2011年01月20日

脳移植? いや、脳接続!?『フランケン・ふらん』6巻 Ep.43

 基本的に、『フランケン・ふらん』はそのブラック具合が好きで読んでいるものですし、異形は多いしハラワタもしょっちゅうぶち撒けられているような作品なので、萌えられるTSエピソードってのは期待してなかったんですよね。

 ところがぎっちょん!
 本日発売の6巻に思わぬTSエピソードが収録されていました。
 サブタイトルは「TWENTY FOUR」

 多額の借金を抱える中年男性・久世明がふらんに頼み込んだのは脳移植。
 十歳になる彼の姪・久世詩音は祖父と父親から莫大な遺産を受け継いでおり、明は彼女に成り替わることでその財産を手に入れようと企んでいた。
 ふらんは乗り気ではなかったものの、明と詩音が一緒に交通事故に遭って重体となったことで、結局ふらんが手術をすることに。

 明の身体は使い物にならないが脳は無事、詩音の身体はなんとかなるが脳の損傷は大きい。
 となると脳移植来たかーーーーっ!?と思うわけですが……いやこれ、詩音の姿で目を覚ました明もそう思うわけですが、実際にはもうひと捻り。
 明の脳は詩音の頭蓋には収まらず、かつ詩音の同意もないというわけで、詩音が抱いているクマのヌイグルミの中に明の脳が収まっているのです。神経は直接ケーブルで脊髄に繋がっています。
 
 これは……脳移植じゃないし、脳接続? 脳連結は前にもありましたが、どちらにせよケースが少なすぎてジャンル名ありませんな(^^;
 しかし実に『フランケン・ふらん』らしい。

 とまあ、かなり特異な状態ではあるものの、愛らしい十歳の少女の肉体を中年男性が動かしているのは確かなわけでして、言動のギャップとか本人に成りきる愉快さなどはちゃんと味わえます。
 また、しばらくすると詩音の意識が戻り、精神同居に近い状態に。
 その後の展開は……まあ伏せておくということで


 この漫画で、ビジュアル的に美味しいTSシチュエーションが描かれるというのが驚きでしたわー(^^;
 あ、他の話は相変わらずフリークスやら内臓やらゴキブリやらが大量に出てくるんで、そういうのを楽しめる人が買った方が良いです、ええ。

2011年01月14日

ぬるむさんが商業誌デビュー!

 既に掲載誌をお読みになった方も多いと思いますが、
 ぬるむさんがついに商業誌デビュー
 
先日発売された『COMIC 天魔』2月号で「痴女派デジタル 前編」を描かれています。

 いやー、商業の仕事に取り掛かられているであろうことは察していましたけれど、沈黙も長かったのでちょっと心配しておりました。無事デビューされて良かったです!
 ぬるむさん自身もサイトで説明されているようにTSモノではありませんが、続きもまだ2編あるようですし、買って応援しましょう! 来月号には載らないみたいですので、再来月以降かな……?



 忙しくなった時期等を考えると、『Teiresias vol.02』に描いていただけたのはホント良いタイミングだったなあ……。あの時はお世話になりました。わりと余裕のないスケジュールにハイクオリティな作品で応じていただけましたし。
posted by nekome at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | TS雑談

2011年01月12日

『コミックアンリアル』vol.29はTS祭状態!

 本日発売の『コミックアンリアル』vol.29はTS率高かったですな!

 一番の見所は狼亮輔さんの「習志野△」でしょうか。
 憑依TSはTSキャラがエロに対して能動的なのが主流なんですが、これは受動的でも面白いタイプの憑依モノ。
 惚れた女の子がことごとくイケメン・習志野晃一と付き合ってしまうため振られてばかりの主人公。この日も憧れの女の子・睦月に同じ理由で振られてイライラしていたところ、転んで重体になり、幽体離脱してしまう。
 「幽体離脱してるんなら、習志野に憑依して睦月ちゃんを好きにできるのでは?」と考えた主人公はだが、誤って睦月の方に憑依してしまう。
 何も知らない習志野はいつものように睦月とセックスしようとして……。
 
 「女の子を犯すために憑依を使おうとした男」が「女の子として犯される側になってしまう」という意図と結果の逆転が起こっているので、受け身の憑依TSでも楽しめるんですよね。
 男らしいキャラが女に変身したうえで性的に屈服させられるのが面白いのと同じで、ギャップが大きいと。
 強く抵抗するところから堕ちてしまうところまで丁寧に描かれているのも素晴らしいと思います!

 オオハシタカユキさんの「パラふり」も相変わらずの特シチュシリーズ。
 今回は教室内が「男が超能力を使い女を虐げている世界」に変わってしまったうえで司が女になってしまい、超能力で操られて公開オナニー→乱交へ。
 被支配被虐シチュが好きな人はたいへん楽しめるんじゃないかと。
 本心はちゃんと嫌がってるのに、無理矢理エロい台詞言わされちゃうのは興奮しますね!

