野々村秀樹・宮塢さなえ『邪魂狩り』(少年マガジン・コミックス)
完結したのが1995年なんで、この記事に情報としての価値はあまりないでしょうな〜。
当然、古本でしか手に入りません。
しかし、これは記録せざるを得ない……!
とっくの昔に情報が出回っていたこの漫画を、今更手に取った切っ掛けは「いけさんフロムFR」の性転換コミック特集。そのCASE−649で紹介されていたイラストが、思いっきりツボに来たのです(^^
リンク先にも書かれていますが、4巻(第7話)に登場する少女、藤岡このみが、事故死した3人の囚人の霊に憑依されます。
(以降、さらなるネタバレ有り)
憑依されてすぐには何も起きないのですが、更衣室で同級生に突き飛ばされ、頭を打った拍子に豹変。相手の女子を半殺しにしてしまいます。
さらに、本人の意識がある状態で身体を操られ、強盗までやらされる羽目に。
その後、悪霊の一体が、恨みを抱いている男を発見。このみの身体で誘惑して、ホテルに連れ込み……。
このみは普段、ぽわーっとした表情しか見せない娘なのですが、操られている間は雰囲気が激変。
邪悪な笑みを浮かべながら、喜々として暴力を振るったり、淫らに迫ったりするする様子は憑依好きにはたまりません!! 素晴らしきギャップ!
しかも体つきがエロいのです。この漫画、というか野々村さん描く女性キャラは皆そうですけど(爆)
あ、主人公たちによって悪霊が退治された後は、彼女が起こさせられてしまった事件もきちんとフォローされます。その辺が心配だと楽しめない人も安心です。
まあ、悲惨な展開に興奮する人間もいるわけですけど……流石に大手少年漫画誌で『カラミティナイト』ばりの展開は見せられませんよね(^^;
ううん、わたしだったらあんな派手なことはやらず、主人公たちに悟られないよう、じっくりたっぷり楽しみたいですねえ。せっかくあんなに可愛い娘の身体なんですから。
『邪魂狩り』は全5巻で、他の巻にもTSではないながらも憑依展開があると聞いて、全巻セットで購入しました。
この判断は当たりでしたね……!
2巻ラストにおいて、主人公たちの友人の一人、高山南が「エクトプラズム(魂だと思えば良いかと)」を敵に洗脳され、3巻で凶行に走ります。
南はいわゆる「クラスのアイドル」的な美少女で、普段の表情もおとなしめなもの。
しかし、洗脳下においては敵意の篭った鋭い眼差しを見せ、その魅惑的な肉体も駆使しつつ、主人公を殺さんと迫ります。
こちらも表情のギャップがたまらないっ!
他にも小ネタはいくつかあるんですが、やはり、南とこのみが最高ですねえ。
成年誌ではないだけに、エロ本番こそありませんが、実に妄想が膨らむイラストの数々でしたよ。妄想を催しすぎて、かえって欲求不満にならんこともないですがなっ!
それにしても、洗脳下の思考ってどうなってるんでしょう。
洗脳した人間の分身のようになっているが、南の記憶も引き出せるので演技している状態なのか。それとも、洗脳者に忠誠を誓っているような状態(価値観の書き換え)なのか。
特に考えずに描かれているのかもしれませんが、気になります。
どういう操られ方なのか、その思考の状態によって、また萌え方が変わってくるのですよ!(笑)
2008年10月19日
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いや〜いいですねぇ!
あんな可愛い娘で誘われたいっ(^q^)
自分も古本屋などで探してみます^^
おお、チェックしていただえけましたか(^^
いやあ、こんなにそそる作品が埋もれているとは思いませんでしたよ。
アマゾン経由であれば、全巻セット商品も簡単に手に入りますよっ。