
「嘘、やだっ、わたしのせいじゃないっ」
「じゃあ俺が興奮してるせいってことかあ。どっちでもいいや。結衣ちゃんは、俺の身体でヤらしい気分になってるってことだもんな。一度ヌいたのにそんなに硬くして」
「――な。そ、それはっ」
 ぬるり、ぬるりと、愛液を擦り付けるかのように、腰を前後に動かす。
「ほうら入っちまうぜえ。はっきり拒絶しないんなら入れちまうぜえ」
「あ……く……うう……」
 葛藤しているようだ。まあ、あれだけ激しい射精を経験したからな。まったく興味がないということもないだろう。
 このまま暫く焦らすのも面白いのだが……俺もそろそろ限界だ。
「多分この辺だよ――なっと!」
「あ、待っ――ううっ!」
 位置を定めて腰を沈めると、抵抗もなく、ずぷりと肉棒が膣内に侵入してきた。
「おお……! 今の気持良かった……。それに、なんか凄え。本当に腹ん中に何か入ってやがる」
 スムーズに挿入させられたところからすると、どうやら非処女だったようだ。よし、当たりだな。
 世の中の男どもは処女をやたらとありがたがるようだが、セックスの際には、あんなに面倒臭いものはない。男の立場でも気を使うが、興味本位で試した処女喪失は最悪だった。痛いばかりで、なんのメリットもない。二度と処女の身体でセックスに挑みたくはないもんだ。お互いに最初から気持ち良くなれるんなら、それに越したことはないだろう。
 彼氏がいるというこの少女を狙ったのも、その辺を期待してのことだ。
 男遊びの激しい女を狙えば楽なのだろうが、そんな女と入れ替わっても、弄んで楽しむことはできない。
 そこそこ真面目で、ちょっとだけ男性経験アリ。こういう人間が理想的なのだが、そう確実に見つけられるわけじゃあないからな。

 ともかく、今回は当たりを引いた。存分に貪らせてもらおう。
「うンっ、あっ、いいぞっ、ナカが、擦られてっ」
「そんな、う、動かないで」
「馬鹿、言うなよっ。お前、だって、気持イイ、だろっ。んはァっ、こ、これが女の感覚なのかっ」
 何度経験しても、この快楽は飽きることがない。身体のナカが満たされる充足感、モノを出し入れされる時の快感。
 俺はペニスが抜ける寸前まで腰を上げ、再び根元まで突き刺さるように腰を落とすことを繰り返す。
「んっ……ふうっ! ああっ……はあンっ! くはぁ、す、凄えっ」
「うっ……あっ……くうっ……」
 スカートは穿いたままだから、繋がっているところは見えないのだが、さぞかし卑猥な有様になっていることだろう。
 ここでもう一度携帯のカメラを起動させ、今の自分の姿を撮影する。
「今度はァ、結衣のオマ○コでオチ○ポ食べちゃいましたあ。わたし、セックス大好きなの。すっごく感じちゃう〜」
 ブラウスのボタンを外すと、前をはだけ、裸の胸を露わにして、そこもカメラに収める。
「今日はァ、道端で出会った男の人を押し倒してぇ、わたしが上になって犯してまぁす。向こうからは何もてくれないからぁ、おっぱいも自分で揉みまぁす」
 空いている手で、乳房をむにゅむにゅと揉む。手の動きに合わせて形を変える見事な乳房は、さぞかし淫猥に映っていることだろう。
 撮影している間も腰を動かしたり膣を締め付けたりという刺激は継続しており、その快感を堪えているせいか、彼女からの妨害はない。
 俺は携帯を脇に置くと、再び女のセックスに集中するべく、腰を激しく振り始めた。
「ああっ、うっ、ふうンっ! こ、声が止めらんないぜ。良すぎる……あ、あふうっ!」
「だ、ダメ、激し……!」
「んうっ、あっ、はァっ、もっとっ、もっとォっ! んあァっ! イイっ!」
 絶頂に向けて、俺は腰の動きを加速させる。
 彼女はというと、なにやら焦った表情を浮かべていた。
「ま、また来る……。ああ、来ちゃうよォ……!」
「あっ、はァっ、射精しちゃうんだ。今度は自分の膣内で出しちゃうんだ。いいぞ、やれよ。俺も、そろそろ……い、イケるの、か? あっ、あああっ!」
「いや、で、出ちゃう。あ、あふああっ!!」
「んああっ! お、俺も、イク、イっ、あっあっ、ああああ〜〜っ!!」
 膣内のペニスが一瞬膨張したかと思うと、何かを吐き出す振動が伝わってくる。直後、俺も頭が真っ白になり、快感が全身に拡がって――


