早いとこ若いモンに引き継がせて、さっさと楽隠居しようという計画があるのです。
――なんて半分冗談はさておいて。
今回は、同人誌――小説誌作成時の計画の立て方について。
とは言っても、「正しい知識」を披露できるわけでもないので、実際にわたしがどういうスケジュールで動いたのかを公開しようと思います。
なにしろ試行錯誤体験ですから、もっと上手いスケジューリングの仕方もあると思います。
まあ、参考程度にはなるんじゃないかと。
・夏コミに向けての行動
2月下旬:ブログ設置。
コミックマーケットへのオンライン申し込み完了。
ブログ始動。
3月上旬:初SS執筆。
(以降、書き上げたものはすべて公開)
夏コミ用同人誌の小説原稿執筆者集め開始。
小説原稿の編集・版組用に一太郎購入。
Photoshopの入手。
4月頭 :参加作家陣へ、原稿の詳細を通達。
4月中旬:絵師さんへの挿絵依頼開始。
(この時点では予約のようなもの)
表紙イラスト、打ち合わせ開始。
5月後半:自身の原稿を執筆。
(この時点までに書き上げたSSは7作)
5月末 :小説原稿、初稿締め切り。
6月頭 :初稿に基き、挿絵の正式依頼。
6月末 :小説原稿、修正稿締め切り。
7月上旬:イラスト原稿締め切り。
7月中旬:編集・版組作業終了。
出力見本作成。
データディスク作成。
15日:印刷所へ原稿発送。
19日:印刷・製本完了。見本本到着。
・冬コミに向けての行動
7月下旬:冬コミ用サークルカット依頼。
冬コミ用同人誌の小説原稿執筆者集め開始。
8月上旬:参加作家確定。
8月中旬:夏コミに初サークル参加。
冬コミのオンライン申し込み完了。
9月後半:自身の原稿を執筆。
絵師さんへの挿絵依頼開始。
表紙イラスト、打ち合わせ開始。
10月上旬:小説原稿、初稿締め切り。
10月中旬:絵師さんへの挿絵依頼、ほぼ完了。
11月上旬:小説原稿、修正稿締め切り。
11月中旬:イラスト原稿締め切り。
11月末 :編集・版組作業終了。
出力見本作成。
データディスク作成。
12月 1日 :印刷所へ原稿発送。
10日:印刷・製本完了。見本本到着。
・補足
冬コミの時のスケジュールは目安です。作家によって依頼時期に差があったため、ここに書かれた通りの時期に作業が進行したわけではありません。
小説原稿の仕上がり時期に連動する形で、イラスト原稿の打ち合わせ・受け取り時期も、人によって大きく異なりました。
同人誌の作業計画について、最後にひとつ。
原稿は遅れます。
文章・イラスト問わず、原稿の納入は遅れるものです。
二週間ぐらいは普通に遅れます。
もっと遅れる場合もあります。
表向きの締め切り以外に、胸の内に必ず、「念のための締め切り」を設けておきましょう。
「本当のしめきり」や「真実のしめきり」や「真理のしめきり」以下略が必要になるかは、貴方と、仲間たち次第ということで。
2009年01月25日
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同人誌を作るにはただ作ればいいということではなく綿密な計画が必要ということでしょうか。
ただ締め切りを設定するというのは個人サークルでも集団サークルでも同じということなんですね。
「余裕を持った計画を」ってのが一番ですかね。
余裕を持たせたつもりでも、さらに遅れるのがザラですんで。
病気とかのトラブルもありますしね。
余裕を持たせようにも、作業期間の目安とか、流れがわからないとどうしようもないんで、今回は実例を挙げてみました。