富士見ファンタジア文庫から今月発売された、竹岡葉月さんの『SH@PPLE−しゃっぷる−@』。帯に「ファンタジア文庫初!? ♂♀の入れ替わりラブコメスタート」なんて書いてあるもんですから、すわ精神の(肉体の、と言っても良いんですけど)入れ替わりモノかっ?!と思ったんですが、実際の内容は双子の女装&男装による学校交換。異性装モノでした。
……これ、「入れ替わり」って銘打って売るべきなんですかねえ。
「看板に偽りアリ」とまでは言えなくても、かなり紛らわしい気はします。
読み始めればすぐに異性装だとわかりますけど、表紙折り返しの、女装という言葉が書かれた「本当の」あらすじさえ嘘あらすじで隠されてるのはちょっとどうかなあ、と。勘違いして買ってしまった人はいないのでしょうか。
素直に女装&男装であることを表に出して売ってくれれば、別に文句はなかったんですが。
あ、作中で登場人物たちが「入れ替わり」という表現を使っていることには文句ありませんよー。引っ掛かってるのは、出版社がそういうラベリングをしてしまったことですから。変則的とはいえ、富士見ミステリー文庫からは『ぼくのご主人様!?』という入れ替わりモノが出ているのになあ。
小説の内容自体は、普通に面白かったです。
「制服の下にはシュミーズ着用」はかなりポイント高かったですしね(笑)
ええ、イラストまであるので実に強力。
以降、女装であることそのものの描写はさほど濃くはないのですが、擬似百合状態の発生とか、近づけそうで近づけないもどかしさなんかは、読んでいてニヤリとできますね。
双子が共に天然の人たらしで、立場交換によって人間関係に変化が生じているあたりなんかも、良く描けていたと思いますし。
ちょっと終盤駆け足でしたが、青春モノ&ラブコメとしては、充分に楽しめました。
2008年03月25日
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もちろん書き手が悪いのではありませんが。
いろいろな小説を読んでいらっしゃるようですね。
私もラノベは比較的読む方ですが、何か他にも、『これは読んどけ!』って本はありませんか?
最近良質の文庫が少なくなっている気がして、なかなか探すのも大変です。
私は『デルフィニア戦記』をオススメしますね。
通常の大きさの文庫本ではなく、ちょっと大きめの本です。
著者は茅田砂胡さん、発行所は中央公論新社ってところです。
今まで読んだ中では1番面白かったのがこのシリーズです。
そうなんですよね、書き手ではなく、編集部の認識不足が問題だと思います。
おそらく意図的に「女装」を隠したわけではないと思うのですが、無意識にやっているのなら、それはそれで褒められたものではないと思うのです。
「ファンタジア文庫初!?」と書かれていることからして、去年から続くTSブームを意識して出版したのでしょう。しかし、もし『SH@PPLE』の「入れ替わり」を『AKUMAで少女』等の入れ替わりと同一視しているのだとしたら、出版に携わる者としては不勉強であると言わざるを得ません。
また、購入者に対する正確な情報の提示が出来ていないという点でも、失策と言えるでしょう。わたしのように「TS・異性装どちらもOK」という人間がいる一方で、どちらかしか受け付けないという人も少なくないでしょうし。
あとわたしとしては、勝手に「どうせTSの一部だろ」と引き込んでしまうのは、今まで女装少年一本で活動してきた人たちに申し訳ないという気持ちもあったりします。
T.Jさんも相当お読みになられているようですねえ。わたしはもっぱらラノベでして……というか、ラノベを読んでいると他のものに手を出す暇がないという(^^;
最近ハマっているのは、主にファミ通文庫で執筆されている佐々原史緒さんの作品ですね。キャラが良く立っていて、シリアスとコメディのバランスが秀逸なのです。最新作の女子ラクロス・スポ根小説『暴風ガールズファイト』は特に傑作です!
現実的に可能な事象と不可能に近い事象を混同されては困りますな。
この線引きは重要だと私は思うのですが。
ツァラ段、1巻の読破が終わりました。
うわ、モロにバベルの塔だとか神だとか…。
人間の欲望の象徴としてのバベルっていう設定まで一緒だし…。
けれど誓って言いますが、私はこの小説の事は知りませんでした。
…知っていたら書かないッスよ、こんなのやべぇって!
でもコレは面白いですわ。
特に前半の11人と人形のパズル、その時の心理描写とか鳥肌もの!
うう、2巻見に行ったら売ってないし!
ファミ通、佐々原史緒さんの暴風ガールズファイトですな!?
チャキーン、記憶しました。
近いうちに必ず読む事でしょう。
うおっと、そういえばあっちも1巻は「バベル」でしたね。そこは全然気にしてませんでした(^^;
2巻も面白いですよ〜。実際にそのゲームをやるならどんな戦術で挑むべきか、とか考えちゃいますしね。
前作の『扉の外』だと、ゲーム要素に加えて集団心理の描写も真に迫ってますぜ。