 素晴らしい単行本が出たばかりの砕骨子さんも「ありすinわんだーらんど」で誌面に復活!
 「もっとイカレた世界になればなあ」と現実逃避していた受験生の少年・有栖が妙な薬を飲んで女の子に変身。妙な連中に犯されてしまいます。
 アリスと聞くと、以前サイトの方で公開されていた作品を思い出しますねー。

 巻末のインタビューコーナーにも砕骨子さんが登場されているので必読ですよ。
「エロスの神様は非常に懐が深いと感じましたので、「俺以外誰が得をするんだ」と思ってもとにかく発表してみるのが良いと思います!」
 に全力で同意!
 そうです。喜んでくれる誰かがきっといます!
 あと「男女両方のダブルTSモノ」は是非読みたいです。その際、前後編に収まらないようならば前中後編使ってでもじっくり描いていただきたいのでよろしくお願いします編集さん!


 おっと、既に見せ場が別のフェイズに移っているので書き忘れるところでしたが、エレクトさわるさんの『PANDRA―白き欲望 黒の希望―』も憑依状態が続いてるんですよね。女の快感を味わう展開にこそならなかったものの、レイリィのギャップが大きくて非常に楽しませてもらっております。人工的に作ったとはいえ娘のような立場の少女を乗っ取っているわけで……興奮せずにはいられません。
 そうでなくともこのシリーズは洗脳や触手など好みの要素が多く、かつ作画も素晴らしく作劇的にも過去作品の数段上を行くものになっているので、どんな結末になるのか楽しみですよ。2巻も絶対買います!

2011年01月01日

謹賀新年&冬コミお疲れ様でした

 あけましておめでとうございます!
 今年もよろしくお願いします。

 昨年はたくさんの応援、ありがとうございました!
 今はちょっとブログも創作活動も停滞気味ですが、いずれ何とかしたいとは思っております。その時はまた、お付き合いいただければと。

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 年賀イラストはHIROさんにいただきました。いつもありがとうございます!
 くう〜っ、バニーガールにもレースクイーンにもなってみたいっ!
 うちの同人誌に毎回挿絵をつけてくださったHIROさんは、普段DIDというジャンルで精力的に同人作品を発表されています。興味がある方はDLsiteの方にもお立ち寄りくださいませ。



 さて、宣言していたとおり昨年の年末は30日の夜中まで地元に拘束されていたため、冬コミへのサークル参加を断念いたしました。なんとか31日は空いていたので、初めての日帰り参加ということに。完全一般参加だけってのも久しぶりです。
 寝不足気味ということもあって体調が万全とはいえず、東の混雑に絡め取られたことで時間と体力をごっそり消耗。色々と諦めねばなりませんでした……。

 それでもTS関連など自分にとっての重要どころはなんとか回れたかな?

 最初に立ち寄ったサークル「発条式眼鏡」、フカミオトハさん(pixiv)のオリジナル憑依TS漫画は表情のギャップが素晴らしいですね!
 そして何より、まえがきで語られている憑依へのこだわりが熱い! 全力で同意しますともさ!
 しかも経口憑依ですよ奥さん、じゃなくてkさん!

 サークル「yappyfire」、姫宮怜理さん(pixiv)の『紅白黒色−モノクロカラーズ−』はオリジナル変身TS漫画。
 いやーあんな風にそそる格好して親友からかってみたいですねそりゃニヤケずにはいられないでしょうね。
 挑発しすぎて押し倒されちゃったりとか経験してみたいですね!

 幾夜大黒堂さんの『境目のない世界8.52』は再選択クラスの授業風景中盤戦。
 やっぱり女→男の方が元異性の快感を楽にすぐ感じられるようになるんでしょうね。
 ところで、連載ではあまり描かれてなかったと思いますけど、魚住くんの体って……僅かながら変化してますよね? 時期的にホルモンは使ってるはずですし。
 連載のエンドはああいう形でしたけど、単行本化の暁には魚住くんがどういう思いを持ってあのクラスに進んだのかも読みたいところです。
 というわけで単行本の話進めちゃってくださいよ辰巳出版さん!

 キョン♀はほとんど寝てるしサイトで読んでるけど、俊さんの『-涼宮ハルヒ漫画- 涼宮ハルヒ キョンのTea of Sagittarius BREAKFAST』は読み返しても面白かった。
 まさか原作のあの台詞が伏線だったとは……!(違)
 辻褄合わせでこんだけ描けりゃすげーですって。シリアスパートで「鳥肌立ちました」とか言うと変なプレッシャーかけちゃうかもしれませんが(^^;
 あとオマケ漫画のブラに関する遣り取りに噴いた。


 買ったTSモノは他にもありますが、ひとまずここまで。
 時間以上に体力的な余裕がなくてお話できなかった方も多いのですが、今まで知らなかったTS作家さんとお会いできたのは良い収穫でした。
 ただ、サークル参加してないだけならまだしも、人に会った時に渡す本がないってのは落ち着かんもんですね(汗)
 個人コピー誌含めればここんとこ5連続で作って渡してたわけですし……。
 
 さあーて今年は結構忙しくなるんですけど……その隙間で何かできるかなあ。
posted by nekome at 20:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
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