 ――自分の身体に向けて倒れ込んだところで、再び、身体を入れ替えた。
 出来ることなら、暫くは女の身体で余韻に浸っていたかったが、そうもいかない。
 俺はすぐにペニスを抜くと、ぐったりした結衣ちゃんの身体を自分の上からそっとどかした。外したコンドームをすぐに縛って、ポケットに仕舞う。携帯も回収し、急いで服装を整えた。お互い半裸の状態で騒がれたりしたら面倒だから、退散の準備を先にすませておくのだ。
 まだ絶頂の衝撃から醒めきっていないこともあってか、彼女はまだ事態を把握できていない様子で、ぼんやりしている。軽く頬を叩いて、教えてやることにする。
「おい、おい、気付いてるか? ほら、元に戻ってるぜ、俺達」
「え……あれ……元、に?」
「ははっ、まさか本当に戻るなんてなあ。やってみるもんだな」
「元に……やって……」
 ここで、彼女は自分の格好に気付いたのか、ハッとした表情になると、慌てて毛布で身体を覆った。
「あ、あなた……人の身体でなんてこと……!」
 キッとこちらを睨みつけてくる。どうやらお気に召さなかったようだ。
「いや、でもアンタだって気持ち良かっただろ? だいたい、本気で抵抗してなかったじゃないか」
「し、知らない! わた、わたしは嫌だって……そ、そうよ、わたしは、あなたに襲われたって言うこともできるのよ」
「え〜? でも、肉体的には、アンタの身体が俺の身体を襲ったんだけどなあ」
「そんなの関係ないっ!」
 やれやれ。どうやら彼女には許容できないプレイだったようだ。仕方ないな。
〈どう? 結衣の舌、気持イイ? もっともっとオチ○チン舐めてあげるね〉
「なっ……! そ、それは……」
「いやあ、運良く元に戻れたら、個人的に楽しめるかと思った動画なんだけどね。余計な騒ぎを起こす気だっていうんなら、ちょっと考えないといけないなあ」
「け、消して! 消してよっ!」
「……アンタがちゃんと聞き分けてくれるって言うんなら、困らせるようなことはしないよ」
「…………」
「わかってくれたみたいだね。別に脅したかったわけじゃあないんだけどね。ま、俺はこれで退散するよ。アンタも、くれぐれも余計なことは考えないでくれよ。じゃ」


 どうやら、二度と顔を合わせるわけにはいかなくなったみたいだ。まあ、恨まれる可能性ぐらいは常に考えている。
 けど、携帯やら何やらなんてのは、本当の対策じゃあない。あんなものは楽しみ半分の気休めだ。
 もし、本気で警察沙汰とかにされるんなら――

 俺はもう一度、相当長い間、彼女になるってだけの話だ。


★あとがき★
 このお話は、どうせ妄想に決まっています。実在の人物とは、一切関係あるはずがございません。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました〜っ。
 なんで後編が前・中編を合わせたぐらいの長さなんでしょう(汗)
 もっとあっさり書き上がると思ってたんですけどね。3分割になるとすら考えてなかったです。

