2009年01月18日

同人誌を作ろう!B自ジャンルをアピールしよう!

 風邪で伏せってる間に、夏コミ申込期間に突入しちゃってました。ぐはー。
 ま、去年のわたしが初サークル参加を「決断」したのなんて、2月入ってからでしたけどね。今の時点で何もやってない人でも、2月までに申込書セットが手に入ればなんとかなるなる。

・で、どんな本を頒布するんだ?

 @とAの補足みたいなもんなんですが、言っておいた方が良いかなと。
 これはTSに限らず、どんなジャンルで活動する人にとっても重要なことです。
 どのジャンルの、どんな傾向の本を作るつもりなのか、堂々と伝えましょう。
 具体的に言うと、申込書(フォーム)の「頒布物概要」はしっかりと書きましょう、ということです。

 意外とここの書き方を知らない人が多いのですが、かなり重要です。

 小説なのか、漫画なのか。
 オリジナルなのか、二次創作なのか。
 ファンタジーなのか、SFなのか、ミステリなのか、学園ものなのか、戦争ものなのか。
 メイドなのか、巫女なのか、ケモノなのか、BLなのか、百合なのか、TSなのか。
 18禁なのか、全年齢向けなのか。
 男性向けなのか、女性向けなのか。

 自分たちの作る同人誌を構成するのが、どんな要素なのか。確定している限りで良いので、包み隠さず書きましょう。
 まさかこの期に及んで、TSで活動してるって書くのが恥ずかしいなんて奴ァいねえわな〜?
 大丈夫だ! アンタが「恥ずかしい」と思うことは、わたしがだいたい通過した!

 ちゃんと書いてくれないと困るんですよ、コミケ準備会――中でも配置担当スタッフが。
 例えば、「創作文芸」で申し込んだサークルで、頒布物を「創作小説」としか書いてないサークルがあったとする。
 とりあえず、「詩・短歌・俳句・替え歌」の島じゃないなってことはわかります。
 けど他の島の、どこに配置すべきなのかはさっぱりわかりません。
 硬派な本格ミステリ小説サークルの隣に配置しても良いのか、エロ有りでTSやら女装やらを扱っているサークルの隣に配置して良いのか、さっぱりわかりません。
 本当は本格ミステリ小説本を作っているのに、それを主張しなかったばっかりに18禁TSサークルの隣に配置されてしまったら、お互いに居心地悪い思いすること請け合いです。
 それで後から「あんな変態サークルの隣にするなんて!」とか怒られたら、準備会も困ってしまいます。

 必要以上に配置担当を悩ませる、「やりたいことのわからないサークル」はどうなるか?
 そりゃあ勿論、後回しにされるでしょう。
 枠に余裕がなければ、落とされます。
 作りたい本の傾向がわからないんじゃあ、やる気があるのかどうかもわからないですしね。

 当選したいのならば、スタッフの手を極力煩わせないよう、気を回すこと。
 そして、やる気を感じられる申込書を作成すること、ですね。
 ああ、「頒布物概要」に「やる気の表明文」を書くのは書類不備ですよ(笑) これホントにあるらしいんですが。
 「こんな本を作りたいんだ」と具体的に書くことによって、やる気の表明に代えましょう。

 また、当選するためにもですが、当選後、周辺サークルに迷惑をかける可能性を低下させるためにも、「18禁」「男性向け」といった要素が含まれる場合は、必ず明記しましょう。
 東の「男性向け」エリアならともかく、「創作文芸」エリアにおいて、「18禁TS」というのは劇薬です。
 隠してこっそり参加して、性倒錯なんて欠片もない健全サークルの間にうっかり挟まってしまったら、周辺サークルにかなり不快な思いをさせる可能性があります。
 その辺は自覚しておきましょう。

・島作っちゃおうぜ島!

 ……というのは遠い夢にしても(爆)
 自分たちがどんなジャンルの本を出すのか明記しておく、というのにはちゃんとメリットもあります。
 上に書いたことの逆、同ジャンルのサークル同士が一箇所に集まれる、というやつです。
 実際に、C75ではうちのサークルと「ゆっこの不思議な部屋」さんが、C70では「城弾シアター」さんと「ゆっこの不思議な部屋」さんが、それぞれ隣になっていますからね。
 同ジャンルの人が隣にいるというのは、やはり安心しますし、「ついでに覗いていく人」が現れるなど、支援効果も期待できます。集まるサークルが多ければ、一般参加者の目にも留まりやすくなりますしね!
 今後は今まで以上に、TSサークルが集まってほしいものです。

・サークルカットでのアピールも忘れずに

 「頒布物概要」は準備会に向けたものですが、サークルカットは準備会と一般参加者、双方に向けたものです。
 こちらでも、「頒布物概要」と矛盾しないように、どんな本を出す気なのかをアピールしておかなくては大損です。
 特に、自分が活動しているジャンルの人間に気付いてもらえるサークルカットでなければ、まっっっったく意味がありません。
 「何かあります」とだけ書かれているサークルと、
 「男の子が女の子に変わっちゃう小説あります」と書かれているサークル。
 皆さんならどっちに行きたいと思うかは、言うまでもありませんねー?
 そういうことです。
 「自分はここにいるよ!」ということを、しっかり教えてください。
 表現の場です。隠してどうしますか。

・ついでにちょっと、申込内容について

 配置の話が出たので、もしかしたら気になってる人がいるかもしれない話。
 頒布物の「持込予定数」ってのがありますけど、『げんしけん』などに描かれていたとおり、あれは本当に目安です。現実味のある数字であれば、正確さを求められる部分ではありません。
 ついでに言うと、あそこに大量の部数を書けば、壁配置になるってもんでもないと思います。
 うちのサークルは初参加でいきなり壁配置になりましたが、「持込予定数」で「500部」とか「1000部」とか吹いたわけじゃあありません。
 ていうか、実際の持込数である「200(+予備)部」と書いたわけですらありませんでした。
 それどころか、実際に書いた数字は、桁が……。

 というわけで、あの時の配置は、所謂「隔離措置」だったんじゃないかと思います。
 まあ宣伝には活用させていただきましたが(^^)
posted by nekome at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 同人誌を作ろう!
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