ヤングガンガンにてもりしげさんが描かれている女装モノ漫画。
主人公である14歳の少年、宮野数(あまた)は、風邪で倒れた姉の代わりに女性向け同人イベントに引っ張り込まれ、女装させられたうえで売り子をやらされてしまいます。
そこで出会い、言葉を交わしたのが、憧れのクラスメイトである小西望。
恥ずかしい姿を見られてしまった……と思ったのですが、次の日学校で会っても天然でスルー。同一人物だと気付かれていない、というより視界にすら入っていない様子。
彼女とお近づきになるため、数は再び女装して同人イベントに望むのですが――というお話。
独特な間と絵柄ゆえに、ちょっと人を選ぶかもしれませんが、わたしは結構気に入っています。どこが好きなのかは説明しにくいのですが……なんでだろう、とにかく好きなことは確かなんですよ(^^;
読者が女装キャラの美しさに幻惑される……というタイプではありませんね。可愛いとは思うんですけど。
恥らう主人公を見て萌える……というわけでもない。恥ずかしいという感覚はあるようなのですが、目的のためにスパッと割り切ってしまうところがあるため、女装絡みの動揺は少ないように感じられるんですよね。
女装キャラに振り回される周囲の人間を見て楽しむ……というのとも違うかも。まあ、最近は松本部長がツンデレってますけど(笑) グッズ選びのアドバイスでは株上げましたしねえ。
あえて挙げるのならば、数君の「わかってなさ」が可愛いのかもしれません。
オタク的な思考にはまったく波長が合わないようで、腐女子講義を受けても理解できませんし、それらしく振る舞おうとしては空振っています。この、他のキャラとのズレっぷり、天然っぷりがなんだか可愛いのです。
グッズを買い漁っている姿なんかは、成りたてのオタクみたいで微笑ましいものがありました(^^
けれど、その行為の根本に、作品に対する愛はないんですよねー。その矛盾はさ、いつか君をころ(殴)
――失礼しました。
それでも2巻では、表面的ながらも腐トークができる程度には馴染んでるんですよね。
しかも、女装の完成度を上げるためとはいえ、まさかあのパッドまで身につけるとはっ……!
「エリザベス名古屋店」で売ってるような、あのパッドまでっ……!
(そりゃあモザイクもかかる……)
同人誌の資料のために、女装状態で色んな姿勢(というか体位)の写真を撮られたりもしていますし……数君、大丈夫か(^^;
3巻ではどこまで進行してしまうのか、楽しみなところです。
毎回挿入される「姐さん講座」も、最近は結構楽しみにしています。「まずはこれを見てよ」というお馴染みの台詞を見ると安心するというか。
「女体化」の説明が途中で逸れてしまったっぽいのが残念ですがー。
……まあ、「やっぱ“穴”が欲しいじゃん」みたいな生々しい会話を載せるわけにもいかんでしょうが(爆)
ちなみに、わたしは「腐海」にも躊躇わずに足を踏み入れます。
だって、Charaコミックスには『カルバニア物語』が。いち*ラキコミックスには『SILVER DIAMOND』という傑作があるんですよっ!
あ、どっちもTSではないです。カルバニアには異性装なら出てきますけど。
TSなら、『能瀬くんは大迷惑!! Jr編』がCharaコミックスでしたね。これはアニメイト名古屋店の腐海(2階)に行かなければ揃えられませんでした。
2008年08月06日
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