2008年06月18日

『ぷりんせす・そーど!@ 戦うサツキとプリンセス』

『うらにわのかみさま』の例もあるし、神野オキナさんはやはり我々の味方なのかもしれない(笑)
『ぷりんせす・そーど!@ 戦うサツキとプリンセス』(GA文庫)はTSと女装の両方がありました。

異世界から現れた姫様と女騎士の勘違いから「戦神騎士」に選ばれてしまった、主人公の南天五月。
女騎士――武騎人(スウォーダーズ)であるジリオラと契約させられた彼の肉体は女の子に変化。ジリオラの身体は剣と鎧に変化して装着され、一心同体の状態で「敵」と戦うことになります。

女体化の理由は簡潔に言うと「最適化されたから」。
ここまで読んだ時は、序盤の『けんぷファー』同様に「そういうものだから」女にされたのかと思ったんですよね。ところが、実は「女であること」が「最適」である理由があったのですよ。
理不尽に変化させられてしまうのも、それはそれで好きなんですけど、この作品のようにきちんと必然性があって、しかもそれが物語の展開に深く組み込まれているというのも面白いですねえ。
そうそう、最初に五月が女と間違われたのにしても、「学祭で女装させられていたから」なんですよね。なんと用意のいい(笑)
(実際には、それプラスαの理由があるんですけど)
しかも、五月を女体化させた「性転換魔法」にはペナルティがあって、「被術者の同性他者による認識が十人を超えた場合、性別は転換された状態で固定されてしまう」というのです。簡単に言うと「男10人にバレたら女のままに!」というわけです。ハラハラする展開を期待してしまう設定ですね(^^
タイトルやあとがきからすると、シリーズ化確定っぽい雰囲気がありますし、戦闘時用に色んな女物の衣装が出てきそう。ということで、なかなか楽しみなものがあります。

ただし、今のところ、女体化はあくまで「戦闘のため」という位置付けになっています。
そのため、「女の状態で他人と接してドキドキ」な展開にはなりにくそうなんですよね。おそらく、今巻を読んでもTS要素は薄く感じられると思います。むしろ女装の方が目立ってるかも。
今後どうなるかはわかりませんけどね〜。

まあわたし自身は、戦闘もなかなか熱いし、異世界人との交流の描写も面白い、ということで、TS要素が薄くても買い続けていくだろうと思っています。
皮袋入りの金貨を渡されても動じない爺さんは大物だ……(笑)

一番印象に残った台詞は、五月を女装美少年に仕立て上げようと企むクラスメイト、笈也雅の
「本物じゃない女装だからこそ意味があるの! 本物になっちゃったらジャンルが違うほうへ……もがががむぐごごご」
というやつでしょうか(爆)
いやあなんというか……これはどちらの立場で考えたとしても、うん、わかってらっしゃる(^^
posted by nekome at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想・小説・TS
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