2008年09月27日

『ブロッケンブラッドV』

 塩野干支郎次『ブロッケンブラッドV』(YKコミックス)

 豊富な衣装と、やり過ぎなくらいのパロディ詰め込みが嬉しい、女装魔法少女漫画(という括りで良いのかコレ)の3巻が発売!
 男の娘だらけで華のある表紙が、購入意欲を刺激します(^^
 うん、1巻は表紙で損してたと思いますけど、2巻から良くなりましたねえ。
 既にシーズンWの連載も確定しているようで、めでたいですな。

 各方面に喧嘩売りまくりなパロディは3巻でも健在。
 今回はもっぱらマスコミを集中的にネタにしてますが……
 「キャラの立ちまくったスポーツ一家をさも天下を取る運命にあるかのように演出して視聴率をボロ稼ぎするという、わたしの計画がだいなしだ!」
 とか、某司会者とか某キャスターとか、大丈夫なのか(汗)
 2巻の「ミキ太くん」も滝汗ものでしたけど。

 さて女装少年分。今回の嬉しいサプライズは、やはり「ホーエンツォレルン楓」ちゃんの登場(笑)ですよ!
 ふわりとしたロングヘアーとガウンが実に良く合ってます。
 眼鏡っ娘に萌えることはないと思っていたんですが……
 あ、中身が男の子だからか?(爆)
 すいません、眼鏡っ娘属性はないんですが、眼鏡男子には萌えるんです。腐っててすいません。

 すっかりコメントを後回しにしてしまったノイシュヴァンシュタイン桜子ちゃんですが、ちゃんと可愛らしい姿を見せてくれていますよ。
 涙を浮かべ、身体を震わせながら羞恥に耐える表情がたまらないですね<外道
 最も目を引かれたのはカラーページのフィギュアスケート衣装。あと、低露出度好きな自分でも、水着撮影シーンでは唾を飲み込みました。
 なんだあの腰周りのエロさ。明日香の鼻血も納得ですよ。そして、なんでキミはおへそが見事な縦長になっているのか。

 それにしても、毎度毎度きわどい衣装を着ていて、本人も股間の状態を心配しているというのに、何故バレないのか!
 あれか、これが「絶対アイドル」の力ということか(違)

 親しみの持てない名前の警視庁マスコット・アイドルグループのお話では、健一が思いもよらぬ一人二役をこなす羽目に。
 男の状態と女の状態を短時間に行ったり来たりして、両方の人間関係を同時にこなすというのは、コメディでは珍しくないでしょうけど……女装状態Aと女装状態Bを両方こなす、というのは初めて見る気がしますよ。なんて苦労人なんだ健ちゃん。
 あまりに連続する早着替えに、そのうち「カフェがクラウザ〜〜」な状態になってしまわないかと心配したものです。いや、どっちもアイドルキャラなんで深刻な状況にはならないかもしれないけど。

 いかん、コメントしたい箇所が多すぎて、こなし切れない……!
 もっと詳しく『ブロッケンブラッドV』の内容を知りたい人は、yahiro1さんの「ゼロ・マイナス5分」を見るといいよ!
 見事な感想です。特に3人目の女装少年、深野としおくんへのコメント「好きなものと同一化したいと願うのは、男子なら自然なこと。悪びれる必要は無いぞ。しかしその罪悪感・背徳感が快感になってくるから捨て難い。」とか「健一くんより、現実を頑として受け入れない二人のほうが愛のステージが高いかもしれない」とか。
 うん、実に深い、というか濃い(^^

 あ、3巻最大の萌え台詞は、としおくんの「ずれた!」ということでー<マテ
posted by nekome at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 女装関連
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