 「好みの女の子と入れ替われたらどんなことをしたいか」って妄想は何度もやっているので、じゃあ自由に入れ替われることにして、それを書いてみようと思いました。
 あとはあれですね。ここのSSと同人誌用作品とでTSレズプレイ続きになっていたので、そろそろ男性器を挿れたかった、と(爆)
posted by nekome at 19:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 創作・入れ替わり
この記事へのコメント
いやあ、楽しませていただきました。
自分の中では入れ替わり小説を久しぶりに読んだ気がしました。
全ては彼の手の中……ですね。
いいように弄ばれた彼女ですが、女として生きる人生の中で、一瞬でも男として生きた経験を得る事が出来たのですから、良かったんですよ(^^;
「お母さんね、高校生の時に男の子と体が入れ替わってしまって大変だったの」
と、昔のよき思い出を子供に語る日が来ることでしょうw
エッチな内容でハァハァしました。
どうもご馳走様でした〜。
Posted by Tira at 2009年02月16日 00:40
>Tiraさん
お読みいただき、ありがとうございます!
いやあ、相変わらず終盤で息切れしちゃってますが(^^;
楽しんでいただけたようで良かったです。

今は反発していても、男として女とセックスをする快感の経験は、彼女の中に根付いて、なんらかの変化をもたらすかもしれませんね。
人によっては、入れ替わり当初から積極的に楽しめるかもしれませんが(^^)
Posted by nekome at 2009年02月16日 22:27
なるほど、こういう誘導の仕方があったか、と思わず感心してしまいました。非常に簡単な誘導手段ですが、確かに有効ですね。
なんだか、盲点を突かれた気分です。
そして最中の描写はさすがです。私はそのあたりの描写を細かく書けないので勉強になります。
抜かりなく脅迫の材料を取っている主人公には思わず「ふふ、お主も悪よのう」と言いたくなりました(笑)。
今回もとても面白かったです。
では。
Posted by 光ノ影 at 2009年02月17日 20:54
>光ノ影さん
どうもありがとうございますっ。
いやあ、そんなに褒められるほどのものでは(^^;
ストレートに迫っちゃうのもいいかなと思ったんですよね。「本当に入れ替われたら24時間以内にH突入」が目標ですし(爆)

Hシーンの描写に関しては、エロ漫画を読んでみるのも手だと思います。
どれほど活かせているのかと問われると、視線を逸らしたくなりますががが。

脅迫にも使えて、事後にも楽しめる動画は一粒で二度美味しい!
力づくで止められたらどうしようもないですけど。
Posted by nekome at 2009年02月17日 21:32
さすが! もう、さすがとしか言えない。

>>脅迫にも使えて、事後にも楽しめる〜
>>力づくで止められたらどうしようも〜

最大のネックはそこですが、
でも主人公はかなり上手に立ちまわったと思います。
何しろ憑依と違って相手が自由に動ける状態ですから、
不足の事態には常に備えておかないといけません。
しかし、男の性衝動を最大限に活用するあたり、
『お見事!』と拍手を送りたいです。

最後の詰めも完璧でしたね。
女性がオーガズムを迎えたあとの余韻を利用して、準備を整える。
この数秒の差があるかないかで天と地ほどもその後の展開が違う。
まさに作品タイトル通り。いや〜、脱帽です。

Hシーンの描写は私も毎回悩ましいところです。
特にストーリーと混然となってくるともう何が何だかかか。
Posted by T.J at 2009年02月19日 01:10
>T.Jさん
ありがとうございますっ。
おおう、過分なお言葉……(^^;

自己評価はまだまだなので、もっと勉強したいところですね。
昨日は一般向け漫画を読んで、その淫靡さに敗北感を覚えましたし。もっと! もっと出来ることがあったじゃないか自分!

読んでくださる方をさらに唸らせるためにも、現実にチャンスが巡ってきた時のためにも(爆)、妄想の研鑚を積みたいと思います。
Posted by nekome at 2009年02月19日 23:47
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