プレイしたことこそないものの、TRPG『ナイトウィザード』はリプレイ『紅き月の巫女』から追いかけているのです。ナイトウィザードファンというか、きくたけファンなわけですが(笑)
その漫画が読めるだけでも嬉しいのに、それが該当作ときたら、そりゃーもう歓声モノですとも。
(TS抜きで、「ナイトウィザードのコミック」として見た場合、戦闘時の行動が「すべてルール上で説明できる」というのは実に面白いと思いましたね)
で、今回買ったのは2巻なのですが、一応基礎的な話なんかも。
この世界を守る「常識」の壁、世界結界。
その結果を越えて裏界から現れ、人々を襲う侵魔(エミュレイター)。
常識外の力=「魔法」を用いてエミュレイターと戦う「ウィザード」。
主人公の藤原竜之介は、そのウィザードの一種である「龍使い」(武闘家のようなもの)であり、流派の開祖が女神であることから、その“気”を使うと身体が女性化してしまいます。
「美少女に変身して戦う秘密のヒーロー(ヒロイン?)」って……なんですか?!その「憧れろ」と言わんばかりの存在!
しかも、主人公は未熟なため、心臓がドキドキしただけでも女になってしまうという不安定ぶり。
1巻では、「夢の内容に動揺して、寝起きで女体化」という素敵な姿を拝ませてくれました(^^
学園内で女になっている時は、目立つのを避けるためか女子制服に着替えているのですが、校則通りにオーバーニーソックスまで穿いている、その律儀さに拍手。実は結構楽しんでるんじゃないのか?
ちなみに、(NWファンには説明不要ですし、2巻本編には描かれていますが)女物の着替え用は「月衣(カグヤ)」という個人結界に収納されており、嵩にも重さにも、人目にさえ悩まされることはありません。普通は武装とか炊飯器とかを収納するのに使うんですが、まさかこの結界の設定が「TSする主人公」を助けることになるとは……きくたけさんも思いもよらなかったでしょうなあ(笑)
というか、わたしだって思いもよらなかったですわ。
以降、2巻ネタバレ注意。
さて2巻の竜之介ですが、今度は水着姿を披露ですよ! ワンピースタイプというのがまた、ポイント高いです。ええ、下手にビキニなんぞ着るよりも、優美なラインを印象付けられるというもの。<個人的価値観
しかも話の途中で男に戻れなくなり、私服姿も見せてくれるのですが、これがタートルネックのセーターにロングスカートという組み合わせ。レギンスこそ好みではありませんが……なんと可憐な!
そうです、露出度が低いのは正義!
はぁはぁ。……すいません、取り乱しました(^^;
しかも2巻では竜之介の変身のみならず、生徒会長高倉幹弥に取り憑いていた仮面が、珠美の身体を乗っ取ってしまうという展開まで!
『ロードス島戦記』でカーラのサークレットに興奮した人間としては、拍手喝采ものの展開です。
さらに、身体を人質にしていることを示すため、乗っ取った少女の頬に傷をつけるという行動まで! まで!
ここここういう絵が好きなんですよ〜〜っ。
そしてじーさん!!
「ここで見せ場を奪っちゃ 若い連中の立つ瀬がないだろう?」って、じーさん!
もう充分見せ場奪ってますから!
その姿は反則ですから!
ウィ、ウィザードとはいえ、なんて常識外れな血族なんだ……。羨ましすぎるじゃないかあああ。
書き終わってみると、なんだかやたらと「!」が目に付く感想になってますね(^^;
主人公が女体化そのものを嫌がってないし、TSモノとしてのインパクトはさほど強くないと思うのですが……どうも、ことごとくわたしのツボを突いていたようです。
2008年07月30日
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