2009年01月07日

『フダンシズム−腐男子主義−』3巻

 小説どころか漫画が積んである状況は、早急になんとかした方が良いと思うんだ、うん(汗)
 
 もりしげ『フダンシズム−腐男子主義−』3巻(ヤングガンガンコミックス)

 今年に入ってようやく読了ー。
 ああ、やっぱ面白いわコレ〜。ちょっとテンポというか、空気にクセのある作品ですけど、慣れるとそこが好きになるんです。

 3巻は夏コミならぬ「夏コマ」を巡るお話がメイン。
 数(あまた)君もとうとう、股間の際どい「ウズメちゃん」コスを着ることになります。
 いや、問題なのはパッドで誤魔化せてることになっている股間ではなく、身体のラインがばっちり出てることだと思うんですがっ!
 肩とか腰周りとかさ。何故バレない。
 まあ、その辺はコミック力場でも働いているんだと思って、ツッコまないでおくべきですかね(^^;

 目を引くのは衣装の大胆さだけでなく、顔の可愛さもですね。
 この作品は他の女装少年漫画に比べて、あまり主人公の可愛さを前面に押し出していないと思っていたのですが、夏コマのお話では、今までになくその容姿が強調されていた気がします。輝いてますよ。
 売り子をやっている時なんて、素で可愛らしい表情を浮かべていると思います。数君は、人と接する時にあまりキャラを作っている様子がないので、より可愛く感じますね。
 ……いや、松本部長と話している時なんかは、もっと乙女度が高いように見えますねえ。言動といい表情といい。
 でもあれ素でやってるんですよね。なんて罪作りな子だ(笑)

 今回は色んなキャラがコスプレを披露してくれるのですが、一番印象に残ったのは、なんといっても数君の「アマノウズメ」――
 ではなく
 松本部長の「みこと」と清川君の「てんてる」ですよ
 まさに、「なんたる2.5次元」。この二人がこれほどのスペックを秘めていようとは……!
 そりゃ女の子たちもキャーキャー言いますよ。
 そしてキヨ×マツ確定、と。

 オタク方面のみならず、恋愛方面でも大きな動きを予感させるこの巻。
 今までまったりムードだったのが、ここに来てまさかの新キャラ一挙投入です。

 まずはメインヒロインを食ってしまいそうなぐらいの正統派美少女、東峰さん。
 (いや、モブ的なキャラとしてなら、1巻から登場してたんですけどね)
 誰よりも早く数の「おま☆てん」グッズに気付き、彼がオタクなのだと思い込んでショックを受けつつも、近づこうと頑張ります。
 完全に一般人なので、茨の道ですねえ……。案の定空回りしてますけど、いい娘です。
 ん? でも立場は数君と一緒なんですねえ、それ。

 もう一人は、数のクラスの委員長にして、気合の入った男装コスプレイヤー、六徳カナエさん。
 この娘は実に難儀な人です。
 普段着は黒ゴスなんですが、本人の理想は「少年の身体でゴシックロリータの装いを楽しむ」ことなんだとか(その関係で、「アマネ」を神聖視)。
 ……わたしより難儀じゃないかそのメンタル(汗)
 ちなみに、コスプレ時はなんとか押さえつけて隠してますが、かなりの巨乳。本人の理想とは大きくかけ離れていることになるので、悩みの種のようです。
 もう身体交換しましょうよ。
 そうすればお互い幸せになれますよ。
 ただしその場合、契約完了まで「わたしはゴスロリ衣装の似合う美少年ではない」ということは伏せておく方向でー(爆)
 かなり痩せてはいますけどさ。


 ともかく。
 相変わらず数君の本質がオタクではないことに不安を抱きつつも、次巻の展開が実に楽しみなのでありました。
posted by nekome at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 女装関連
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